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緑雨さんのコメント: 投票数順

★3ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男(2017/英)つぐない』でも思ったのだが、ジョー・ライトという作家は、技巧に優れ極めて端正に史劇を撮ることができる一方で、基本的にはエンターテイメント志向なのだな。だからか、どこか「軽さ」を感じてしまう。 [review][投票(4)]
★4鳥(1963/米)何か理由があるわけでも、誰かが悪いわけでもない。突如として猛威に襲われ、世界の在りようが一変してしまう。そんなことが実際に起こり得ることを痛いほど知ってしまった、パンデミック禍にある我々。改めてこの映画を観ると感慨も変わってくる。 [review][投票(4)]
★4パターソン(2016/米)パターソン市のパターソン氏。市バスの運転士にして詩人。なんかもう、その設定だけで十分に映画、という気がしてくる。 [review][投票(4)]
★4幼な子われらに生まれ(2017/日)浅野忠信が出ているだけで映画の世界に必要以上に危険な空気が流れてしまうのは、良し悪しあるような。 [review][投票(4)]
★3リチャード・ジュエル(2019/米)印象深いのは、捜査官に家宅捜査に踏み込まれる場面、弁護士に「喋るな」と散々言われていたにも関わらず、黙っていられないジュエル。 [review][投票(4)]
★3ザ・シークレット・サービス(1993/米)ジョン・マルコヴィッチの怪演。いろんな意味でやりすぎなのだが、その過剰さが唯一なる印象を刻む。 [review][投票(4)]
★3天気の子(2019/日)広げなくてもよい風呂敷を広げている。 [review][投票(4)]
★3お茶漬の味(1952/日)デジタル修復版にて再鑑賞。普段は足を踏み入れない台所で、二人が協力しながらお茶漬けを拵える。ただそれだけのシーンが観る者を惹きつけて止まない。その自然さ、微笑ましさ、そしてちょっとの緊張感とスリル。 [review][投票(4)]
★4運び屋(2018/米)一言で表現するなら、緩いサスペンス。今のイーストウッドじゃなきゃ撮れない映画。 [review][投票(4)]
★4パッセンジャー(2016/米)中盤までB級痴話映画かと思いきや、後半一変。それにしてもジェニファー・ローレンスは改めて、エロさと知性と胆力を兼ね備えた、稀有な女優だなあと。 [review][投票(4)]
★4ファースト・マン(2019/米)人類が月に行く。それはまさに政治の所業であり、多大な費用と犠牲のもとに成り立つ。ロマンだけでは語れない。その厳然たる事実を否応なく突き付ける映画。前澤さんにも観てほしい。 [review][投票(4)]
★4耳をすませば(1995/日)今から約四半世紀前の東京郊外。一般家庭に携帯やPCが普及する直前、ワープロ専用機、図書館の貸出管理は手書きカード。それらを除けば、今と殆ど変わらない街の風景。なのに、それがこんなにも魅力的な物語の舞台になってしまう。これぞ映画の魔法。 [review][投票(4)]
★4東京暮色(1957/日)最初から最後まで愛想笑い一つ浮かべない有馬稲子、延々と髪にブラシをかけながら、視線を合わせず原節子と殺伐とした会話を交わす姿の厳しさ。 [review][投票(4)]
★3カサブランカ(1942/米)少なくとも自分には、この映画のバーグマンは魅力的とは思えない。ピンで映るたびに、これでもかと紗がかかるのには苦笑してしまう。 [review][投票(4)]
★5トゥルー・ロマンス(1993/米)寒空の下、屋上のビルボードの前に座って二人が互いの気持ちを告白しあう場面が素晴らしい。シチュエーションもダイアログもBGMも情感に溢れてる。このシーンで生み出された「純情」が全編を貫く。だからこそ、こんなバイオレントな与太話にも説得力が生まれるのだ。 [review][投票(4)]
★3シェイプ・オブ・ウォーター(2017/米)これぞ映画にしか創ることのできない世界。一見B級っぽい態をして、ギレルモ・デル・トロは、実に周到にバランスをとって作品世界を構築している。 [review][投票(4)]
★4ひまわり(1970/伊)15年ぶりに再見し、この映画を悲恋についての映画だと思って観ると本質を見誤ると感じた。戦争という要素が思った以上に重きを占めている。タイトルは「ひまわり」、そしてあの一面のひまわり畑の下に何が埋まっているかを考えれば当然なのだが。 [review][投票(4)]
★4キャロル(2015/英=米=仏)久々に映画らしい映画を観た。筋は数行で語り尽くせる程度のもの、セリフも最小限。だが、二人の視線と表情だけで世界が成立し、感情が痛切に伝わってくる。目が離せなくなる。 [review][投票(4)]
★4フォックスキャッチャー(2014/米)スティーヴ・カレルが登場する前、冒頭からずっと不穏な空気が流れている。チャニング・テイタムの不安定さの表現が的確だし、80年代の近過去感が巧みに作り込まれている。 [review][投票(4)]
★4マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016/米)オスカー獲った脚本よりも、演者と演出、ロケーションと撮影の映画。 [review][投票(4)]