★5 | 愛憎のすさまじい振幅ぶりに、座席から転げ落ちそうになるほどの衝撃を受ける。人間観察の揺ぎ無い自信に裏打ちされた主役二人の造形には、個性的であると同時に普遍的であるという一級芸術品のみが持ちうる特質が刻み込まれている。非の打ちどころなし。 (ジェリー) | [投票] |
★5 | アリダ・バリのハンドバッグから鏡が落ちて割れる。そこに写る男と女。そして運命の転換。恐ろしいですねえ。怖いですねえ。 [review] (chokobo) | [投票(2)] |
★4 | 臆面もないメロドラマ。そしてここまで臆面の無さぶり(って日本語あってる?)に心酔。陶酔。この作品あたりから、彼は破滅的な「男」の愛し方を教えてくれるよ。 (ALPACA) | [投票(3)] |
★5 | ゆれるカーテンからこぼれる光に浮き上がるアリダ・ヴァリ。恋に狂った女の最高の表現。 (動物園のクマ) | [投票] |
★3 | 軍人や貴族という身分は本来の人間の性的衝動とは何の関係もなく、占領者と被占領者という状況も男と女の剥き出しの欲情の中では意味をなさない。だた両方とも、我が身の悶えに反して知らず知らずのうちに「裏切り」の引き金を引いてしまう遠因にはなり得る。
[review] (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | げに恐ろしきは女性の情… [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★3 | この残酷さは常人には描けないかもしれない。 (buzz) | [投票(1)] |
★4 | 戦時下の、もう一つの戦争。ある種の人々にとっては、こちらの方が遥かに切実なのだ。ヴェニスでの古典的かつ優雅なメロドラマから一転、アルデーノ転居後は一気呵成でリアリズムへと雪崩れ込む。その流麗さ!パン・フォーカスでの撮影も見事という他無い。 [review] (町田) | [投票(1)] |
★3 | 恋愛の滑稽さと悲劇性がケレン味たっぷり展開されて飽きないが、ブルックナーの使い方はワンパターンで飽きる。それはそうと、歩くたびにスカートの裾が汚れるんじゃないかと気になって仕方ない。
(TOMIMORI) | [投票] |
★4 | ヴィスコンティのマゾヒスティック志向がリアリズムからバロックへの手法の変遷と同期し一大転換点となった。冒頭に持ってきたオペラ観劇シーンが基調を確定し中身に欠ける泥沼の愛憎劇を崇高なまでに高めている。浅はか女の転落譚は語り口で修飾される。 (けにろん) | [投票] |
★4 | ルキノ・ビスコンティにしては分かりやすくて好きです。 (kenichi) | [投票] |