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青山実花さんのお気に入りコメント(2/19)

八月の鯨(1987/米)★2 ベルイマン的姉妹の相克ではあろうが、干枯らびた人々ばかりが登場するのでパサパサして味気ない。濡れたヴァギナあってこその女の諍いであって91歳のギッシュを担ぎ出すにはテーマが場違いだ。映画史に遡及する言説は本質が伴ってこそ意味がある。 (けにろん)[投票(3)]
夫婦善哉(1955/日)★4 ダラしない男をポカポカ殴ったり、肩を叩いてあげたり…なんと微笑ましい(第三者から見ればね)光景か!ラスト5分はまるで幻想だ。お幸せにね。88/100 (たろ)[投票(1)]
インセプション(2010/米)★4 今後のジャンルの発展に期待。 [review] (おーい粗茶)[投票(3)]
トレーニング・デイ(2001/米)★4 演出の力量には心底感服した。アクションより心理描写に卓抜な冴えがある。しかし、ピカレスクな主人公の「羊と狼の論理」には目新しさが無く、演じるワシントンも計算に裏打ちされた演技以上のものではない。埒外から降臨する何かがあればと思わせた。 (けにろん)[投票(1)]
男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973/日)★3 当て書きされたらしいリリーって役は浅丘ルリ子あってのものって事をつくづく感じるのも事実だが、お嬢さんの蓮っ葉芸的な無理感がなくもない。夜汽車の窓から見える遠い家の灯りに寄る辺ない1人旅の孤独が際だつ。その連帯感は突き詰められずじまいだ。 (けにろん)[投票(1)]
アズミ・ハルコは行方不明(2016/日)★4 イクイクイクイクと絶叫する大河、こんなやつおらんやろ(いたらごめんなさい)。 遊び半分の関係をよく表してたと思います。 [review] (さず)[投票(2)]
MW -ムウ-(2009/日)★3 原作未読。そのためか登場人物のバックグラウンドがよくわからないまま観終えて、ここで皆さんのコメントを読んでようやく内容を理解した。よくわからないながらもこの映画を観て唯一わかったことは「きっと原作は物凄く面白い物語なんだろう」ということ。 (ダリア)[投票(1)]
泥の河(1981/日)★5 高度成長期の端緒は人々が未だ哀しみを噛み殺していた時代でもあったという述懐で、少年は幾度もの喪失を乗り越えやがてモーレツ時代の洗礼を受ける。出会いに始まり別れで終わる泥河べりの物語は慈しみに充ちた作り手たちの気合が最高感度で親和した結実だ。 (けにろん)[投票(5)]
天然コケッコー(2007/日)★3 都会人が大事にする田舎像=理想郷に、田舎者は「……デスヨネー」としか。 [review] (ダリア)[投票(1)]
男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979/日)★2 これはフーテンの寅じゃない。 [review] (ぱーこ)[投票(2)]
しとやかな獣(1962/日)★5 金に細かい新藤色の勝った作品で、戦後とともにどんどん煮詰まり行く彼の閉塞感の優れた中間報告の趣。続編は『絞殺』か。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
嘆きの天使(1930/独)★3 授業まえに必ず鼻をかむ無粋に気づかず、生徒の顰蹙と蔑みの視線を薄々感じつつ、八つ当たり的厳しさでコンプレックスを癒す威厳なき裸の権威主義男は、艶麗な罠に自ら進んで堕ちた。何故なら男は小鳥のさえずりに心和ませる優しく無防備な男でもあったから。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
ロミオとジュリエット(1968/英=伊)★4 それほど感興が涌かない古典題材もアイデア次第で蘇る。役柄と実年齢が同じ少年少女を使ったという一点でこの映画の勝ちが決まった。若さの弾けんばかりの瑞々しさが画面からほとばしる。一方で入念な考証に基づく美術や衣裳の厚みが文学的格式を堅持した。 (けにろん)[投票(1)]
ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ(2009/日)★3 夫婦とは、愛と憎しみの化かし合い。男は無様に、女は堂々と。☆3.6点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
20世紀少年 第1章(2008/日)★3 昭和45年の東京って、少年ってこんなだった?「昭和の少年」というアイコンにこだわりすぎではないだろうか? [review] (ダリア)[投票(3)]
祭りの準備(1975/日)★3 閉塞的地域社会の中で悶々と燻り続ける青年よりも、老いてなお盛んなお爺ちゃんに目を奪われる。 [review] (クワドラAS)[投票(3)]
泥の河(1981/日)★4 銀子ちゃんを想って泣く映画で、それでいいんだろう。いろいろ感想はありますが。 [review] (寒山拾得)[投票(7)]
フィオナの海(1994/米)★3 魅力的な奇想譚なのではあるが少女の無垢性には案外に無頓着であり、そのあたり『ミツバチ』にはあった迎合要因は無い。かと言って強固なオリジナリティも見出すのは難しい。寂寥なムード醸成は良いが、結局は心の琴線に触れるものが乏しいということなのだ。 (けにろん)[投票(1)]
あいつと私(1961/日)★4 アンチモラル天こ盛りで相当にドロドロしハードで暗いと言えば暗すぎる内容を裕次郎の「天然」と明晰口跡で生硬台詞を早口で捲し立てる演出の盲信と馬力が完璧にカバー。更にカラーの調子も絶品で暗部を粉飾する。まさに時代の勢いを逆照射させた逸品。 (けにろん)[投票(1)]
レイチェルの結婚(2008/米)★4 「家族」を演じたいメンバーが結集したが、根本は何も変わらず、ただそれぞれが自分のことだけに眼差しを向ける。 [review] (jollyjoker)[投票(2)]