★3 | さすがに「銃撃戦や宮崎あおいの疾走のアクション性が云々」などと語る気が俄かには起きぬほどヘヴィなお話だが、それを支えるのは簡潔にして雄弁な画面展開だ。虚構性の按配は作家としての倫理か。幼児買春という一種の表象不可能性に挑みつつそこそこに折り合いをつけ、たかだかPG-12の制限に収めてしまう職人的したたかさも。 (3819695) | [投票] |
★3 | 目を背けたいような真実がスクリーンに展開される。それはタイにおける幼児売春、幼児臓器売買のことであります。我々日本人たちはこの映像を見た瞬時、 [review] (セント) | [投票(2)] |
★3 | 生々しい現実をどのように受け止めて良いのか。咀嚼できない。 [review] (chokobo) | [投票(3)] |
★3 | 欲しがる者がいるから売る者がいるのだ。いや、売る者がいるから買い手が現れるのだ、という議論は実に虚しい。問題は、金で買えるものと買えないものの境界線であり、それは、人の心の中にしか存在せず曖昧であやういということだ。骨太で真摯な作品だと思う。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★3 | フィクションであって欲しいとこれだけ思った映画はないかも。
(TOMIMORI) | [投票(1)] |
★1 | ここまで正々堂々と真っ向から恥じらうことなくつまらない日本映画も今どき珍しい。映画を完成させようという真摯な態度に頭の下がる思いがするほどだ。 [review] (G31) | [投票] |
★4 | 社会学的見地からの批評もアリとは思うが、本作に関してはそれ以外の面から語られることがあまりに少なすぎるのではないか。まず笠松則通によるタイの風光と夜の湿度が良い、線路が真ん中を通るタイのスラムの立地が良い、役者の贅沢な使い方が良い、奥から手前或いはその逆への運動(宮崎あおいが黒いゴミ袋を見て走り出すショット)、何度も繰り返される「見る」ことについて。 [review] (赤い戦車) | [投票] |
★4 | ザラリとした舌触りの映画。月、黒ビニール袋、手をつなぐこと、鏡 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(10)] |
★2 | アジアの地下組織から照らし出す無意識の加害者日本、という主題だけはとてもいいのに期待外れ。何も描けずに終わっている。江口対妻夫木なんて定型描写はどうでもいいから、地下組織と佐藤浩市をこそ詳述してほしかった。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |