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DSCHさんのお気に入りコメント(144/144)

シャイニング(1980/英)★5 原作者のキングには不評とのこと…まさにモーツァルトを目の当たりにしたサリエリの如し。…人里離れた巨大ホテルに充満した「空気」をいつのまにか観る者の胸いっぱいに吸わせているキューブリックの手練。…やがてそれは「狂気」へと…。 (ガブリエルアン・カットグラ)[投票(13)]
インランド・エンパイア(2006/米=ポーランド=仏)★5 リンチ自身の手持ちのデジカムによる撮影は、フィルムの質感を犠牲にしてはいるが、手振れや、不器用なズーミングが、覗く者=リンチの身体性を感じさせる。彼の主観に身を重ね、眼前の光景に立会う気持ちで観れば、奇妙な味わいが愉しめる。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
エイリアン(1979/米)★5 リプリーVSエイリアン、あるいは俺VSゴキブリ。 [review] (crossage)[投票(13)]
エイリアン(1979/米)★5 女性の乗組員がエイリアンに襲われたとき映像で見せずにリプリーが持っているインターホンから凄まじい悲鳴が聞こえてくる。「た、す、け、け、て、ぎゃー、ぎ、ゃ、た、う、げ」その声にならない悲鳴を聞きながらカメラは狭い宇宙船を逃げ回る。「恐怖」は見えなければ見えないほど倍増する。 (ina)[投票(20)]
イングロリアス・バスターズ(2009/米=独)★4 見境のない行動が功を奏すこともあれば、練りに練った計画がおしゃかになることもある。この世界には人智のおよばぬ力が介在していて、それが我々の運命の総仕上げをしてくれる――その前では、誰がどんな計画をどれほど煮つめたところで、荒削りが関の山だ。(ハムレット) [review] (kiona)[投票(21)]
ビッグ・フィッシュ(2003/米)★5 誰がための物語? [review] (kiona)[投票(12)]
エイリアン2(1986/米)★4 こんなロマンティック… [review] (kiona)[投票(16)]
ダークナイト(2008/米)★5 旧来型の道徳的正義は、仮面をつけることの特権性と欺瞞性に苦悩する。そして、支配ではなく君臨に意義を見出す絶対悪は、二者択一の無意味さと危うさに酔いしれる。クリストファー・ノーランが描く容赦なき暴力と破壊の連鎖に、今日的価値の混乱と倒錯がみえる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(14)]
エイリアンVS.プレデター(2004/米=独=カナダ=チェコ)★3 そもそも遙か人類を凌ぐ文明の保有者と宇宙蜥蜴の対決では勝負は端から見えており苦肉の策で設定された「通過儀式」が物語を茶番に堕させ著しく本気汁を減殺した。圧倒的勝者の殺戮ゲームに絡む主人公は予定調和な夾雑物でしかない。ただ、正直嫌いじゃない。 (けにろん)[投票(3)]
エイリアンVS.プレデター(2004/米=独=カナダ=チェコ)★4 「魂のない映画」としてのあり方が、イヤになるくらい正しいです。 [review] (Myurakz)[投票(5)]
ドッグヴィル(2003/デンマーク=スウェーデン=仏=ノルウェー=オランダ=フィンランド=独=伊=日=米)★5 手法に対する疑念は終盤を見るに及んで氷解した。ラストから逆算構築された物語は寓意の鎧を纏わねば相当にいかがわしい。価値観の錯綜する現代に敢えて「断罪」を提示したトリアーを多少の躊躇を持ちつつも支持。キッドマンの美も神話性を担保した。 (けにろん)[投票(5)]
第9地区(2009/米=ニュージーランド)★4 「この、手の施しようがないほど膿み爛れた世界で、皮か、心か」という物語の果てに咲いた一輪の屑鉄の花。 [review] (kiona)[投票(4)]
ベルヴィル・ランデブー(2002/仏=ベルギー=カナダ=英)★5 カワイーだの萌え〜だの深遠なテーマだのといった流行アニメのドタマを無言でぶち抜く正真正銘の“アニメーション” [review] (ペペロンチーノ)[投票(13)]
スカイ・クロラ(2008/日)★5 打ちのめされるエクスタシー。 [review] (kiona)[投票(18)]
バートン・フィンク(1991/米)★5 陰鬱な東部での健全と陽光のカリフォルニアでの退廃。更にその陽光の裏でミニマムに濃縮された安ホテルでの時間は永遠にたゆたう無限地獄への誘いか。2重3重の逆説の螺旋構造の果てに到達した楽園は幻影に過ぎない。コーエン稀代の傑作にして最高作。 (けにろん)[投票(3)]