★4 | なんとなく過ぎ去る日々に尺を割いて、ハッピーはさらっと。これが「しあわせのカウリスマキ風」ってことか。 (立秋) | [投票] |
★5 | 人生はそんなに悪いものではない。本当の気持ちに嘘をつく切なさを思えば人は必ず強くなれる。涙も決して弱さだけではないと信じられた。今を生きる事を感じる大切な気持ちがこの映画には沢山詰まっている。悲劇的で滑稽だけど優しくて温かい作品でした。 (かっきー) | [投票(5)] |
★5 | 現在の日本の状況そっくりなので身につまされる。それでも、この作家の描写力はスゴイ。みんな生きつづけてゆく。背筋は真っ直ぐだ。人間・人生は気高い。みんなの目の表情が後々残る。 (セント) | [投票] |
★4 | こういう毒を廃したオーソドックスな物語を志向せざるを得ないところにカウリスマキの転回というより限界を感じた。50年代アメリカ映画を明らかに意識した序盤は巧すぎてかえって作為的だ。それでも煙草で決めた鮮やか過ぎるラストには確かにやられた。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 例によって台詞の少ない、とぼけたような哀しいような作品。明るく終わるのはやや意外だった。 (丹下左膳) | [投票] |
★4 | 『浮き雲』というよりも、むしろ→ [review] (ボイス母) | [投票] |
★5 | 人生における小さく確かな幸せ。 (とんとん) | [投票] |
★5 | 現実はもっと厳しいものかもしれないが、カウリスマキは独特の描写から"前向き精神"をほのかに感じさせ、心を暖める。 [review] (Keita) | [投票(6)] |
★5 | 徹底した直接描写の排除は笑っちゃうほどツボ。涙が出るほどツボ。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★4 | 既に言及されているがやはりラストショットが素晴らしい。何より中心(浮き雲)を映さずに周辺を見事に撮り収めているからなのだが、こうした類の繋ぎはOPのピアノ線からレストランの全景への繋ぎや、あるシーンをまず手のアップから始めるなど散見される(無論、逆も少なからずある)。本当らしさやリアリティの追求などしなくても、映画は嘘でいい、嘘だからいいのだと、カウリスマキも信じているのだろう。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | あの無表情さはすごい。名演だと思う。ナイフで刺す男と刺される男、寡黙な夫と寡黙な女房、この人間の距離感がたまらない。人物描写が上手い。 [review] (バーボンボンバー) | [投票(3)] |
★4 | アキさん、いい人ぶったね。それもまたよし。 (stereotype) | [投票] |
★3 | 失職や失恋などによる不安や絶望からの逆転劇を、静かに、メランコリックに、そしてユーモラスに描く。お約束事の世界のあまりにも律儀な踏襲は、ほとんど水戸黄門的。 (crossage) | [投票(2)] |
★5 | 寒い国の人は顔つきまでも厳しい、けど心はHOT。究極の以心伝心夫婦物語。 (KADAGIO) | [投票(3)] |
★4 | ‘ささやかな幸福’そのもののように時折ひょっこり姿を見せてくれる犬。窓、ドア、冷蔵庫、テーブル、港のコンテナ、といった四角形が形作る画面の構図、それに加えて壁やソファー、カーテンなどの赤、青、黄、白のシンプルな色彩バランスが目に心地好い。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] |
★5 | とにかくアキ・カウリスマキでございます。 (コマネチ) | [投票] |
★5 | どんな不幸よりも、本編終了後の献呈の字幕に涙。つつましやかにたくましい、イロナもとてもナイスです。*『過去のない男』のネタバレもあります。 [review] (tredair) | [投票(2)] |
★4 | 本作もタイトルはラストシーンで体現される。しかし、(勿論、という言葉を付加したくなるが)空も雲も画面に映ることはない。成瀬の映画と同じで、タイトルは本作の内容、というか登場人物たちの人生をイメージさせる、と云ってもいいものだろう。 [review] (ゑぎ) | [投票] |