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きめこめさんのお気に入りコメント(1/7)

ブラインド・マッサージ(2014/中国=仏)★4 盲人たちが言葉を交わすとき、その顔と顔は触れ合わんばかりに近い。互いの本心を気配や体温で確認するかのようだ。手持ちの接近ショットで捉えられたその像は、ふいにボヤケ、ふいに焦点を結ぶ。健常者である我々は、被写体である盲人たちとの「距離」を見失う。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
グロリア(1980/米)★5 アクション映画だけど芸術的で不思議な名作。 [review] (Myrath)[投票(2)]
この世界の片隅に(2016/日)★5 絶対に映画館で観た方がいい理由 [review] (てれぐのしす)[投票(7)]
二十四の瞳(1954/日)★5 戦後版『陸軍』、創作童謡映画、贈与の映画、悪役の映画、ロングショットの傑作。 [review] (寒山)[投票(5)]
沈黙 -サイレンス-(2016/米)★3 どうも演出家が長崎と魔界を取り違えているらしいのは、云うまでもなく乙なものである。同様に、日本人の演出家であれば呪縛的に逃れられなかったであろう時代劇的演技のコードから自由であるところに徳高さが好もしく滲み出る。平生の現代劇芝居と寸分違わぬ菅田俊浅野忠信に金銀のメダルを捧げたい。 (3819695)[投票(2)]
この世界の片隅に(2016/日)★4 キャラクターがガジェットと絡み合うことを博物学的嗜好が拒絶している。『風立ちぬ』がやるような、人の体重が車体の懸架を沈み込ませるような無機物の可変性を博物学が許容できず、美術をあたかも昭和館の陳列物のようにしている。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
この世界の片隅に(2016/日)★4 やっぱり、本作において最も重要な色彩は白色なんだろうな、と、つらつら思いました。思いつくまま、白い色をあげてみます。白いタンポポ。タンポポの綿毛。白鷺。白鷺の羽。波間の白うさぎ。白粉、白粉をふった、すずの顔。雲。アイスクリーム。包帯。砂糖。白米。 [review] (ゑぎ)[投票(10)]
この世界の片隅に(2016/日)★4 アウシュビッツの後で詩が書けなくなるすず、聖女チェチリアの境地に至る(錯誤修正しました)。 [review] (寒山)[投票(9)]
剣(1964/日)★3 狭窄した部活動がソシオエコミックとの和解により解放されるのではなく、川津や河野らの価値観がこのインフレに巻き込まれおののく。しかも液状化した世界観に揺さぶられる時、現れるのは恐怖というよりも、不条理な微笑を伴う愉快な浮遊感なのである。 (disjunctive)[投票(1)]
剣(1964/日)★3 人の多い映画だ。ほとんどのショットに四人以上の人が映っている。それにもかかわらず画面が汚くならないスコープサイズの構成力はさすが。 [review] (3819695)[投票(1)]
剣(1964/日)★4 市川雷蔵は「白」と「黒」の服しか着ない。学生服は白黒、剣道着は黒に名前の刻印部だけ白、剣道部の旗も白と黒。或いは机を挟んだ二者の構図や顔の半分を黒く隠す強い照明。藤由紀子川津祐介の乗った車がUターンするショット(ここでの衣装はサングラスに白いスカーフ!)や合宿のランニングが埠頭から戻っていくショット、船を真ん中に挟んだ海のショット。視覚的に連鎖される「二項対立」「対称性」のイメージ。 [review] (赤い戦車)[投票(2)]
愛しのタチアナ(1994/フィンランド=独)★4 マッティ・ペロンパーの飲みっぷり! (ミイ)[投票(1)]
一日だけの淑女(1933/米)★4 「おとぎ話をしんじるか?」 [review] (なつめ)[投票(4)]
1900年(1976/独=仏=伊)★5 香る華、香る暴力。 [review] (Orpheus)[投票(3)]
ゼロ・グラビティ(2013/米)★4スピード』『しあわせの隠れ場所』を凌駕する生涯の代表作を勝ち得たサンドラ・ブロックが一〇〇点に価するならば、私はジョージ・クルーニーに一二〇点を捧げたい。スクリューボール・コメディに由来するクルーニーの「饒舌」は、まとわりつく死(それは「宇宙」と名指される)に抗う全霊の身振りだ。 [review] (3819695)[投票(7)]
ミツバチのささやき(1972/スペイン)★3 「私はアナ」、しかし怪物は名乗る名さえ持たぬ。 [review] (ペンクロフ)[投票(7)]
密告・者(2010/香港)★4 香港の都市性に基づいて空間の逼迫した「逃げる」アクションが焦燥感を養う。むろんその頂を占めるのは椅子で埋め尽くされた廃校だ。それにしてもニコラス・ツェーニック・チョングイ・ルンメイのズタボロになるさまが目を疑うほどにエクストリーム。ダンテ・ラムはここまでやらねば気が済まぬのか。 (3819695)[投票(2)]
機動戦士ΖガンダムIII 星の鼓動は愛(2006/日)★4 それなりに満足です。しかし、一般人には「宇宙を駆ける痴話」か、アホなガキ(主にカツとファ)のたわごとぐらいにしか思えないだろうな。 [review] (ハム)[投票(2)]
機動戦士ΖガンダムIII 星の鼓動は愛(2006/日)★2 レコア少尉の名セリフ「また行き遅れか。」(「宇宙が呼ぶ声」より)この一言をカットしたことにより、確かに本作はTV版とは180度異なった作品になった。しかしそれは一種の神殺しであったと僕は思う。 [review] (ロープブレーク)[投票(2)]
ジャンヌ・ダルク裁判(1961/仏)★5 ジャンヌが退出する場面を丁寧に繰り返すこのリズム。余りにも緩慢で息が長く超然としている。このような律動を観客ははじめて体験し、これこそが「神」の領域であると知らされる。 [review] (寒山)[投票(2)]