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disjunctiveさんのお気に入りコメント(29/40)

マレーナ(2000/米=伊)★3 この監督らしく、人物の主観と回想の多用によって、寓意で作品を塗り固めてしまう。でも「村八分」やら「個人の初恋の思いで」を普遍化されても困ってしまう。撮影と音楽は圧巻。 (Kavalier)[投票(5)]
裏切りのサーカス(2011/英=仏=独)★3 緩やかに移動し続けるカメラが全篇を一貫した情感で覆う。美術や衣裳も交えて殆ど完璧に制御されたスタイルの達成だが、完璧すぎて嫌らしい感じも。再三注入される過去パーティシーンが強要する懐旧感は青春グラフィティ親爺版の趣。非情を情が上塗りする。 (けにろん)[投票(3)]
コンドル(1975/米)★3 エレベーターとしかめっ面だけでこの緊張感。 (黒魔羅)[投票(1)]
薔薇の名前(1986/独=仏=伊)★3 何が出るのか分からないおどろおどろした前半はムード醸成に成功しているが、急転直下の謎解きが如何にも駆け足で途端に陳腐化するセット美術も含めて一気に尻つぼみ。結局は謎解き探偵ものの範疇に収まってしまうには勿体ない題材に思えた。 (けにろん)[投票(3)]
アフタースクール(2008/日)★1 DVDで観たので遠慮がちに書きますが、構成とか仕掛けとか「映画的見せ方」とか置いといて、単純につまらない作品でした・・なぜかというと・・ [review] (river)[投票(1)]
北国の帝王(1973/米)★3 狂気の沙汰の死闘にしては根拠が分らず、意地の張り合いというにはユーモア不足。「闘争心の本質」などという高尚を極めるわけでもなく、といって娯楽を志向する「ゆとり」があるわけでなし。とりあえず「悲壮」なり「爽快」なり、立ち位置はっきりして欲しい。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
外事警察 その男に騙されるな(2012/日)★3 古沢良太の秀逸な脚本は相変わらずグウの音も出ない。しかしドラマ版の熱狂的なファンとしては不満も多い。グウ。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011/英=仏)★4 メリル・ストリープの演技にうちのめされる。ウヒウヒ笑いに行ってごめんなさいm(_ _)m [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
密告・者(2010/香港)★4 イヌの妹への又ボスの情婦への想いと、刑事のイヌへの思いと元妻への想い。暴力まみれの殺伐な泥沼の中で4つの想いの真摯で衒いがないことに打たれる。中でもイヌと情婦の成り行きに導かれた道行は行きつくとこまで行き近松的な崇高な領域に至る。 (けにろん)[投票(3)]
バトルシップ(2012/米)★4 ブリトー入手のためコンビニに不法侵入するテイラー・キッチュの手際の悪さを定点監視カメラ映像の鮮やかな繋ぎで見せたプロローグが傑作だ。これは並大抵の馬鹿ではないと笑い慄く。ちゃんと代金を置いていくあたりも百点満点の馬鹿である。以降のシーンでは並の馬鹿に落ちぶれてしまうのが悔やまれる。 [review] (3819695)[投票(4)]
ダウト あるカトリック学校で(2008/米)★3 校長ストリープと神父ホフマンの対立は、結局は自らの立場や心情擁護の域を出ず、それに比べて黒人少年の母(ヴィオラ・デイヴィス)の主張の正直で切実なこと。所詮、戒律や性癖を巡る疑惑など、ただの生の断片でしかなく生きるということの本質とは無縁なのだ。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
駅前旅館(1958/日)★4 森繁と淡島、フランキーの恋路はお馴染みの風景。そんな中、虚言症の男を演じる伴淳三郎の喜劇力が爆発。画もいいし豊田作品はいつも安心して楽しめる。数ある井伏映画化作品の中でも最高の一本。 (町田)[投票(1)]
スラバヤ殿下(1955/日)★3 菊田一夫原作柳沢類寿脚本森繁久彌主演二役で面白くならないはずはないのだが佐藤武の演出は空疎でイマイチ乗れず。最高のカタチで映像化されているとは云い難い。川島か久松静児で観たかった題材。松井八郎の音楽が素晴らしい。 (町田)[投票(1)]
神阪四郎の犯罪(1956/日)★3 証言がくい違う“羅生門アプローチ”の面白さは充分だが、神坂=森繁久彌の豹変する芝居が上手すぎ、話の筋とは関係なく森繁(=神坂)はやっぱり怪しいと奴だと感じさせてしまうのが思わぬ誤算。最後の熱弁は、理屈の押し付け。傑作になり損ねた秀作。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
神阪四郎の犯罪(1956/日)★4 良くある社会派法廷サスペンス。肝と成るべき森繁の”演じ分け”は台詞回しばかりに留まりどうにも中途半端。その一方で、驚くべきことだが、左幸子の演技はまだ十代と思しきこの時点で既に完成されていた。 (町田)[投票(3)]
仕立て屋の恋(1989/仏)★3 おやじの妄想をここまで芸術的に仕上げたのはすごい。ストーリーには共感できるとは言えないけど(わかる部分もある)駅でのシーンなど、禿げおやじを撮った映像なのにものすごく美しい。3・5点。 (プープラ)[投票(4)]
父の祈りを(1993/米)★3 エマ・トンプソンの法廷シーンでは胸が熱くなったが、前半はちょっと単調でした。 (ドド)[投票(1)]
Vフォー・ヴェンデッタ(2005/米=独)★3 とにかく説明しすぎ。台詞多すぎ。ウォシャウスキー兄弟らしいって言えばらしいけど。 (ヒエロ)[投票(1)]
Vフォー・ヴェンデッタ(2005/米=独)★2 V以外のほぼ全員が事態に対する傍観者でしかないので、お話に起伏がなく退屈この上ない。つうかナタリーはもっとキレろよ、アンタ以外に革命側と関われそうなキャラがいないんだからよ・・・ [review] (佐保家)[投票(1)]
ハート・ロッカー(2008/米)★3 例えば汗や飲み物、もしくは水たまりといった、何らかの「液体」に触れることで彼ら爆弾処理班3人はどうにか生の領域に留まっている。やたら揺れたりズームするカメラは被写体との「距離」を訴えかけるためとも取れるが、全体の出来をみるにつけ私にはこの監督がそこまで計算していたとは思えない。 (赤い戦車)[投票(1)]