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[コメント] 旅芸人の記録(1975/ギリシャ)
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★4記録なので彼らの感情を掘り下げることはない。ただそこにギリシャ人の歩みがあるだけ。生気の感じられない、それが戦中と戦後史。82/100 (たろ)[投票]
★4姦通と復讐が主題のギリシャ神話を基底にし超絶長回しと1シーン内の時空錯綜をもって語られる難攻略な近代史なのだが、曇天狙いの沈鬱な画面内を目紛しく変転する為政者を遠くに見つつ歩き続ける彼らを通して虐げられ続ける民族の悲哀は明確に透過してくる。 (けにろん)[投票(2)]
★4話はよく分からんが、どの画面にも力があり、長回しばかりとはいえその中で緩急を巧く付けているので、最後まで飽きずに観ることができた。4時間という長さは我々観客に近代ギリシャの哀しみ、苦しみを共有させたかったのではなかろうか。結婚式のダンスでさえ物悲しい。 (赤い戦車)[投票(3)]
★530年前1回観ただけなのに未だに心に残っています。83歳の母のベスト1の映画です。 (k-nag)[投票]
★5前人未到のアクション映画。人がぞろぞろ歩いている、ただそれだけのことが、アンゲロプロスの手にかかればここまで面白くなる、人の心を打つ。 [review] (3819695)[投票(3)]
★032年前に1時間で映画館を途中退席したきり生き別れ状態。今年こそ観なくては! (カレルレン)[投票]
★4手法や補助線に過ぎぬ古典悲劇が無限に拡大・喧伝され、全体に横たえた悲痛なギリシア近代史がほぼ完全に看過されてしまったことは、芸術家アンゲロプロスにとっては幸でも、社会派アンゲロプロスにとってはこの上も無い不幸だろう。 [review] (町田)[投票(2)]
★3作品に持ち込まれた「神話」は物語に骨組みを与えるが、作品を一元的な要素に還元してしまうことにもなりかねない。ポストモダニズムの作家たちはこうして神話的構造を持つ作品に対して論評を行った。 [review] (Kavalier)[投票(2)]
★5約4時間、眠気や便意と戦うこともありながらも、なんとか念願の劇場での鑑賞を果たした。アンゲロプロスの映像美学に圧倒され、感覚的に凄い映画だと実感した。長さに耐えてでも「もう一度観たい」と思える傑作史劇だ。 [review] (Keita)[投票(3)]
★3ワンシーン・ワンショットの演出は確かに大したものだが、シーン間でストーリーがうまくつながっていないように思われ、シーンが変わるたびに話の流れが切れてしまうので、映画的な緊張感がない。ストーリー重視の人間として厳しめにこの評価。[東京国際フォーラムホールD1 (PFF2004)] (Yasu)[投票]
★5暗い画面だったけれど格調のある色調、画面に現れる人物の点在の仕方には、まるで美しい水槽の魚を思わせるように無駄がなかった。この作品には、私が初めて接する空気があった。 (ダリア)[投票(3)]
★5ギリシャ史に疎いので、時代背景がわからない。ギリシャ神話に馴染みがないので、登場人物の名前が覚えにくい。クロース・アップで撮ってくれないので、顔すら判別しづらい。それなのに、なんて魅力に溢れた映画なのだろう。「ヤクセンボーレ」を歌い歩くシーンが忘れられない。 (Ribot)[投票(2)]
★2誰が何をしているのか何がどうなっているのか理解できませんでした。それでも飽きずに観ていられたのは、寂しい風景が故郷の晩秋によく似ていたからでした。 (KADAGIO)[投票]
★4アコーディオンの音色。長回し。時代のうねり。曇天の寒々しい空は冬の時代の象徴か。。。。。でも長い [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
★5夢は形を変えて欲望や憎悪になりやすいのだろうか?時の中で人は旅を続け、生きた証は国の増徴色の一部になっていく。そして、築き上げられた風習や文化生計も時と共に新たな人々によって変化を齎すのですね。川の流れにも似たこの旅路は奥深いです。 (かっきー)[投票(1)]
★2曇り空。通りを斜めから奥へ撮る。遠くに人の群影。 歩いてくる。なかなか来ない。ギリシャの時間感覚なのか? [review] (マグダラの阿闍世王)[投票(1)]
★2まず第一に「見方」がわからなかった。娯楽性が限りなく0に近い4時間、最初あたりから集中せず観た。何も感じ入ったものはないし、苦痛以外の何者でもない。 (24)[投票]
★5ただただ絶句。 (太陽と戦慄)[投票(1)]
★5「オイディプス王」と対象的な「エレクトラ」をベース。それにギリシャの歴史、現代をオーヴァーラップさせている。西洋ではエレクトラコンプレックスは大常識だが日本ではそうでもない。知識人風のご婦人が多かったけど、ホントご理解されたんでしょうか。 (セント)[投票(1)]
★5確かに悲しい、でも「悲しい」だけじゃない。なんだろう、なんだろう・・・わからない。淡々と交錯する物語の中に、僕達が簡単に言葉に出来そうにない「何か」がある。 (教祖)[投票]
★5 我々がこの映画を愛しく大切に思うのは、異郷の暗く寒々しい画面、政治の虚しさを映す画面の裏側に人間の靭さ強かさ優しさ狡さを親しく感じ取るからだろう。 (シプ)[投票]
★3なげぇ〜よ。でも…、 [review] ()[投票(1)]
★5これ、唯一無二だね。アンゲロプロスにしか表現できない、芸術の極み。 誰の、どんな映画ともシンクロしない、聖域のよう。 (ハミルトン)[投票(2)]
★5この色合いを見よ。あとは感じろ。 [review] (chokobo)[投票(3)]
★5「旅芸人の記録」は悲しい。ゴダールと同じように悲しい。ギリシャ史の悲劇を共有できないぼくたちが見ても悲しい。ぼくたちの切実な悲劇をつまらない監督が撮ったものは悲しくない。映画はそういうものだと思う。 (岡田和雄)[投票(6)]
★4貝殻のような鮮やかな青白さが目にしみる。しかし本当の収穫はそこから浮かび上がる<黒>の美しさだと思う。 (_)[投票]
★4延々と映画に語り掛けられてしまった。スクリーンの向こうでは冷たい風が吹いていた。 (uyo)[投票(1)]
★5映画館で3度観た。ずしりと重く、深く感動した。 (maya)[投票]
★4観ていて苦しかった。 (丹下左膳)[投票]
★5ワン・ショット=ワン・シークェンス、異なる時系列と空間の交錯に酔いしれる。 (K.T)[投票(1)]