★3 | ヒューストンはハンフリー・ボガートの「非情」を「饒舌」と「笑顔」で演出する。このボガートは不気味なほどよく笑う。他の登場人物は全員間抜け気味(一番の切れ者は不在のロシア人ケミドフだ)。女優には華が足りず、全篇にわたる室内劇の処理も甘い。しかし新人監督でもこれだけやれてしまうスタジオ力の安定感たるや。 (3819695) | [投票(3)] |
★3 | 「3つ数えろ」と比べると、マーロウよりもぎらついた感じがする分、余裕がない。それを良さと見る人もいるはず。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★3 | フィルム・ノワールの始祖。この映画からボガートがヒーロー側に回ったとされる映画。しかし私にはボガートが一番の悪玉に見える。シドニー・グリーンストリートやピーター・ローレが可哀相になって来る。演出に関して云えば、やっぱり処女作だなぁという印象。人物の動きのコントロールがイマイチ上手くいっていない。 (ゑぎ) | [投票(2)] |
★3 | 16世紀、マルタ騎士団、スペイン国王、黄金のマルタの鷹像と聞いて、どれだけ世界を股にかけた探偵の活躍かと思っていたら、話は九割五分、探偵の事務所とホテルだけで済んじゃってるよ、こりゃ。 [review] (青山実花) | [投票(4)] |
★3 | 状況を引っかきまわすボガードに手玉にとられるデブ紳士シドニーー・グリーンストリートとギョロ目ピーター・ローレ、威勢だけで思考力不足の若造エライシャ・クック・ジュニアらのリアクションが可笑しくイイ味だが、本来そうゆう映画ではないはず。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★4 | そもそもボギーは彫りが深いと言うよりもどっちかというとその顔は“しわ”と言っても良いし、描き方にも依るが、悪人顔っぽくもある。それが“渋さ”へと転換したのだから、皮肉な話でもあります。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★2 | つまりアレかい?ハードボイルドっつーのは「ワキが甘い男」って事なのかい? [review] (ボイス母) | [投票(2)] |
★4 | この余裕綽々ぶり。「お前の腹の底など、見透かしているぞ」という感じがいいよね。あるいは「いずれ見透かすぞ」か。 (G31) | [投票] |
★2 | すべてが台詞で説明される。一番嫌いな類いの映画。序盤、窓ガラスにディスプレイされた事務所(探偵)の名前の影を使った演出はなかなかよかったんだが…。ボギーの声はやっぱりいい。如何わしさと男気が同居しているような個性と存在感。 (緑雨) | [投票(1)] |
★4 | 垂れ目のファムファタールメアリー・アスターを斬って棄てるハードさがたまらない。鷹の彫像をめぐる彼是はさしたる面白味もないが3人の男たちのバラけたキャラ立ちもグリーンストリートの重みが楔となり際立つ。限定舞台の制約を吹き飛ばす男騒ぎ。 (けにろん) | [投票(1)] |