★5 | ジャッキー・ブラウン(1997/米) | タランティーノ監督は三作目にして映画を作る目的を一通り果たしたのではないかとそんな気がした。それにしても、どんなに自信があるとしても私にはロバート・デ・ニーロをこんなに軽々しく扱うことなどできず、やはりこの監督は天才なんだろうなと思う。 [review] | [投票(2)] |
★5 | マイ・インターン(2015/米) | あのコルレオーネ、トラヴィスがこんな好々爺になっちゃったのかという驚きはさておき、主人公がそもそも仕事のできる人物だった設定はちょっとズルい気もする。しかし、登場人物構成はシンプルで、ちょっとした動きや目つきで状況を明らかにする主演陣の演技はお見事の一言。 | [投票(2)] |
★5 | マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015/豪) | 爆音、轟音、疾走、銃撃。2時間の上映時間をほぼ埋め尽くすテンションの高い映像に圧倒された。全般的に説明不足気味のまますっ飛ばして行ってしまうのだが、そこがまたいい。是非とも劇場で観たい映画。 | [投票(2)] |
★5 | ジャージー・ボーイズ(2014/米) | C.イーストウッド監督の丁寧な映画作りに感嘆するだけではなく、この人がこんなに音楽に造詣が深かったことに驚いた。選曲センスの巧みさに舌を巻いたが、「君の瞳に恋してる」が始まるまでの10分間の盛り上げ方は尋常ではなく、"Trust in me when I say."のあたりではもう感極まったし、曲の終わりで一緒に立ち上がって拍手しそうになった。 | [投票(2)] |
★5 | HK 変態仮面(2013/日) | まず劇画チックな鈴木亮平の風貌がとてもイイ!そして磨き上げた彼の肉体がまた素晴らしく、さらには一切の照れや憂いを排した変態ポーズが素晴らしい。彼を主演にした時点でこの映画の成功は約束されていたと思う。そしてニセ変態仮面を演じる安田顕の変態演技が、この変態映画を究極の変態映画へと盛り上げている。このめんどくさいいまどきの日本で、よくぞここまでの映画ができたものだと感心する。 | [投票(2)] |
★5 | フライト(2012/米) | 社会人として、人間として、父親としていろいろな想いが去来したんだけど、矜持を持つことや気概を大事にするという点に強く共感した。終盤、冷蔵庫に酒を発見したシーンは、こんな静かな映画なのに、本当に怖かった。 [review] | [投票(2)] |
★5 | モンスター(2003/米=独) | 誰しも何かにすがって生きている。それをなくした時の落差に怯えて、必死にそれを守ろうとする。最悪の選択をせざるを得なかった主人公の胸中を思うと暗澹とするばかりだが、人生の出だしから狂ってしまった彼女を救う術はなかったのかと思うばかりだ。 | [投票(2)] |
★5 | 苦役列車(2012/日) | 予告を見た人の多くが期待していた「森山未來の『モテキ』からの変貌ぶり」が、びっくりするほど表現されていた。顔つきまで変貌するもんなんだな。 [review] | [投票(2)] |
★5 | ボーン・アルティメイタム(2007/米) | このアクション...カット割りを考えた人もすごいが、編集担当の苦労が忍ばれる。アクション映画というジャンルのハードルを果てしなく上げてしまった感じで、007やMIシリーズなどのスパイ映画もやりにくいだろうな。一方ドラマ部分のチープなわかりやすさが結構いいと思う。しかしマット・デイモンって、役柄の幅が広い人だな。 | [投票(2)] |
★5 | グリーンホーネット(2011/米) | マット・デイモンの「グリーン・ゾーン」のつもりで「グリーン・ホーネット」を借りてしまったのだが、バカバカしくて非常に面白かった。CGの使い方も上々。ただ、この内容だったら、ヒロインにわざわざキャメロン・ディアス級を持ってこなくとも、もうちょっと違う女(ひと)がいた気がする。 | [投票(2)] |
★5 | 悪人(2010/日) | うまく表現できないけど、今の日本をむしばみつつある「嫌な感じ」がそのまま映画になったような怖さがある。社会弱者を不法投棄してしまうような状況やそれを是としてしまう社会環境が恐ろしい。それを止められるものは私たち自身しかないのかと、そんなことを考えさせられる名画。妻夫木聡の演じる無口な男がリアルすぎて怖い。 | [投票(2)] |
★5 | パラダイス・キス(2011/日) | いやー、少女漫画ですなー。ぶわははは。と言いつつも、北川景子はかわいい。 [review] | [投票(2)] |
★5 | 八日目の蝉(2011/日) | 泣けるとか言う次元の物語ではなく、こみ上げる嗚咽を抑えることができなかった。期待せずに見たけど、こんなにすばらしい作品に出会えるとは思わなかった。 [review] | [投票(2)] |
★5 | 死霊の盆踊り(1965/米) | 90分という短時間の間に、これだけいろいろなことを考えさせてくれた映画は、いまだかつてなかった。あまりのつまらなさに驚きを覚えるが、意図不明ながらなんらかの「こころざし」らしきものを感じられるという点で「デビルマン」や「北京原人」よりは良いと思う。 [review] | [投票(2)] |
★5 | 沈まぬ太陽(2009/日) | 長い。ひたすら長い。でも見て良かった。御巣鷹山123便のくだりは涙なくして見らりょうかという感じであるが、これ全部マジ話だったら、そらこんな会社つぶれるわなあ。 [review] | [投票(2)] |
★5 | 純喫茶磯辺(2008/日) | 面白くてびっくりした。基本的にはみずみずしさと野太さが一緒くたになった仲里依紗の魅力に負うところ大の映画ではあるが、カメラワークやカット、そしてセリフのテンポも良くてすごく引き込まれた。クライマックスは音楽と映像が合いすぎていて笑えてしまうくらいのできばえ。 | [投票(2)] |
★5 | インセプション(2010/米) | まさに映画の醍醐味。こんな映像を考え出せるヤツは普通じゃない。 [review] | [投票(2)] |
★5 | プレシャス(2009/米) | 見ていること自体がものすごく苦しい。プレシャスが無意識のうちに逃げ込む妄想がなければ、観客もまた最後まで耐えきれないだろう。「辛かった」と語る彼女を見ていることが辛いできごとだ。上っ面の感動ではなく、未来への希望を見事な構成で伝えてくれる。選曲も素晴らしくセンス良くまとまっている。 [review] | [投票(2)] |
★5 | シャッターアイランド(2010/米) | あれ?みんな点が低いけど、めちゃくちゃ面白くなかった?単に「あ、そういうことだったのね」的なナイトシャマランの亜流を作って満足するようなスコセッシじゃないと思うんだけど。どっちの立場から見てもそれなりに説明出来るのが面白いところ。 [review] | [投票(2)] |
★5 | なくもんか(2009/日) | 竹内結子のあまりの美しさに☆5。ただ、「なくもんか」という割にはやたらと泣いていたし、確かに途中までは笑いも泣けもする映画だったのだが、後半脱線し始めてからは、ひたすら退屈で、どうしたいのか全くわからなかった。 [review] | [投票(2)] |