★3 | ボディ・ターゲット(1993/米) | J.C.ヴァンダム、名前はカッコいいが、顔が普通なので面白くとも何ともない。本作は、脚本のキレがなく眠たくなるが、撮影に見るべきものがある―遠近感が素晴らしい。私はR・アークェットのファンで彼女は二流(決めつけております)が、一生懸命なのが良い。 | [投票] |
★3 | 野火(1959/日) | 夏十の脚本はラストを変えている。1つのヒューマニズムの主張ともいえるが、物語の流れからみると、やはり原作の方が無理がないように思う。無理に脚本化(映画化)する必要もなかったとも思う。タイトル‘野火’の意味するものは、どちらにしても素晴らしい。 | [投票(1)] |
★4 | 荒鷲の翼(1956/米) | こんな夫婦もいると心を動かされた。‘愛し合っていても、一緒に暮らせない’或いは‘一緒に暮らさなくとも愛し合っている’という夫婦の形だ。J・フォード62歳。さすがに、そんな形の夫婦がじっくり描けている。 | [投票] |
★3 | SWAT(2003/米) | ホンド(S.L.J.)隊の隊員の内、ストリート(C.F.)とサンチェス(女)は別として後3人の区別がつかない。TJくらいはエピソードがいくつか欲しい。物語全体はスピード感があり小気味よい展開で、ラスト迄一気観だった。 | [投票] |
★2 | 沈黙の復讐(2010/米) | セガール、自分で脚本を書くのはいいが、いい女を自分にあてがい、自画自賛している。謙虚さがなく鼻につくので、−1点。 | [投票] |
★5 | 続・悪名(1961/日) | 朝吉のやくざの考察は前作以上に踏み込んで、面白い。そんな原作を具現化した脚本が良い―テンポのよい展開、しっかりしたセリフ。父娘共演の鴈治郎は渋い存在感。主題曲多用で私は大満足。他琴糸の別れ、貞の名場面、ここという時の宮川の撮影に+1点献上。 | [投票] |
★4 | オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014/米) | ギタイが凄い。余りにも速くてよく分からなかった。トム(52歳)が凄い。最初の臆病顔から段々と必死、血が体にたぎって来て「ヘルメットは?」「邪魔だ」と言った時の顔、そしてラストの顔と三態を見せてくれた。そのラストも決まっている。タイムループの良作。 | [投票] |
★4 | ニューヨーク1997(1981/米) | 思わせぶりな主題曲から始まり、思わせぶりな主人公登場。思わせぶりな事件が起こり、あっと驚く意表を突いた展開・・・と期待したが、何程の事もなく思わせぶりだけで終わってしまった。安手、陳腐、思い付きの演出とあきれ果てるB級映画だ。 | [投票] |
★3 | コンドル(1975/米) | 話自体は原作小説があり面白いが、原作の6日間(six days of the condor)を3日間に縮めた為か(?)少し分かり難くなった。C.ロバートソンをズバリ作戦部長役にすれば良かったのでは。F.ダナウェイの美しさと一風変わった殺し屋を楽しむ作品だろう。 | [投票] |
★3 | ホーンテッド・マンション(2003/米) | この屋敷の超豪華さにワクワク(ゴシックが大好きなので)。住んでみたい(幽霊は抜きで)。ところでT・スタンプが執事に向いているか、大いに疑問だが、彼が執事を演ずるとこういう執事になるという事なのだろう。 | [投票] |
★3 | 死の標的(1990/米) | タイトルが‘死のためのマーキング’とカッコいいが、ジャマイカ→ブードゥー教→黒魔術と発想が貧困。しかも物語にマークの必要性がないといういい加減なものだ。しかしカリビアン音楽が1曲だけだが、挿入曲で聞けたのは良かった。 | [投票] |
★4 | フェイス/オフ(1997/米) | アクションシーンはさすがにジョン・ウーの独壇場だが、主題曲が意外と拾い物。アクション映画らしからぬ優しい曲。最初と最後に幼い子を出し、曲が生きた。 | [投票] |
★4 | 12人の優しい日本人(1991/日) | パクったタイトルがいい。前半は喜劇作家三谷らしいウィットに富んだパロディ、類型化、揶揄、くすぐり、ひねりで押して行き、後半は推理劇作家三谷らしい謎解きの興味で進めて行く。謎解きは伏線もある本格推理ものだ。3年後の「古畑任三郎」を彷彿させる。 | [投票] |
★5 | エクソダス 神と王(2014/米) | 壮大な叙事詩。インタビューで監督は「何か大きなものを撮りたかった」と云い、砂漠に巨大なセットを築いた。それとCGでその意図はしっかり伝わったと思う。人間描写が若干弱く思うが、良い音楽が画を支え、物語を十分に味わえる作品だ。献辞は、・・・ [review] | [投票(1)] |
★4 | チャーリーズ・エンジェル(2000/米) | ストーリー自体は何という事もないが、3人の悩殺無敵女エージェントという着想とそのキャラが抜群。個人的にはディアスの能天気ぶりと、D.バリモアを初めてかわいいと思ったので+1点。 | [投票] |
★2 | 瞬 またたき(2010/日) | 脚本も演出も、考え過ぎというかやり過ぎで、どうも不自然さが目立つ。すっきりしない。それと気になったのは、北川ってもう少しキレいと思っていたのだが・・・照明が悪いのか? | [投票] |
★4 | トッツィー(1982/米) | オープニングで、主人公が若い連中に演技指導中―そして言う「役者なんて95%失業中さ」。今も昔もこれからも、どこの国でもこれは言える。映画、演劇、役者への優しさに満ちている。そして、男が本当に愛するのは男の心がわかる男だ―という理解でいいのか?あれっ? | [投票] |
★4 | カンバセーション…盗聴…(1974/米) | 文明の進歩は、やはり人間性を蝕んでいく・・・という事がよく分かった。そして、それはしかしながらどうしようもないのだ、という事もよく分かった。現代のサスペンススリラーの傑作。 | [投票(1)] |
★4 | 竹取物語(1987/日) | 遊び心で作った脚本が、楽しい。複数人担当の脚本は船頭多くして〜となりそうだが、市川が最後にまとめたのか、逆に良さが出たー原作にない種々のアイディア。新解釈に違和感を覚える向きもあろうが、これが真実だったのかもね?原作成立から1200年経つ事に驚く。 | [投票] |
★4 | 大統領の執事の涙(2013/米) | 黒人運動をもっと深く描くべきだとか、結局上滑りかという気もするが、これはこれで素直な良作だと思う。ウィティカーはいつも通り役になりきって好演。奥さん役のO・ウィンフリーが意外と良かった(なんでも出来る人!)。好きなA・リックマンの確かな演技が見れた。 | [投票] |