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[コメント] 告発のとき(2007/米)
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★4苦しんでいるときに「辛いです。助けて下さい」と素直に言えるような国であってほしい。不安や苦悩から目を逸らしてはいけない。力で屈服させても、いずれは敗北が待っている。誰もが死から逃れられないように。素直に認める、と言うのも一つの特効薬だ。 (Ryu-Zen)[投票]
★3TLJってこんなにいい役者だったっけ。でもほとんどそれだけ。現在進行形の問題だから仕方ないとはいえカタルシスを得られなかった。 (ドド)[投票]
★4眼前の光景に耐えかねたかのような、デジタル映像の、光景が砕かれて色の粒が散るノイズ。携帯動画中の兵士らの表情も含めて、役者の顔が語る映画。『クラッシュ』よりも抑制された演出が、却って心に沁みる。 [review] (煽尼采)[投票(1)]
★3国旗掲揚のエピソードは勉強になった。序盤とラストに挿むことで、愛国者であるT・L・ジョーンズ親父の心の変化を描く、という狙いはわかるが、ちょっと演出がアザとすぎて趣味じゃない。逆に、アメリカの男社会に根強く残るセクハラに耐え、奮闘する女性の姿を描いているところに好感を持った。 (AONI)[投票]
★4既に書かれている通りトミー・リー・ジョーンズが素晴らしい。全体的に地味だが全く隙のない映画。傑作。 (赤い戦車)[投票]
★5若者は「イラクなんか核兵器で潰せばいい」と言い放った。老人は8時6分に悪夢から目を覚まし、太陽の眩しさを確認した後、再び奔り始めた。 (Lostie)[投票]
★5エモーショナルな内容をこうやって静かに語られると、かえってズキッと突き刺さる。(2009/10) (秦野さくら)[投票]
★4トミー・リー・ジョーンズに圧倒された。 [review] (あちこ)[投票(3)]
★5PTSD(心的外傷後ストレス障害)にかかった大量の兵士がアメリカ国内に戻ってきている。その最大の原因は「一般市民の殺害・無差別殺戮等、非道な戦争体験で、女性や子供を殺してしまったという良心の呵責」である。その精神的ダメージを引きずったまま国に戻り、いきなり「普通の社会」に復帰するのである。順応できるはずがなかろう。 [review] (IN4MATION)[投票(1)]
★5善悪を基準は誰が定めるのか?神か?それぞれの神が違っていたら?むしろ、それぞれの神の基が同じだったらどうするのか? [review] (MM)[投票]
★3後味の苦さはかつての「ベトナム後遺症」モノと共通するが、語り部となる、国を愛し家族を愛する老父トミー・リー・ジョーンズのキャラクタに抑制を効かせることで、却って深みを生むことに成功している。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★4ポール・ハギスを侮ってはいけない。 [review] (chokobo)[投票(2)]
★5「子供」とはだれか。 [review] (カズヒコ)[投票(4)]
★4実に丁寧に作られていて、サスペンス映画の醍醐味を単純に楽しめる。しかもテーマはとてつもなく深くエグイ。戦争のもうひとつの爪痕とは・・・。トミー・リー・ジョーンズにも惚れ直した。 2008.10 劇場 [review] (チー)[投票]
★3誇りを持って戦えない戦場。それがもたらす人心の荒廃。重要なテーマだとは思うが、 [review] (G31)[投票(1)]
★3題材が「今更」との印象。この題材としての映画としては素晴らしい映画なのだと思うのですが、今更… (Sungoo)[投票]
★5このハギス演出を見ていると、彼が「地味だが的確に映画を語れる」資質の持ち主であることと、脚本家としての彼の秀逸さもそういった資質に基づいた才能が発揮されたものであることを再確認することができる。 [review] (ナム太郎)[投票(2)]
★3抑揚をあまり感じさせないが、よくみつめてみればとても深いシナリオ。デートには絶対向かない作品。[080730 ginza cinepatos] (浅草12階の幽霊)[投票(2)]
★4淡々と息子の消息を追うハンク(トミー・リー・ジョーンズ)の顔。やがて彼の顔には、父親ではなく軍警察の捜査官の冷徹さが漂い始める。さらに、その顔は戦場における兵士たちの「すべて」を、すでに知っている男が精一杯、不安に耐えている顔にも見える。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
★5欲を言えば、スタンリー・キューブリック版を観たくなった。2008.7.11 劇場観 (中世・日根野荘園)[投票]
★3予告編から軍絡みの陰謀ものを予想したため、見終わった直後は物足りなく感じたが、トミー・リー・ジョーンズの演技のおかげもあって、後からじわじわと良さが分かって来た。 [review] (ノビ)[投票]
★4人間の人類への課題を投げかけた一編の映画だ。映画歴史的にも繰り返しこの手の主題は追求されて来てはいたが、戦地と国(故郷)の距離があり過ぎることもあるのだろうか、アメリカで最近執拗にこのテーマがクローズアップされている。 [review] (セント)[投票(6)]
★4戦地に慣れるということがどういうことなのか、写真と映像、そして事件がそれを示す。『ノーカントリー』に続き、自己の価値観を破壊される役を演じたトミー・リー・ジョーンズがとても良い。 [review] (Master)[投票(5)]
★5告発のとき』という邦題は好きではないが、確かにいざ邦題をつけるとなると実に難しい。それだけ含んでいるものが複雑であり、語りつくせない奥深さがあるから。(2008.07.12.) [review] (Keita)[投票(5)]
★5真摯に語らねばならぬことに対してのハギス演出が、贅肉ゼロのドラマトゥルギーを潔癖なまでの簡潔さで描く。父はやり場のない憤りを噛み殺して逆さ星条旗に思いを託すしかない。ワンサイドな視座から遙か離れた錯綜した思いと鎮魂。役者も皆完璧。 (けにろん)[投票(5)]
★3個人の問題と国家の問題。どこまで被せてよいのか、どこから切り離すべきか。 [review] (夢ギドラ)[投票]
★4英雄を死地に送り出す者。 … 原題の「エラの谷にて」とは、旧約聖書でペリシテの巨人ゴリアテとユダヤの少年ダビデが戦う土地の名より取られている。[第1サムエル記:17章] ☆4.0点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(3)]
★4社会派的なテーマ設定に目を曇らされがちだが、クリント・イーストウッド周辺から登場した演出家としてはハギスマイケル・チミノに次ぐ才能だろう。『クラッシュ』に輪をかけて地味な映画であり、吃驚させるほどの画面こそ多く持たないものの、確かな演出力がオーソドックスな語りを支えている。 [review] (3819695)[投票(10)]
★5派手なシーンも巨大な陰謀めいたものもなく、淡々とした描写の中で、戦争による人間性の喪失とはこういうものかと、言いようのない恐ろしさが身体全体をつつんでいく感じがした。 [review] (シーチキン)[投票(8)]
★5完成度が高すぎる。さらに、やっと映画が終わったと思ったら、あの写真でガツーン。ポール・ハギスは容赦ない。90/100 [review] (たろ)[投票(4)]