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[コメント] A.I.(2001/米)

みんな、そんなに愛されたいのか?「愛されたい病」は現代人共通の「死に至る病」なのか? 「犬(AIB●)ぐらいにしておけばヨカッタのにねえ」(タメ息)
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







愛を語るにはナンとまあ幼稚な映画(しかも、語られるべき「愛」はこの映画のドコにも存在しないし) 宇宙人に愛を語らせるなんて、なんてオメデタイのだ。 さすが、『未知との遭遇』を撮った監督は違う!「真の理解者は(地球上にはいなくとも)宇宙にならいるかも」とでも言うのか?

しかも、その宇宙人の造形がダサダサ(涙)

ホントは2点だが、オスメント君に敬意を表して&ウチのイスが重要なシーンに使われていたので気分が良くなって、3点に格上げ。

しかし、一緒に観に行った小学4年生の娘は「かわいそう!」と言ってオイオイ泣いていたので、小学生が観るくらいで丁度イイ(シンパシーを得やすい)感覚なのかもしれない。

その後、娘はやたらワシに抱っこをせがんでいた。 いっぱい抱っこしてあげて抱きしめて、「親冥利」「親の醍醐味」を味わう。

「子供が親を愛せなくても、親は子供を愛する」 コレが(実は)ワシの子育ての根幹にある言葉である。 「親の愛情は支配と紙一重」なのだから、「子供に愛されたいと願うな」「子供の将来を夢に描くな」と自分に言い聞かせながら、ただ今、子育て中。

だから、ここまで子供に愛されたいと願う親の姿は親自身の醜い自己愛&利己愛の表れであるように感じる。 カノ国ではそこまでの「ミーイズム」が当然のこととして受け入れられているのだろうか?薄ら寒い現実。 それともただ単に、スピルバーグ自身がそんなにも誰かに愛されていたいのか?子供が7人もいるのに!?まさか!?

蛇足=カノ国と日本人とでは「人ならざるモノ」に対する愛情の違いを痛感する。 クマちゃんをあんな持ち方しない<日本人なら

ワシは愛車に名前まで付けて可愛がっているのにー。 犬だって舐めるようにして可愛がっているのにー。 コレはやはり、「キリスト教圏」「仏教圏」の意識の持ち方の違いか? それとも日本人は根本的に「アニミズム」だからなのかーっ?

(評価:★3)

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