★5 | ルイ・マルは、こっち。作家の自意識でなく、見るものの自意識を開かされる。 (ALPACA) | [投票(2)] |
★5 | 受ける傷心は準備されて与えられた訳ではない。邪悪な邪心は凶暴さゆえ心を貪るのは容易い事。空の覚悟の寂しさをこの映画を見て痛感した。死刑台のエレベーターも好きだけど、鬼火の方は訴えテーマが鋭く深々考えさせられ執着感に捕らわれそうでした。 (かっきー) | [投票] |
★5 | 20歳ごろ見たときは弱弱しい一人の孤独な男の数日のスケッチと思ったが、最近見てみると、自意識過剰な男の能動的な死に方に大分印象が違っている事に気付く。これは年齢のなせる業か、、、。 (セント) | [投票(2)] |
★3 | 気まぐれに燃えたり、気まぐれに燃えなかったり‥‥‥「熱さ」という本質的な属性さえ放擲して、不精らしくちろちろと冷たい‥‥‥それでいて干渉されるのが大嫌いな気難しい生き物、それが鬼火。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★5 | 強固なまでに内省的で文学臭ふんぷんたる出来だが、惚れ惚れするくらいに堂に入ってる。トーマス・マン「魔の山」めいたサナトリウムの似非会話の空疎。クロケのモノクロームの艶とサティの前衛。幾多の最高品質が融合した正真正銘の傑作。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 堕落した主人公アランの心を赤裸々に表現し、彼の不幸さが逆に共感を呼び、心を揺さぶられた。心に響く映画。 [review] (Keita) | [投票(4)] |
★3 | 堂々とした映画だが衝動は感じられない。ジスラン・クロケ撮影の冷徹なこと! (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 作家である男は、精神病院らしき所に入っている。女がいないと、淋しくて
生きていけないというヒモ野郎。男は、過去の女たちに会いに、パリに行く・・・。 [review] (Linus) | [投票(3)] |
★2 | 一面的な人生観しか持てない主人公の、最後の放言で明らかになるナルチシズムが無惨。取り囲むスノッブ連のなかでも一番馬鹿なのは主治医で、依存症患者を病院から放り出す当時の医療レベルが嘆かわしい。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★5 | 「凡庸」を闇雲に否定しても、「非凡」となる事は出来ない。「異常」になるだけだ。 [review] (uyo) | [投票(6)] |
★4 | 「僕は平凡になるのが怖いんだ―君は十年来平凡だよ」。腐ったプチブル青年の末路。別れを告げる友人のいるだけ仕合わせだ。 (鷂) | [投票(6)] |