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disjunctiveさんのお気に入りコメント(30/39)

J・エドガー(2011/米)★4 史上初めて「男同士の痴話喧嘩」を本気で描いた映画とも云えるかもしれない。しかしまさかイーストウッドがこんなに切ないホモ映画撮ることになるとはなぁ。 [review] (緑雨)[投票(2)]
アジョシ(2010/韓国)★4 百万遍も繰り返された物語、ほとんど神話である。ゆえに勢力図はむしろもっと単純でよい。代わりにウォンビンの遁世理由と卓越した暴力技術の因果関係を強化して、暴力への疑義を持たせたい。これでは簡単に強さを見せすぎである。が、『許されざる者』でなく『96時間』を目指すというのなら話は別だ。 (3819695)[投票(3)]
猿の惑星 創世記(ジェネシス)(2011/米)★3 驚異的な知性を持った猿の出現こそがドラマであり、他に描くべきことなど何もないとばかりに、何の曲折もなく話しがトントン拍子で進み、猿の反乱にいかなる共感も感動も生まれない。あるのは、先進技術によって高度な猿回しの域におとしめられたCG知性猿の哀れ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(7)]
八日目の蝉(2011/日)★4 少数派かもしれませんが... [review] (プロキオン14)[投票(6)]
荒野の七人(1960/米)★3 複雑だが。 [review] (ナム太郎)[投票(3)]
八日目の蝉(2011/日)★3お引越し』の奥寺佐渡子は地方の観光的でない生活感を映画に採り入れるあたりの筆に冴えが認められる。この映画も小豆島に腰を落ち着けてからが本番だ。全篇「面白さ」の創出にかけてはからっきし無頓着の演出が続くが、島での幸福な時間の重ね方までもつまらんの一言で片づけてしまおうとは思わない。 [review] (3819695)[投票(11)]
シェルブールの雨傘(1964/仏)★4 ミュージカルでなければ他愛のない話ですね。それだけでもミュージカルにした意味があると思う。 [review] (G31)[投票(2)]
カティンの森(2007/ポーランド)★3 深度ある撮影と真摯で節度ある演技。時系列に単線な展開の前半は良い。しかし、「その時」を経過し分散された物語は暗澹たる閉じた過去と未来へとのみ向けられる。それが悪いとも思わないが、なら収斂する作劇無きラストの座りが悪過ぎるのだ。 (けにろん)[投票(2)]
北国の帝王(1973/米)★3 走行中や停車中の列車の脇や屋根上をボーグナインがひたすら行ったり来たりする。そこに直線運動の映画的ダイナミズムがあると言えばあるし画としても魅力的。ただ、頂上決戦的な男の確執のドラマが淡白でキャラダインも不要。音楽も牧歌的すぎ。 (けにろん)[投票(3)]
息もできない(2008/韓国)★3 あまりに理路整然としていて,息もできない.狼の皮を被った,小学校の道徳の時間のよう.(2010.5) (moot)[投票(5)]
イルカの日(1973/米)★3 M・ニコルズのヨーロッパ映画風の端正な演出は良い(今ではこの演出では客は呼べないが、当時はヒットした)。でもストーリーは大したことがないのよ。イルカは本当に可愛く撮れてます。 [review] (ジョー・チップ)[投票(2)]
127時間(2010/米=英)★2 酷い侮蔑を込めて云えば、ここでダニー・ボイルがやっているのは文学だ。むろんボイルもただのド阿呆ではないから「あ、このままじゃ映画にならん」と気づき、いつにもまして撮り方に奇を衒って画像処理に精を出す。が、それがダサいと云ってるんだ。サイモン・ビューフォイA・R・ラフマーンも同罪。 [review] (3819695)[投票(3)]
マネーボール(2011/米)★3 「ホームランに気付かず一塁に戻る男」を本塁へやさしく送り出す相手側の守備陣がいい。ちなみにミュージシャンのスティーブン・ビショップは別人です。 (黒魔羅)[投票(1)]
ハロルドとモード 少年は虹を渡る(1971/米)★4 あのお婆ちゃんが「最初から聖人として描かれている」点がどうも気にかかる。アナーキーな秩序破壊者として現れたお婆ちゃんが次第に聖人のように見えてくる、その過程をこそ見たかった。自殺願望少年を束縛の地獄から救うのが自由への啓蒙だけでは物足りない。 (太陽と戦慄)[投票(3)]
ハロルドとモード 少年は虹を渡る(1971/米)★3 現実逃避にしか見えぬ少年の奇行の果てに正体不明の婆さんがいたわけだが、人生訓めいた更正方向ではなく閉じた世界に2人で埋没してゆく被虐性には一応惹かれる。ただ、余りに語られぬバックボーンゆえに所詮は絵空事にしか見えない。ラストはいかしてる。 (けにろん)[投票(3)]
将軍たちの夜(1967/英=仏)★4 フーダニ形式のストーリーを台無しにしてしまうピーター・オトゥールのアブない目。 (黒魔羅)[投票(2)]
ファンタスティック Mr.FOX(2009/米=英)★5 ファンタスティック・・・!(再見してレビュー改稿) [review] (DSCH)[投票(4)]
宮廷画家ゴヤは見た(2006/米=スペイン)★4 全篇ニヤニヤが止まらない。同じくフォアマンのコスチューム・プレイである『アマデウス』の三倍は面白い。「二転三転する時代の趨勢」「ゴヤの聴力喪失」といった史実を貪欲に取り込んだヴォリウム満点の無謀な脚本を映画的面白さに落とし込む豪腕演出。撮影よし演技よし編集よし音楽よし。 [review] (3819695)[投票(3)]
剣(1964/日)★3 部活動に命を懸ける若者の話。ある意味バカ映画。しかし全篇に溢れる三島由紀夫の危ない美学と、荒唐無稽な主人公を見事に演じきった市川雷蔵は圧巻。 (AONI)[投票(3)]
ゴーストライター(2011/仏=独=英)★4 この何か俗っぽい題名からは何も浮かばない。ましてや、英国の暗い湿度の体感は微塵にも感じられない。まるでサスペンスの王道とでも言える娯楽作品なのだが、じわじわ追われるその閉塞感からポランスキーの心情が推し量れる展開とも見える。 [review] (セント)[投票(3)]