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★4 | 解散式(1967/日) | まるで森崎東みたいな深作。全盛期に達する前にこの左翼的要素も切り捨てているのが判る。 [review] | ぽんしゅう, 太陽と戦慄, けにろん | [投票(3)] |
★4 | パラサイト 半地下の家族(2019/韓国) | 階級差を土地の高低で示すクロサワ『どん底』ばりの視覚表現はじめ、この天才詐欺師噺は本邦60年代の重喜劇を大いに想起させるのだが、鑑賞後の感想はまるで違うのだった。 [review] | DSCH, 緑雨, KEI, ペンクロフほか8 名 | [投票(8)] |
★4 | 野獣の青春(1963/日) | 日活らしいスタイリッシュな見せ場連発に清順演出は何と馴染みが良かったことか。江角英明の星ナオミへの余りにも短い恋の件が最高に素晴らしい。 [review] | ぽんしゅう, けにろん | [投票(2)] |
★3 | ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985/日) | 冒頭と収束だけ凄まじく充実している。 [review] | DSCH, 3819695 | [投票(2)] |
★3 | 家族はつらいよ2(2017/日) | 橋爪対西村のショボい覇権争いの愛らしい情けなさよ。 [review] | KEI, ロープブレーク, tredair, ぱーこほか7 名 | [投票(7)] |
★2 | 曼陀羅(1971/日) | オウムでお馴染みタントラ仏教の神仏習合的生活と実践は、仁の農村コミューン回帰を通じて新左翼のミシマ主義への便乗乗り替えに至る。動く『ラ・ジュテ』式の写真展みたいな撮影も時間感覚喪失の曼陀羅思想の一環らしいから映画も思想と骨絡み。ドン・キホーテを気取るのはテロリストの常道である。 [review] | 水那岐 | [投票(1)] |
★4 | 弾丸大将(1960/日) | イロニー満載の米軍寄生噺。戯画と思って観ていたが、意外と本当の話かも知れず。米の各地の世界侵略先ってこんな側面もあるのだろうと思わされる。南弘が熱演過ぎて単調だが、それこそがイロニーかも知れず。 [review] | 水那岐 | [投票(1)] |
★4 | OL日記 濡れた札束(1973/日) | 戦前生まれ旧世代、適齢期過ぎの女性の生き辛さが滲む。堂下かずきのスカタン振りも賀川修嗣の人情も全部哀しい。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★4 | 愛欲の罠(1973/日) | 清順の日活活劇と大正三部作のミッシングリングを埋める人を喰った喜劇。殺し屋荒戸源次郎と殺しを指示し続ける組織の裏切り者大和屋竺、この二人がドスの効いた造形で存外にハマっていて、日頃からブイブイいわせる生活していたんだろうと偲ばれる。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★4 | 父ちゃんのポーが聞える(1971/日) | ベタ泣かせ映画の秀作。吉沢京子は常に最強、藤岡琢也ほか脇役の気遣いの濃淡が丁寧に描かれるのがとてもいい。舞踏病は現在も治療法がない由。 [review] | 水那岐 | [投票(1)] |
★3 | 上海特急(1932/米) | サイレント時代のようなスタンバーグらしい力感溢れるショットは殆ど観られず、わずかに暴動シーンの夜の白煙と逆光が愉しい程度。褒め処はふくよかに撮られたデートリッヒぐらいしかないんだろう。怪鳥のコスチューム着て何故か芹明香に激似。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★5 | 絶頂姉妹 堕ちる(1982/日) | ハイキーで撮られたヌーヴェルヴァーグにして80年代版『稲妻』。絵沢萌子さんの仕方のない「母もの」連作後期の白眉。倉吉朝子も趙方豪も素晴らしい。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★3 | 桃尻娘 ピンク・ヒップ・ガール(1979/日) | あんまり面白くない竹田かほりのアンノン族系アイドルコメディ。見処は片桐・裕也のヤクザ夫婦で滅法笑えるし、フラットなホモ描写は本邦劇映画史上たぶん画期的と思われる。後者は原作者が偉いのだろう。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★2 | Keiko(1979/日) | セミドキュメンタリー調で、録音がいい加減で科白がときどき聞き取れないが、非商業映画っぽくてウケたのか。オバサンふたりの主役とか他も全般にそんなものだ。シンセ多用のフニャフニャした劇伴は洋ピン系。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★2 | ズームイン 暴行団地(1980/日) | 女性憎悪のパラノイアという劇中科白通りの猟奇作品で、しかもオンナはパラノイアを追いかけるのだった。ポルノの桂千穂はこんなのばっかり。仲間に入りたくないタイプ。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★4 | 十階のモスキート(1983/日) | 話は定型だが内田裕也の脱線過程に味があるし警官の実態は詳細、マイコンほか風俗記録が面白い。不良少女キョンキョン曰く「外見だけで判断しないでよ」は当時の定番フレーズだったものだ。いまの不良も使うのだろうか。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★3 | ウンタマギルー(1989/日) | マジックリアリズムによる原沖縄のフィクショナルな活性化が目指されたのだろうが、意匠各種はありふれたもので殆どガルシア=マルケスのパクリ。沖縄の文化は見難く盛り上がりに欠けた。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★0 | 不思議惑星キン・ザ・ザ(1986/露) | 人種差別などの風刺的な切り口はよく判らなかった。「この星で真実なんて無意味よ」とは何か。綿密な解説が読みたいところで、それまで評価は保留。 [review] | けにろん, ぽんしゅう, DSCH | [投票(3)] |
★4 | 石の花(1946/露) | 子供向けファンタジーに纏めてあるが、技術者の業と異界の美術に民話らしい常識外れがありここは凄い。 [review] | ペンクロフ | [投票(1)] |
★4 | 太陽の蓋(2016/日) | 菅当時首相側からの福島原発事故対応への弁明とテンコ盛りの東電批判。主張において『Fukushima 50』と一対なんだろうが、あなたメジャー館封切こなたマイナーという配置自体が現在の政治状況のトレースという感想。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |