★5 | 登場人物が画面に出てはそのつど死んでしまう。それも、時代劇で人がばったばったと殺されるように。最初は沈痛だが、そのうち漫画チックになる。そこが、今村のダイナミズムなんでしょう。原爆の指先が溶けてるシーンだけは合点が行かない。 (セント) | [投票(1)] |
★3 | 淀川長治さんはこれをボロカスに評していたけど、今村昌平作品としては確かにまともすぎ。もっと原作の解釈を壊しても良かったのではないか。 (chokobo) | [投票] |
★3 | 川又昂の撮影だけが救いでした。どうも、今村映画には品を感じないなあ、川島雄三はどう思ってるのかなあ、、、、 (動物園のクマ) | [投票] |
★4 | 灼熱の地獄をくぐり抜けた者にのみ、死への時限装置が埋め込まれるという矛盾。被爆者たちの静かな生活は、先に逝った者たちへの哀悼と残された時間への謝意のようにもみえる。声高に“哀れ”を叫ばぬぶん、沁みるように悲しみが伝わる。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 核兵器の惨禍が二度とこの地球に起こらないことを願うばかりだが、昨今の世界の情勢は核保有国が増える一方であり、一超大国の戦争モードは止まるところを知らずであり、この先どうなる事やら・・・ [review] (RED DANCER) | [投票(1)] |
★3 | 人間を徹底的に見詰めることで、人間しか見ないことで、その生きた時代や社会を認識、批評しようと試みて来た、増村と並ぶ偉才今村が、こんなストレートな告発映画撮っちゃぁ明かに退歩だと思う。田中好子の描写は的確だが余計なもの(=石堂淑朗)が多過ぎるのだ。 (町田) | [投票(1)] |
★2 | 批難を恐れずに言うと、もっと主人公の内面に入り込む絵作りが必要だったのではないか。 [review] (G31) | [投票(2)] |
★4 | 今村が何故に固執した性への言及を廃し聖処女とでも言うべき被爆女性を描いたのかへの答は見出だせない。松竹初期に大島と共闘した石堂と川又の起用も意外性のみだが、静謐な哀しみを纏ったスーちゃんが言い尽くせない思いを代弁する。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | 今やその恐怖は疑いの余地がない故、これから被爆しようという彼らが黒い雨を墨汁が降ってきた程度の感覚で受け止めるシーンに、なおさら慄然とする。「正義の戦争より不正義の平和の方が遙かにましだ。」いくら使い古されようと、この理念だけは黴びさすまい。 (kiona) | [投票(3)] |
★4 | 面白かったけどなぁ。スーちゃんも良かったし。 (直人) | [投票] |
★5 | 悲劇を喜劇の手法で綴って、全く笑えないイマムラ流「重喜劇」がついに完成している。贅沢なモノクロが素晴らしく、武満も箆棒にいい。アメリカでかけ続けてほしい秀作。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |