★5 | 現場主義者トニー・スコットの『大列車追跡』は前作と好対照を成す死角なしの活劇だ。『激突!』トラック(=恐竜)のように吠える暴走列車。鋼鉄運動の重量感と肉体労働の生身感が錆色がかった画調によく映え、物語の隙は脇役の顔の充実で埋める(いいねえリュー・テンプル)。最優秀演出はやっぱり穀物! (3819695) | [投票(3)] |
★3 | ノンストップ列車をだれが止めるのか、といったパニック映画でありますが、アメリカ映画らしく機関士の二人の人生エピソードもさらりと利かせ、まあうまくまとめた見世物映画とは言える。
[review] (セント) | [投票(5)] |
★3 | 意志もなく動く物が、まさに動物へと変貌し疾走し始める序盤から中盤の不気味さに心躍るも、実話がもとだなどと言ってしまったばかりに結末の選択肢は狭まり自らの首を絞める。止まらないものは止まらない!という居直りもまた、今どきの見世物の気分なのだが。
(ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★4 | ブレブレ映像にかえってCGでは醸成不能な緊迫感あり。簡素で力強い物語にいつの間にか引きずり込まれ、あとは手に汗握るばかりだった。 (G31) | [投票] |
★3 | 爆走する巨大貨物列車の重量や破壊力は存分に表現できているが、一段階上の「生命を持った悪意ある怪物」とまでは見えなかった。とはいえ退屈はしない。乗り物アクションとしては水準以上の出来。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | ここでの無人貨物列車は、思いの外「暴走」しているようには見えない。が、その適度な「速さ」、そして圧倒的な「質量」や想像をやや超える程度の「長さ」が、しっかりとその存在感を画面に植え付けている。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★3 | 優れた音響と細密なモンタージュによる『激突』アプローチで序盤では「怪物」として君臨していた重機関車だが、後半は当たり前の列車に成り下がっていく。実話の枷に縛られるのならTVの再現ドラマで充分。場当たり的展開を再構築する気も無さそう。 (けにろん) | [投票(4)] |