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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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ジャイアンツ(1956/米)************

★4主演ではないがゆえに却って演技者ジェームズ・ディーンの偉大さが最も克明に記録され、かつ彼のフィルモグラフィ中で最も独創的な演技が示された作品。その独創性とはもっぱら「手」の使い方にある。演技においてこのような仕方で手を駆使した俳優は、世界の映画史上でも他に例が思い浮かばない。 [review] (3819695)[投票(4)]
★4ことさらに荘重にならず、軽みとユーモアを基調音とした良質の家庭劇。富み行くアメリカの中身のなさをジェームズ・ディーンが好演。少しづつ自分の夢から外れていった夫婦を演じたエリザベス・テイラーロック・ハドソンの老け具合は絶品である。 (ジェリー)[投票(1)]
★4この映画の冗長さや、つまらなさはようく判るが、ジェームズ・ディーンの出演作として『エデンの東』なんかとは比べ物にならないぐらい愛着がある。ジェット・リンクが石油を当てて、真っ黒になったままベネディクトの家へ乗り込むシーン! [review] (ゑぎ)[投票(7)]
★5J・ディーンの代表作。と本人も思っているに違いない。だけど、アメリカ南部の映画、文学、そして演劇が描く人と家族。とは、みんなこんな風。で、それはいまだに続いているひとつのアメリカ伝統芸能ですな。 (ALPACA)[投票(1)]
★2別に高揚しないしドキドキしないけど、なぜか最後まで観ちゃう。金があるとかないとかでなく、やっぱり堂々と生きなきゃね。 (動物園のクマ)[投票]
★43時間を超える大作だが、いい意味で大作然とせず、数十年にわたる家族の生活、その機微を丁寧に描きこんだジョージ・スティーヴンズの演出が光る秀作。 [review] (ナム太郎)[投票(3)]
★4南部と東部、牧場主と使用人、テキサス人とメキシコ人とういギャップを、押し寄せる工業化の波がいつの間にか飲み込んでいく。何が変わって、何が変わらなかったのか。30年にわたるテキサスの名門家三代の歴史の中に、20世紀前半のアメリカの縮図が見える。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★2これはエリザベス=テイラーロック=ハドソンを中心とした群像劇であり、決してディーンだけの映画ではないと言うことをもう少し考えてやるべきだ。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3暗示的で奥行きのある屋内シーンと、雄大で時に詩情さえ浮かべる野外シーン、どちらも実に見事である。つい一年ほど前に克服した赤狩りへの反作用か、ストーリは骨太で、拍車・激昂・破壊・暴風の描写が際立って面白い。また時代を経て移ろう価値観と、変わらぬ人間の本質が丁寧に描き分けられている点にも好感を持てた。 [review] (町田)[投票(2)]
★4これだけの長尺でありながら『風と共に去りぬ』などと比べるとスケール不足は否めないが、これはこれで愛すべき映画。ロック・ハドソン演じる気のいいテキサス親爺が実に微笑ましい。 [review] (緑雨)[投票(6)]
★4守旧派の姉や成り上がりの使用人が時代の変転を形成するが、彼女は流れに身を任せ穏健なリベラリズムを貫く。この長大な年代記をテーラーは完全に背負う。差別感情が引き起こすバーガー屋での喧嘩にジュークボックスのテキサス賛歌。機智に富む名シーン。 (けにろん)[投票(1)]
★2マーセデス・マッケンブリッジの強気、お見事。 (kenichi)[投票(1)]