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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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夜の河(1956/日)************

★5吉村公三郎の演出がいいのはもちろんだが、宮川一夫のキャメラも素晴らしい。[Video] (Yasu)[投票]
★3女の倫理と女の官能という相矛盾する要素を、山本富士子がしっかりと描いて見せた。才能があり、直情で、芯のしっかりした染物師きわという人物が水際立った口説として、抱かれるとぐったりとなる体の重みとして、男の唇を請う女の唇として実体感をもって出現した。 (ジェリー)[投票(1)]
★3私はこういう映画が一番苦手だ。激しい嫌悪を感じながらも認めざるを得ない。「川崎敬三上原謙が大嫌いだが、山本富士子は最高に美しい」と書いたところで何にもならない。吉村公三郎には素晴らしい才能があったのにも拘わらずどうしてこんな映画を撮ってしまえるのか、という問題なのだ。 (ゑぎ)[投票]
★4とはいえ、やっぱりカメラでしょう。列車の窓を流れる光の美しいことったら。 (動物園のクマ)[投票]
★3吉村公三郎カラー初挑戦作であるがそのクライマックスは”真っ赤なモノクロ”で描かれる雨の旅館の濡れ場である。この赤がちっともいやらしくなく染物のような美しさなのだから驚かされる。山本富士子のキスの吸引力にも頭がクラクラした。 (町田)[投票(4)]
★4この毅然と自立した価値観に立脚した女性の往き方というのは若干今更でもあるが、ハイクオリティの宮川映像と山本富士子の熱い情とクールネスの混在と古都の染物屋という閉鎖社会の雰囲気描写の3者の結合にはやはり惹かれる。そういう映画だと思う。 (けにろん)[投票]
★3期待し過ぎて今イチな感じもしたし音楽もうるさいが、当時の京都だけじゃなく心斎橋や東京の風景も出てきて嬉しい。不倫を描いているのに、全く下品にならないのはひとえに山本富士子上原謙の上品さの賜物。小沢栄の悪役振りが、いつもながら唸るほど上手い。['05.7.24京都文化博物館] (直人)[投票(2)]
★3見処はカラー撮影で、吊るされて画面を覆う原色の染物が緩やかにはためくタッチはアンゲロプロスを彷彿とさせる鮮やかさ。様々な着物の柄も豚に真珠ながら愉しめた。 [review] (寒山拾得)[投票]