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[コメント] 小さな中国のお針子(2002/仏=中国)
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★4下放を体験した原作者=監督による下放政策の回想で辛辣。温い両論併記を観せてもらう映画ではないし、お針子だから手籠めだろうといういい加減な展開の映画ではさらにない。 [review] (寒山拾得)[投票]
★3一言で言えばオリエンタリズムの映画。此岸(現在・西洋)から彼岸(過去・東洋)を眺めやる視線の映画。そこには願望の投影された美しさはあっても、勿論のこと、切実な希望や絶望の呻きはない。 [review] ()[投票]
★3二人の青年は、いったい文革に何を見たのだろう。純朴な山の少女に与えた希望が、彼女が被った苦痛に勝るとでも思っているのだろうか。全てを美しい想い出として水底に沈め、郷愁に帰してしまうなど愚の骨頂。男の私が観ても、男の身勝手さがつくづく嫌になる。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★3「僕たちの失敗」(?)っていうところですか。 (KEI)[投票]
★3ジャン=マリー・ドルージュによるいかにも現代ヨーロピアン映画的な美しさを示す撮影は文革時代の中国の山村には不釣合いだが、必ずしも文革時代の暗さを扱ったわけではないこの映画に描かれる普遍的な青春の像はそれによって明瞭な輪郭を与えられている、とも云える。が、俳優の頑張りが足りない。 (3819695)[投票]
★4ウンコと香水という相反するアイテムを効果的に使っているのがポイント高い (TOMIMORI)[投票(1)]
★5スタンダールの「赤と黒」ならぬ、マー&ルオの「「紅」と「黒」」。 [review] (ユリノキマリ)[投票]
★3実際の中国の田舎はもっと泥臭い。『山の郵便配達』といい、ちょっとフィルター通しすぎなのが気になる。 (ゆの)[投票]
★3文革直後の中国で『Jules et Jim』。それにしても画になる道だ。 (立秋)[投票(1)]
★5人生は常に環境と教育の中で熟成される。世界が心象を作り、その心象がドラマを生むのなら、人里離れたかの絶景こそ、この映画の全てとも言える。 [review] (るぱぱ)[投票]
★5文化と触れることの大切さを感じた。 本を読んだり、映画を観たり、美しい音楽を聴いて感動することが、自分の周りの世界に対するものの見方を変えることができるのだから。 (にゃんこ)[投票]
★3いかにも「フランスから見た中国」という感じで、中国の瑞々しいであろう山岳風景もどことなく香水の匂いが漂ってきそうな画になってしまっているのが残念。それでもお針子に本を読んで聞かせるシーンなどは西洋らしさが逆に良い働きをしていると感じたので、西洋と東洋の境目をぼかす事でもっと良い映画になったのではないかと思う。 (づん)[投票]
★3人間を圧倒する自然の景色を楽しむしか取柄は無い。だがこの退屈感もラストの演出を味合う為のものならば、ある程度我慢も出来る。ああいう演出は「映画魂」を震わせてくれるものだ。 (sawa:38)[投票]
★2大人社会への反逆は若者の常だけれど、これは大した悩みも屈折も煌めきもない、平凡な青春映画。バルザックやフローベールで反逆者気分が味わえるなら気楽かな、とも思い、逆にその程度のことが冒険になる文革時代の窮屈さはよく判るが…。 (水那岐)[投票]
★3中国の風景に圧倒され、少女の存在感は感じたけれど、ノスタルジックなまとめ方で平凡。原作では「お針子」が主役のようだが、この映画では2人の青年がそれに変わっているため、そうなったのかも。 [review] (トシ)[投票]
★4情熱に突き動かされるままに欲し、吸収し、動かざるを得なかった3人の、避けることができなかった青春の物語。 [review] (ムク)[投票]
★4思想文学は毒(危険)と考え禁止した文化大革命はある意味正しい。でも禁止したからといって毒素が薄れるわけでなく、かえって濃縮されてしまう。思想に触れることは刺激が強いと自由を失うことにもなる。そんな文革を若者3人の恋心と共に描いた作品。 [review] (スパルタのキツネ)[投票(2)]
★3決して劇的ではないが、3人の前におとずれる出来事に、こちらまで引き込まれる。だけに描写の薄さが気にかかる。↓ [review] (chilidog)[投票(2)]
★4みずみずしい青春がここにある。中国版「冒険者たち」だね。この男2人+女1というパターンは永遠の恋愛映画です。余裕が感じられるね。本によってその人の人生が変わることもあれば、痛い人生を経験することで人間はさらに優しくなれるもんなんです。 (セント)[投票(1)]
★3氾濫する文化や娯楽に麻痺する私たちにとって、知識への渇望はある意味逆カルチャーショック。寒村を舞台にしてサラサラっと流れていく普遍的ストーリーは、良くも悪くもまさしくフランス風電影。 [review] (アルシュ)[投票(2)]
★3文化大革命の本質的な部分はほとんど描いていない。薄っぺらな青春映画になってしまっているのが残念だ。 (RED DANCER)[投票]
★3風景や音などの描写は素晴らしかったが、ストーリーがやや薄くなっている気がした。原作がベストセラーとのことなので、是非とも読んでみたい! (makoto7774)[投票]
★5あの風景、音楽、お針子と少年2人の瑞瑞しい美しさが印象的。知識は人間を成長させ、世界を変えていくチカラとなる。 (わわ)[投票(1)]
★5村の背景に、ポッカリと穴の開いた岩の先には、彼女と彼等の未知の可能性がある [review] (peaceful*evening)[投票(7)]
★2当時の世相を絡めて青春の一片を描いてはいるのだが、画面からは、都会育ちの青年二人が田舎に行って様々な体験をする「ウルルン滞在記」のようにしか見えないのが悲しい。ありのままの山奥の山村のロケーションは、それなりに目を見張るが…。 [review] (TOBBY)[投票(2)]
★4やはり製作がフランスってコトで、上品に官能的。それに美しい原風景に見とれてしまった。3人の男女が皆魅力的。 [review] (プロキオン14)[投票]
★4まず撮影が素晴らしい。中国奥地の風景だけでなく、人物(特にジョウ・シュン)の美しく撮られていることよ。観終わった後に感じる「失われたものへの感傷」もいいね。[Bunkamuraル・シネマ1/SRD] (Yasu)[投票(1)]
★5映像は美しく、若い役者の3人がとても映えてましたね [review] (カノリ)[投票(1)]
★3モーツァルトの「毛主席を想って」!!・・・ぷ!ヤマダ君、ルオに座布団1枚ね! [review] (Shrewd Fellow)[投票(3)]
★3おもしろいかと訊かれると首をひねるむきもあるが、雰囲気のある映画ではあった。雄大な山岳の谷間に響くバイオリンの音色。外国小説の朗読に美しい刺繍が彩りをそえて、ノスタルジックな恋と友情が徐々に育まれていく過程をやわらかく包んでいる。 (よだか)[投票(2)]