コメンテータ
ランキング
HELP

disjunctiveさんのお気に入りコメント(26/39)

テロ,ライブ(2013/韓国)★4 なるほど速度感はあるが、堂々巡りや足踏みが素早いだけで展開の進行感はむしろ乏しい。娯楽作にとってのほどよい着地点を見失って脚本・演出が無茶に及ぶのも韓国映画に散見される悪癖だ。だがそれが面白なのだと嘯いてもいい。主人公がしっかり屑で、確かに道徳的でないヒーローの矜持の物語ではある。 (3819695)[投票(1)]
きっと、うまくいく(2009/インド)★2 立身出世に対する実にあっけらかんとした肯定も含め、軍隊もののハリウッド・ミュージカルにやたら似ているが、撮影のどうしようもなさはいつものボリウッド。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
舞妓はレディ(2014/日)★3 「これ、ミュージカルなんですよね?」と念を押したくなるほど、楽曲と舞踏(またパパイヤ鈴木だ)が弾けず楽しくない。お茶屋文化も、かつての周防映画の坊主修行や学生相撲ものほど新味はなく、小津風に座敷に鎮座する粋人に『変態家族 兄貴の嫁さん』を思い出す。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
フライト(2012/米)★3 デンゼル・ワシントンが冷蔵庫とにらめっこするシーンの緊迫感が凄い。 (パピヨン)[投票(1)]
テッド(2012/米)★3 下ネタ言うテディベアというアイデア以外は、在り来たりの男と女の惚れた腫れたのアップダウンストーリーで、まあ主演2人が好感度良いのが救い。小ネタ依存の単発ギャグは同時代的に結構ツボではあるが、その連鎖がマスで何かを形成するまでには至らない。 (けにろん)[投票(4)]
アデルの恋の物語(1975/仏)★4 バルバドス島の迷路の街のように、彼女の心の迷路は抜け出すことが出来ない。いつまでも、いつまでも彷徨続ける彼女の姿に涙する。愛に殉じたこんな人生もあるんだ。 (KEI)[投票(2)]
柔らかい肌(1964/仏)★5 ただでさえ終始何かに追われてるかのような主人公の切迫感が不倫によって倍加される過程をこれ以上無いまでの緻密さで描いた映画の教科書。しかも、中間小説に突然割って入ったかの如きアメリカンハードボイルドなラストが完璧にはまったのが戦慄的。 (けにろん)[投票(6)]
ベティ・サイズモア(2000/米)★3 べティ(ゼルウェガー好演!)が何か哀れに見えてきちゃって、この作品は一体笑っていいんだかどうだか戸惑っちゃいました。爽やかなラストは好感持てますが、殺し屋2人の決着のつけ方は後味が良ろしくないです。 (takamari)[投票(2)]
ソルジャー・ボーイ(1972/米)★3 戦闘モードに入った途端に生き生きするんだな。目を輝かせてるよ。 (黒魔羅)[投票(1)]
地獄でなぜ悪い(2013/日)★4 自己愛に塗れた耐え難いテーマで、設定も後付け丸出しだ。園子温が10年前に撮ってたら臭くて見れなかったろうが、20年前の『自転車吐息』の初々しさを強引に俎上に乗せ『熱帯魚』な東映イズムで料理した。なら、尚更に安易なCG血糊は興ざめだった。 (けにろん)[投票(3)]
ゴーン・ガール(2014/米)★2 消化不良。ミステリーでもコメディーでもないような、中途半端な印象を受けました。俳優陣は好演。 (アリ探し)[投票(4)]
暴走特急(1995/米)★4 狭き空間が活かされてる。 (d999)[投票(1)]
そして父になる(2013/日)★3 社会的事件を題材にして、渦中の人物に光を当てるという手法は興味深いが、本作に関しては、類型的になり過ぎてはいないか。 [review] (KEI)[投票(3)]
そして父になる(2013/日)★3 物語の「とりあえずの結末」が提示する「漠然とした次」をみると、血か時間かという問題は現代の価値の不確かさの暗喩であり、是枝裕和の念頭にある命題は「信じていたもの」の揺らぎと、その後に待っている「さすらい」とどう向き合うかということなのだろう。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
グランド・ブダペスト・ホテル(2013/英=独)★4 美術や構図や多くのギミックが行くとこまで行った感があり、結果、歴史に翻弄された男の物語は意匠に覆われ埋没ぎみ。円環は閉じてしまい、綻びは2重3重に修復されハプニングは封殺された。役者もこぞって神妙ちきりんに監督の意図から逸脱しない。危険だ。 (けにろん)[投票(6)]
グランド・ブダペスト・ホテル(2013/英=独)★3 箱庭で人形たちが動き回っているような、相変わらずのウェス・アンダーソンのキッチュな造形と画作りで、スクリーンから目を放すこができない軽快さ。磨きのかかった作りもの感がファンタジー性を高めるが、その軽さが主題の歴史感にマッチしているかは微妙。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
ローマでアモーレ(2012/米=伊=スペイン)★3 若手2人の恋話はボールドウィンを語り部として登場させることで得意の分析話術から寓意性が喪失し凡庸。アレンベニーニが担う2つの超現実的小話もペネロペ絡みの艶笑譚も総じてモッサリし噛み合わずとっちらかった印象。冴えない集大成。 (けにろん)[投票(1)]
忍びの者(1962/日)★3 雷蔵は好演だが、伊藤雄之助の怪演に食われてる。藤村志保は相変わらず美人と思わないが、若くて可愛い。加藤嘉岸田今日子も好演。['05.6.11高槻松竹セントラル] (直人)[投票(1)]
ローリング・サンダー(1977/米)★4 傑作。ポール・シュレイダーのやや教条主義的な脚本をジョン・フリンジョーダン・クローネンウェスが力漲る画面で強烈に緊張感を維持する。主人公ウィリアム・ディベインの内向的な情念の表出が忘れ難い。ラストでトミー・リー・ジョーンズが加わって暴力が爆発する展開は東映任侠映画好きのシュレイダーらしい。 (ゑぎ)[投票(4)]
ローリング・サンダー(1977/米)★4 敵の存在する幸福。殲滅の後の不幸。さあ、家に帰ろう。 (ぽんしゅう)[投票(2)]