★4 | 冒頭、手紙が投函され配達されるまでの無人ショット群。この理不尽な面白さ! 周到さといいかげんさをほどよく併せ持ったジャームッシュの演出はほとんど名人の域に達している。撮影フレデリック・エルムズとのコンビ作としては今までで最高の作品だろう。豊かな(=無駄な)細部に彩られた無駄な(=豊かな)話。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★4 | この間の悪さ(いい意味で)こそジャームッシュの真骨頂。[シネ・リーブル池袋1/SRD] (Yasu) | [投票(4)] |
★4 | 手紙の映画。老いと死のロードムービー。老いはビル・マーレイ以上に女優達への演出で現れる。ジュリー・デルピーやシャロン・ストーンはまだ現役という役柄だが、フランセス・コンロイともどもヤッパリ痛々しい。しかも最大限に美しく撮られているから痛々しさに輪をかける。 [review] (ゑぎ) | [投票(5)] |
★4 | ビル・マーレイのワンマンショーというべき味わい深い人生のたそがれショー。
マーレイの表情が絶品で、それだけでこの映画を物語る。音楽も選曲が相変わらずグッドで、映像に引き込まれる。 [review] (セント) | [投票(4)] |
★5 | ジャームッシュとしては、ことの真相を探ることよりも、ことの真相を探ろうとするビル・マーレイと、彼にまつわる様々な男女とのそこはかとなく滑稽で、かつ結構な深みをもった哀しみの、そのディテールをこそ楽しんでほしいのだと思った。 [review] (ナム太郎) | [投票(5)] |
★3 | 自分の「今」とは何なのか。意を決して見たものが断ち切り続けた思いの断片だけならば、過去には何の意義もなく、過去の無い者には今の意味もない。「大切なのは現在だ」などと、自分に言い聞かせるように説いてみたところで彼に「今から先」が見える分けがない。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | ロードムービーであり、探偵ものでもあり、恋愛ものであり、会話劇であり・・・そのどれもが一つの見事なジャームッシュ色に染め上げられている。あちこちに点在するピンクはその証。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 究極のジャンガジャンガ映画。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(6)] |