★3 | A2(2001/日) | 事件後日談の続き。しかし、今回は荒木はほとんど出て来ない。 [review] | [投票(2)] |
★4 | 大地のうた(1955/インド) | 本編のかくれた主役は母親だろう。当然の事なのだ。貧しい家を描いているのだから。いつも家に居て、皆の食事を作り、洗濯をして、アレやコレや世話を焼く。家の中では、母親が中心だ。だから貧乏を一番に感じているのも、彼女なのだ。
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★4 | 列車の到着(1895/仏) | やはり構図だろう。映画の最初期にこんな迫力のある(と言っても今では見慣れた)シーンが撮られたということが凄い。リュミエールの芸術的センス、才能に驚かされる。最初から(エジソンと違って)こういう人に育てられたのは映画にとって幸せだった。 | [投票(2)] |
★5 | リュミエール工場の出口(1895/仏) | 人の最大の関心事の1つは人だ。知らない人を見ると誰もが問う―どんな人?性格は?仕事は?年収は?家族は? 30秒強ながら、1人1人どんな人かなと思って見ていると、何度繰り返しても、見飽きない。 | [投票(2)] |
★4 | ベニスに死す(1971/伊) | 天才には狂気と邪悪が必要だ。主人公は真面目で、まっとうな精神の持ち主。つまり凡才。凡才故に完璧な真理、純粋な美(イデア)を求め続けた。現実には無いイデア。神は、観客が観ている以上のものを彼に見せたのだろう。死臭漂う迷路又靄った朝焼け夕焼けの中で。 | [投票(2)] |
★5 | 流れる(1956/日) | 原作よりはるかに分かり安い。これは原作の主人公女中を脇に退けた脚本と演出、何より女優陣のキャラ分けを成し得た演技力によるものだ。しかし、観客の固定した(頼るべき)視点が無くなり、(特に後半)不安定になった点は欠点だと言わざるを得ない。 [review] | [投票(2)] |
★5 | 新聞記者(2019/日) | いやはや、凄い映画。前半は内調の実態が良く分かった。日本のCIAと言われているが、越後屋と代官の尻拭いの部署ね、おつー。しかし現実そのままで、ホン屋も考える事無くて楽だったなと思っていたら、後半がコワい。 [review] | [投票(2)] |
★4 | パリの恋人(1957/米) | 色彩の美しさ!そしてオードリーの可愛さ!登場シーンだけで魅せられた。彼女がしっかり踊れるのに、またまたビックリ。アステアはヒゲづらが似合う。ダンステクニックは変わらず凄い。物語は何という事も無いが、観る者を幸福にする映画だ。 | [投票(2)] |
★4 | 放浪記(1962/日) | オープニングの警察署のシーンは、林芙美子の傑作短編「風琴と魚の町」のラストだ。これを最初に置いたという事で、この映画は「放浪記」の映画化というよりは、彼女の半生を描いた、という事が分かる。 [review] | [投票(2)] |
★4 | 日日是好日(2018/日) | 良い所と、悪い所―ではないが不十分だと思う所が、ない交ぜになった作品だ。ただ原作エッセイを丁寧に映像化した点は買いたい。
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★4 | 座頭市海を渡る(1966/日) | 元住民として言うなら、四国には広い草原はあまりなく、いつも山が迫っている印象だ。そこがよく描かれている。馬喰いなら、騎馬対市も見たかったなぁ。新藤のテーマはOPから伏線も有り説明セリフも多い気がするが、市ワールド中こういう一作が有ってもいい。 [review] | [投票(2)] |
★5 | 銃撃(1967/米) | 一体どうなっているんだ?真相は何なんだ?という観客の問いを無視して、ヘルマンは好き勝手に話を進める。その少ない手掛かりから、2、3の真相は想像出来そうだが、彼が描きたかったのは、その真相とか理由とか経緯とかではなさそうだ。 [review] | [投票(2)] |
★4 | リオ・グランデの砦(1950/米) | 歌曲が一杯歌われるが、一番はテーマ曲でヤングの代表曲の1本だろう。オハラは美人とは思わないが、何と表情のある人か。単純な物語を、フォード演出が、しっとりとした家族愛の佳作にした。 | [投票(2)] |
★4 | 君の名は 第三部(1954/日) | このラストには、少しびっくり。
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★4 | 戦争と平和(1968/露) | 19世紀文学最高峰「戦争と平和」の物語もセリフもそのままの、忠実な映画化だ。とにかく大部な原作で、どこを捨てるのかを苦慮したと思われる。結果完成した映画はトルストイの歴史観・考察を除けても(これが又長い)、全体の4割。つまり6割を捨てたように見える。 [review] | [投票(2)] |
★3 | リップヴァンウィンクルの花嫁(2016/日) | 感想。その1は、面白く本当に上手いなあという事。その2は、若い女性に媚び過ぎではないかという事。女性に受けるようなアルアル感が一杯だった。登場人物(誰もが自分のことで精一杯)の中で、思いを他の人に向けた唯一人の人は、 [review] | [投票(2)] |
★5 | ファンタスティック Mr.FOX(2009/米=英) | ラスト近くで、狼が遠くに現れる。何故あそこで(騒動の真っ最中で)狼なのだろう? [review] | [投票(2)] |
★5 | 快楽(1952/仏) | 原作は文豪モーパッサンが手すさびで書いたような三短編だが、さすがにその中に人生が描かれていて、鑑賞後日が経つにつれ、印象が深くなる。 [review] | [投票(2)] |
★3 | ドイツ零年(1948/伊=独) | 主人公の歳(12才)が絶妙。子供と大人の中間だ。もう少し大きければ就労か不良か、小さければ子供らとサッカーで遊んでいただろう。大人の要望に応えたいと思う年頃。だから社会のシワ寄せが一番行く年頃ではないか。零年の社会を、彼で具現化した様に思える。 | [投票(2)] |
★5 | 会議は踊る(1931/独) | 劇中、ウィーン娘がロシア皇帝アレクサンドル1世の城(宿舎)に向かう途中馬車上で歌う‘ただ一度だけ’は、全く素晴しい歌曲だ。ただ異な感じがした。 [review] | [投票(2)] |