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寒山拾得さんのお気に入りコメント(7/167)

国道20号線(2007/日)★4 どこかへつながっているはずの「その道」が見えなくなった男(伊藤仁)は、サラ金ATMで金を借りたその足で無造作に国道を渡り向かいのパチンコ店に向かう。ひたすら閉じられた輪を循環するだけの日常は、閉塞者の特権である「反抗」という武器すら消滅させる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
三尺左吾平(1944/日)★3 序盤の「木」のシーン以外はエノケンの見せ場がほとんどない。説教臭いエノケン映画てのもなあ…。デコちゃんのおかげでいくぶん救われてはいるが。[フィルムセンター] (Yasu)[投票(1)]
I am 日本人(2006/日)★2 やっぱり皮肉な感想が浮かぶ。ファミリーを愛すように、国のことも愛そう!そういうならアメリカさん、同じように地球も愛してよね。 (あちこ)[投票(1)]
津軽百年食堂(2010/日)★2 青森の蕎麦屋の話である。明治時代に屋台から店へと設立した苦労話。そして、4代あとの息子が学校を卒業後も不安定な仕事で日常を紛らわしている。そんな明治と現代を対比させて映像は流れるが、、。 [review] (セント)[投票(2)]
Revolver リボルバー(1988/日)★4 拳銃を巡るドタバタ。誰かが突出する訳でもなく、あくまで、ドタバタが続く様は、案外、貴重なお手本。尾美としのりと山田辰夫がとくにヨカッタ。 (しど)[投票(2)]
ともだち(1974/日)★4 いい脚本だ。ラストの処理は変わっていたが、より感慨深くなった。音楽は70、80年代らしく優しい調べだ。人は昔から子供も大人も変わっていない気がする。役者たちは、力を抜いた演技で好演。優作が浮いている様だが、印象には残る。 (KEI)[投票(1)]
悦楽(1965/日)★3 女をコマしまくる男の話だが、その心因が性への飽くなき欲求というより叶わなかった純愛の裏返しで結局はイジケ野郎でしかなく俗文学の言い訳めいている。それでも退屈しなかったのは、この時期の日本映画がもつある種の異端性。アングル選択とか異様で新鮮。 (けにろん)[投票(2)]
奇跡(1955/デンマーク)★5 卑小で欠落の多い生き物ゆえにこそ訪れる恩寵。神の息遣いが伝わる宗教劇の傑作。登場人物の心の中の嵐が、粛々としたリズムの中で手に取るようにわかる。台詞一つ一つの駆動力の高さが桁違い。緩やかなパンニング、禁欲的なミディアムショット、固定焦点距離の絵作りなのにシーケンス転換は驚異的に鮮やか。 (ジェリー)[投票(2)]
逃げ去る恋(1978/仏)★3 展開はどうでも良く4篇のドワネル編年記アンソロジーで、モラトリアムのままに途切れるそれに何の感慨もない。ただ『大人は判ってくれない』の未だ先行き見えない遣る瀬無さには別格の刹那は感じる。少年期に思う無限の未来はこうやって無為化されるのだ。 (けにろん)[投票(1)]
激動の昭和史 沖縄決戦(1971/日)★3 沖縄に育つと、6月23日は意識せずとも特別な日となる。慰霊の日として祝日となっており、学校も休みになるからだ。その事を、あらためて痛感させられる作品だ。 [review] (irodori)[投票(1)]
徳川女刑罰史(1968/日)★4 とってつけたような言い訳はあるもの余りの暴走に苦笑するしかない。 [review] (t3b)[投票(1)]
俺は善人だ(1935/米)★4 とにもかくにも、ロビンソン様の凶悪面に尽きる!この顔が前を歩いてきたら、誰だって通報したくなりますもの! [review] (AONI)[投票(1)]
俺は善人だ(1935/米)★4 あの“Fire”から面白いなぁと思う。 [review] (ドド)[投票(1)]
凶弾(1982/日)★1 悲愴なる(筈だった)ラストに向けてこれ以上無いご都合主義で組み立てられたストーリー。そういう映画は山ほどあるのだが、負って立つ主役が感情移入のしようもないトホホな野郎。こういうマイナス要素は掛算ならプラスになるのだが足算だったみたいです。 (けにろん)[投票(2)]
凶弾(1982/日)★2 現実の事件を題材にした時点で結末は決まっているのだから、そのエンディングにいかに説得力や意義を持たせるかがこの企画の肝のはずなのだが、脚本家も演出家も誰一人そんなことを考えたふしがなく、驚くべき安易さで平然と惰性をむさぼるさまが恥ずかしい。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
無能の人(1991/日)★3 石への偏愛やそれを売るという不条理がどうにも借り物臭い。何もできない・しないことへの突き詰めが不足してる。もっと影の薄い奴を主役に据えるべきだったのに竹中直人が主演も張ったので台無しだと思う。神戸浩だけが借り物臭を吹き飛ばしている。 (けにろん)[投票(1)]
モホークの太鼓(1939/米)★3 アメリカ側とイギリス側が戦うのだけれど、イギリス側の兵士がインディアンなので観ているこちらの心境は複雑だ。ヨーロッパを越えて多重文化に進んだアメリカの成立は重要だったのだけれど、その後の有色人種の苦闘を思うとキツい。 [review] (t3b)[投票(1)]
モホークの太鼓(1939/米)★4 クローデット・コルベールよりエドナ・メイ・オリヴァーのほうがよほど魅力的だ。何しろ家を焼き払いに来たインディアンをどやしたててベッドを運び出させてしまうのだから。赤ん坊に対する愛おしさと慈しみに溢れた視線はのちの『三人の名付親』を思い起こさせる。 [review] (3819695)[投票(3)]
エロス+虐殺(1970/日)★4 衒学的バカ。 (夢ギドラ)[投票(1)]
エロス+虐殺(1970/日)★3 時制の錯綜にせよハイキーなモノクロ映像の徹底にせよ一貫した手法へのポリシーの下で成されたという拘りは感じるが、高名な大正のアナーキストを描いて男女の愛憎に終始するのでは方途として使われた者は浮かばれないのではないだろうか。 (けにろん)[投票(2)]