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赤い靴(1948/英) | 淑) | Victoriaは勝利の名前。しかし芸術はそれ以上を要求する。愛も幸福も踏み躙り、めくるめく忘我へ、深淵へと赤い靴は誘う。濡れ場は全く無い。なのに激しく官能的。クスリをやったよう。 ([投票(1)] |
赤い靴(1948/英) | ジャック・カーディフの色使いは確実に映画史的事件だろう。 (ゑぎ) | この映画自体が劇中のバレエ「赤い靴」だ。それは「踊らなければならないから踊る」という暗示的科白からもう始まっている。バレエ・シーンは悉く幻想の内に殺意が感じられると云っても良いほどの緊張感。この映画での[投票(8)] |
エンター・ザ・ボイド(2009/仏=独=伊) | review] (DSCH) | 視界を同期する(される)こと=思考をジャックする(される)こと。映画を視る、または視せるという行為の意味に向けた、偏執的で暴力的な追求。軽率な恐怖演出の手垢に塗れてしまった「主観」の可能性を再開拓する「のぞき」の映画だが、視点制約と重力=生=くびきからの解放を共存させる映画表現は「設定の必然」の枠を超えず、更に全編にわたる上では自在なようでありながら息苦しい。 [[投票(2)] |
マネーボール(2011/米) | review] (緑雨) | 「マネーボール理論」、セイバーメトリクスを表現(説明)できているかというと全くできていないのだが、まあよし。人と人が出会い、交わり、通じ合う瞬間の表現が抜群に素晴らしい。 [[投票(5)] |
ビッグ・リボウスキ(1998/米) | review] (DSCH) | 何故「ボウリング」なのか。いや、「ボウリング」でなければ語れない物語。「人間のコメディ」によって、「湾岸後」、「イラク」を予言した物語。怪作。 [[投票(5)] |
ゴーストライター(2011/仏=独=英) | 週一本) | イーストウッド然り、この老人の映画もとにかく筋を描いていく。そこには裏腹に「情感たっぷりやろうと思えばいくらでもできますよ」といった余裕すら感じられる。チャイナタウンのようにはやらなかった、代わりに雨をたっぷり降らせたのかもしれない。 ([投票(4)] |
ゴーストライター(2011/仏=独=英) | ポランスキーの心情が推し量れる展開とも見える。 [review] (セント) | この何か俗っぽい題名からは何も浮かばない。ましてや、英国の暗い湿度の体感は微塵にも感じられない。まるでサスペンスの王道とでも言える娯楽作品なのだが、じわじわ追われるその閉塞感から[投票(3)] |
ゴーストライター(2011/仏=独=英) | review] (赤い戦車) | 終始悪天候の空、名前を一度も呼ばれることのない主人公。冒頭から無駄のない語り口で圧倒する、かつてのヒッチコックをも想起させる良質のサスペンス映画。 [[投票(3)] |
ゴーストライター(2011/仏=独=英) | review] (ぽんしゅう) | スクリーンを吹き抜ける風の湿気や閉鎖空間の乾き、建て前の隙間に透ける本音の重大さ、そして、どんな種類の集団や組織にも必ず隠れた孤独が存在するということが伝われば、サスペンスにこけどしの大音響や過剰な非日常描写など必要ないことをこの映画は証明する。 [[投票(1)] |
ゴーストライター(2011/仏=独=英) | review] (緑雨) | 終始どんよりとした鉛色の色調で統一。曇天映画好き(?)には堪らん。 [[投票(4)] |
ゴーストライター(2011/仏=独=英) | ポランスキーの技は世界遺産級。だが中盤以降は展開に演出がやや従属か。不条理に振れてこそ映画は均衡した筈。 (けにろん) | 前半の元英首相が逗留する米国東岸の別邸での展開が図抜けていて、複数の人物の出入りと窓で隔絶された屋内外の舞台設定の錯綜を操る[投票(5)] |
ゴーストライター(2011/仏=独=英) | 知りすぎた男』。知りすぎた、名も無き男。作り手に余裕のあるこの手のサスペンスは、ヒッチ好きにはたまらんね。 [review] (ペペロンチーノ) | ポランスキーの『[投票(7)] |
ゴーストライター(2011/仏=独=英) | review] (シーチキン) | 「おいおい、うちのは大丈夫なんだろうな」と思わず言ってしまいそうになるほど、ありそうな話に見える。虚実ない交ぜの物語が非常に巧みで、「もしかしたら…」という余韻がたっぷりと味わえる、最上級のサスペンス映画だと思う。 [[投票(1)] |
ジャージの二人(2008/日) | 堺の面目躍如たる二面性の危うさと大楠の絶技が空中分解。 [review] (DSCH) | いわゆる「ユルさ」「逃避」が「生きにくさ」への果敢な挑戦の迂回的あらわれに変容して見える時、見た目と裏腹に凄絶な「世界」との戦いが現出する・・・風な好意的解釈を何の気なしを装って待っているのが見え見えでそれは別に悪くないのであるが、肝心の空気変換力に力がなくハッタリが放擲されるのみ。[投票(4)] |
黄色い星の子供たち(2010/仏=独=ハンガリー) | ドド) | いったいこういう別れがいくつあっただろう、と考えると気が遠くなる。子供たちの眼、そして久々に回転木馬が印象的な映画。 ([投票(1)] |
愛しのローズマリー(2001/独=米) | review] (くたー) | 自称「人道主義マニア」?上等じゃねぇか。 [[投票(14)] |
愛しのローズマリー(2001/独=米) | エピキュリアン) | すでに自分では思考済みだと思っていたテーマが、じつは、ちゃんと考えてなかったんだ、という目から鱗の快感を頂きました。良くできているなー。隣の子が変化しないのに惹かれないという運びも、予定調和でなくていいし。劣等感を強さと明るさで克服した設定のグイネスの微妙な表情の反応はすばらしい演技だとおもいました。 ([投票(3)] |
愛しのローズマリー(2001/独=米) | review] (tredair) | 「だから」と出るべきトコロの字幕が「だらか」となっていた凡ミス発見。だらかってなんだよ!おもしろいからいいけど。でも、公開前にマジで誰も気がつかなかったのかなぁ。 [[投票(10)] |
アンソニーのハッピー・モーテル(1996/米) | review] (HW) | 療養所帰り、幼い妹と、まるで『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の後日談のような出だし。畳みかける興奮には欠けるが、空回りを続ける寂しがり屋ゆえの「俺がリーダー」、相手を探し求めて飛び交う電話などなど楽しませる。(2011.12.9) [[投票(1)] |
光る眼(1995/米) | ドド) | 非常に現実離れした前半は見入ってしまった。ただその後どうも子供達が消極的で残念だ。 ([投票(4)] |