★3 | いわゆる「オフビートな可笑しさ」を醸し出すわけでもないテンポの悪さ、それはソン・ガンホの「間の悪い」キャラクタ性のためではなく、単に演出と編集の責任だろう。さも「これはリアル・ファンタジーですよ」とでも云いたげな画調は可もなく不可もないが、微妙かつ意図不明に揺らされるカメラは気になる。 [review] (3819695) | [投票] |
★4 | 取り立ててオツムが切れるわけでもなく、権力者には頭が上がらない小市民、でも自分の気持ちには正直。そんな憎めない主人公をソン・ガンホが好演。[ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズ5 (TIFF2004)/SRD] (Yasu) | [投票] |
★5 | 政治体制への自由、それに伴う心の解放という重要なテーマを普通の庶民ひとりのまなざしから見つめた傑作。これは韓国国民の自由への道標なのだろう。すばらしい快作だ。これがデビュー作らしいが、韓国映画すごいよ。 (セント) | [投票] |
★4 | ベースとなる韓国現代史を知っておくとより楽しめる。が、そういった内容に関わらずとにかくソン・ガンホの演技が凄い。以前から仕草ひとつ、表情ひとつで全てを表現できる稀有な才能の持ち主だと思っていたが、この作品でその思いを完全なものにした。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★3 | 寓話性を持ち込こむことはかまわないとしても、そこに笑いを武器として「何かと闘う」という作者の覚悟が足りず、個的権威でもなく、小市民的従属でもなく、時代そのもをあざ笑う対象に規定しているように見えてしまっていることが、この作品の曖昧さの原因。
(ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 「自由意思」を讃える帰結部については意外性も含め申し分の無いコリアン・ニューシネマ。しかし、どうしてこう漫画的にしてしまうのだろうか?音楽までコミカルにしてしまうのか?理解しかねる。今、映画は、そこまで媚びねばならないのか? [review] (町田) | [投票(2)] |
★2 | 思想や政治信条を持たない庶民という描き方に引く。 (G31) | [投票(1)] |
★5 | 「天皇の料理番」みたいなものかと眺めたら全然違った。延々と繰り返される、立てなくなった息子の描写が忘れ難い。プレスコードのなかでの、ギリギリの怒りの表出。 (寒山拾得) | [投票] |