★3 | 序盤のセクト勃興史は、あたかも深作『代理戦争』の如しで快調だが、物語が山に入ってからは停滞。今更のこういう永田や森なら伴明『光の雨』の方が鮮烈だった。愚直なまでの若松は支持したいが現代に訴求させる多面的「総括」には至らなかった。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 永田洋子に代表される女性のサディズムがノリノリに抽出されるほど、森恒夫が棒演説に陥没し、原田芳雄の飄々としたナレーションとともに、総括から理由を奪ってしまう。殺戮の動機を追及しないのならイデオロギーは脱臭され、事は病理論に落ち着く [review] (disjunctive) | [投票(2)] |
★5 | 最後まで残ってる女はブスばっか(笑)。 [review] (青山実花) | [投票] |
★4 | 今を壊した先にあるものが見えなくても、とにかく壊したい衝動を抑えられないことが若さなら、 現在の日本において「若い」という言葉はすでに死語かもしれない。というようなことを考えました。 (もがみがわ) | [投票(2)] |
★3 | 強烈な印象を残す映画である。 [review] (代参の男) | [投票] |
★4 | 剥き出しの出来事に対して、安易な物語化を拒否し、それに向き合うための「勇気」を持つということ。 [review] (蒼井ゆう21) | [投票(3)] |
★4 | 省みられることのない主義思想の暴走と、絶対的指導者による集団の恐ろしさ。 (Soul Driver) | [投票] |
★3 | なにが濃いって、1470円もするパンフが濃い。これを読むと、いままで不可解だった連合赤軍事件への理解が相当進む。映画要らないほど。ん? [review] (G31) | [投票(1)] |
★4 | 昨今の日本映画には珍しい、実に骨太な力作。アメリカン・ニューシネマの香りさえ漂う。長く辛い映画だが観て良かった。並木愛枝が凄まじい。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 彼らと彼女たちの誤算。 [review] (おーい粗茶) | [投票(3)] |
★3 | 坂井真紀のセリフ「私も革命戦士になる!」、、んな訳ねーだろ!本気で権力に勝てると思っているのか!などと突っ込みながらも当時は本当にいたんだね〜こんな若者が、へ〜、、、。な〜んて醒めた目で鑑賞していましたが、ドラム缶入浴半ケツシーンではぐっと画面に引き込まれてしまったぞオレ。以上総括でした。 (NOB) | [投票] |
★3 | 群れていても孤独な人たちによる総括サバイバルという感じで、彼らが目指した理想社会がどのようなものだったのか結局わからないまま。
[review] (TOMIMORI) | [投票] |
★3 | 歴史のお勉強が延々と続く序盤には、呆れて途中で観るのを止めようかと思えてくるが、本格的にドラマ部に突入すると今度は一転、言葉と肉体の暴力の渦。この、執拗な言説化からナマな暴力へと急変する構成は、連合赤軍の在り様そのものにも見える。 [review] (煽尼采) | [投票] |
★5 | 『突入せよ!「あさま山荘」事件』で警察側を観ました。知っていたのはそれだけ。この映画で初めて背景を少し知りました。 [review] (あちこ) | [投票] |
★4 | 辛くて見ていられ無かった。あの時代を生きた者なら皆そう感じたと思う。彼らは間違ってる、と言うのは結果論だ。あの頃は思想は違えども、誰も皆日本を愛し憂いていた。彼らを責めることなど私には出来ない。 (ガンジー) | [投票] |
★3 | きっと、連合赤軍が特殊なのではなく、密室・目的の喪失等が生む集団心理の結果なのだろう。その過程の実録としては面白いが、映画としては見ていて辛い。
(NAO) | [投票] |
★5 | 当時をリアルタイムで知らない私にとって、この作品から伝わってくるのは理想とか情熱ではなく、閉塞の危うさと理論の脆さだ。 (パグのしっぽ) | [投票(1)] |
★2 | 総括、総括って、いちいちうるせえんだよ! [review] (chokobo) | [投票(4)] |
★5 | あの世代は自身を「総括」せずにリベラルと名を変えて「転向」した。俺は彼等の世代を蔑んできた。と同時に憧れもした。以下は俺なりの「総括」。 [review] (sawa:38) | [投票(9)] |
★3 | 飢えた若者たちが発する大仰で空疎な言葉が空回りし、言葉に引き摺られるように破滅に向かって突き進んでいく。あさま山荘は流浪し疲弊しきった彼ら、死んでいった仲間たちを含んだ彼らの終着点だった。当事者からすれば不謹慎な言い方かもしれないが、確かにそこにノスタルジーが存在した。 (グラント・リー・バッファロー) | [投票(1)] |
★4 | 最初の1時間、60年代の学生運動の歴史勉強はやや退屈ではあるが、世界的に革命が流行する当時の浮き足立った時代性が理解できる。そんな「時代の流行」に流されちゃった若者達の視点から描いた、歪んだ青春ロードムービー。080713 [review] (しど) | [投票(6)] |
★4 | あさま山荘の映画では(もちろん)ない。あさま山荘はほとんどおまけだ。あさま山荘に至る、あの苦く、苦しく、不愉快きわまりない道。舞台があさま山荘に移ると、ああようやく終わりだ、とほっとする。それだけ見続けるのが辛かった。 [review] (イライザー7) | [投票(6)] |
★3 | どうしても「テレビ的」という語が頭に浮かんでしまう。それは画面に映画(フィルム)らしい艶が希薄なことと、再現ドラマ的な情報提示の形式(=「実録」)のためであるが、それがどうしたと云わんばかりの力強さに溢れた映画でもある。 [review] (3819695) | [投票(1)] |
★4 | 若松孝二が撮った事が重要なのだと思う。仮にどんな内容であっても、彼(当時を適切な立場で知る者)でなかったら観客は納得出来なかったのではないか。… 2ヶ月以上reviewに頭を悩ませてきたが、40年答えられなかった問題にひとつの解答を出したこの映画に対して、俺如きが軽々に評せられる筈もない。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(4)] |
★5 | 採点するに及びないと思いつつ、私の中で『シンドラーのリスト』と同等に位置づけられたので、5点をつけました。 [review] (パスタ) | [投票(1)] |
★5 | 若干連合赤軍贔屓の描写があるが、できるだけ主観を廃し事実を正確に伝えようとする姿勢が素晴らしい。そこから浮かび上がる事実は単純なテロリストの暴走とは違う別の側面を描き出している。 [review] (すやすや) | [投票(5)] |
★5 | 「勇気」という無限と、「共産主義化」「革命的」という無限の狭間で揺れる「若さ」。それは、残酷にも「生」を引き裂いて行く一方通行の情熱。「若さ」が「勇気」を獲得する日は来るのだろうか――。 2008年4月19日劇場鑑賞 [review] (ねこすけ) | [投票(5)] |
★4 | 永田洋子を演じた並木愛枝に一票! (kenichi) | [投票] |
★4 | 闘うことを決意した者は、必ず二つの対象を敵にしなければならない。ひとつは倒すべき相手として、面前に具体的に存在する人物や組織や体制。もうひとつは、刻々と変化する状況と闘う意志の持続が、当事者の制御能力を自ら麻痺させるという人間の不思議さ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(10)] |
★4 | つまらないということではなく、観ていてこれほど辛い映画は記憶にない。揶揄するでも罵倒するでもなく、事実を追った力作。圧倒されるばかりである。 (Master) | [投票(1)] |
★5 | 3時間10分という上映時間は決して長くない。その位濃密な作品でした。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★4 | この映画は題名のとおり実録ものです。かなりの書物、書簡からこの映画を構築したと思われる。でも、その時代を生きていた僕でさえ膨大な状況から彼らの行動を理解していたわけではないので、 [review] (セント) | [投票(7)] |