★5 | 戦後とは何かをえぐり出した作品。これを見る限り未だにこの国は戦後なのだ。 (さいもん) | [投票(1)] |
★4 | 晴海団地を舞台にして、ほゞその一室のみで、登場人物を出入りさせる本作の川島演出は、閉塞空間を扱った彼の演出の中では頂点だろうと思われる。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★5 | 金に細かい新藤色の勝った作品で、戦後とともにどんどん煮詰まり行く彼の閉塞感の優れた中間報告の趣。続編は『絞殺』か。 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] |
★4 | 騙し騙されるのを生業とする人々、そして騙されるだけの人。自分は後者でいいや。 (Yasu) | [投票] |
★5 | 「昔の人はモラルがあった」、「考えが真っ当だった」なんて話は丸っきりの戯言だと、これを観れば分かりますな。
[review] (青山実花) | [投票(2)] |
★5 | 初めて観たときの印象が強烈。固定化された舞台設定、バックに流れる謡曲の囃子・・・。 (3WA.C) | [投票] |
★3 | 設定、カメラ、BGM、テーマ、キャスティングに5点!と思っていたが中盤以降急速に飽きが来た。 (町田) | [投票(1)] |
★5 | 夕日バックに狂ったように踊る二人、真下から真上から嘲るように舐めるカメラ、中空に不安定に漂う2Kのアパート、荒れ狂う風とうだるような蒸し暑さ、そして何よりあの恐ろしいラスト、、、、この知性溢れる虚無感は、比類ない。 [review] (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★4 | こういうスタンスで成功している邦画は珍しいと思う。奇を衒うのではなく、ちゃんと意味のある演出がなされている。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | ゲラゲラ笑って、背筋がゾクゾクする。こんな快感他にない。 (movableinferno) | [投票(2)] |
★4 | 我が家では、若尾文子のことを「あの階段を登る女の人」と呼ぶ。 (tredair) | [投票(1)] |
★5 | 原作は戯曲なのだろうか。中空に浮いたかのようなアパートの部屋に巣くった欲望と邪心を、内と外、上と下といった「視線」と「視点」の変化でさばく川島演出が見事。「世間」に対する若尾文子の静だが強烈な攻撃力と、伊藤雄之助、山岡久乃の達観した守備力の妙。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |