★5 | 分かり合えぬことをこそ他者の存在容認の糸口とする人間の逆説的な懐深さと、他者ぶりが際立つ者たち同士がそれでもなお果てしなく相互理解を求めようとする姿勢の、敬虔に満ちた実直さに打たれる。映画のベースに『ラ・パロマ』への深い依存と尊敬が感じられ、「夢」表現の点では映画の金字塔を打ち立てたといえよう。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★5 | ここ2,3年では、死を生を人生を愛を生活を家族を友をこんなに見据えた作品は例がないと思った。2時間を観客は自分の生としてピリオドのことを考える。その優しさ、きびしさ、悲しさ、、でもそれが人生なんだよな。映像、演出、演技どれをとっても完璧。 [review] (セント) | [投票] |
★3 | 私にとっては当たり前の事。 [review] (青山実花) | [投票(2)] |
★3 | 「ちゃんと殺してもらえるか」どうかは、自分の意志(エゴ)を理解してもらえるかではなく、心から自分を愛してくれる人がいるかどうかであり、「しっかり殺してあげられるか」は、自分の愛(エゴ)よりも相手の心情を尊重できるかという煩悶。これぞ人の尊厳。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 同じ題材を個対個の関係性の中で取り扱った同年公開作品の方が圧倒的に私の好みである。尊厳死の問題は善悪は勿論、是か非かの二元論で語られてしまうと途端に詰まらなく、また政治色を帯びて来る。人間の生は宗教や法令を越えて存在している。女ディスクジョッキーの愛と変節こそを重点的に描くべきであった。 (町田) | [投票(1)] |
★4 | 今までのアメナーバル映画とは重みが違う。というのは、ファンタジックな描写が切実なまでの存在理由を伴っているから。自らの特質をこのような形で生かすことができたことに、まずは拍手を送りたい。 [review] (くたー) | [投票(3)] |
★3 | 女性2人の描写がちょっと物足りない。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | この映画にとって、「感動」なんて言葉は軽すぎやしないか? [review] (ペペロンチーノ) | [投票(10)] |
★5 | ひとりひとりの想いは悉く真摯で、だからこそ互いに傷つけ合う。綺麗事では済まされない、剥き出しになった感情のぶつかり合い。厳しくて、そして優しい。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |