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3819695さんのお気に入りコメント(60/182)

スカイライン 征服(2010/米)★4 舞台を徹底してマンションにしている辺りが逆に好印象、マンションという日常を舞台にした日常破壊型地球侵略映画。宇宙人が操るゴリラ型の宇宙怪獣ロボットが車を破壊するシーンで「何やっても終わりだ」という絶望を感じた。 (がちお)[投票(2)]
あの夏の子供たち(2009/仏)★4 生きている人は動き、進む。役割が変化しても、誰かが動きを止めても、動く。人を追うように撮ったこの作品は、丁寧で真摯的。彼等の暮らしがそこにあった。 (あちこ)[投票(1)]
クレイジー・ハート(2009/米)★5 I don't forget about you, I don't forget this day. で溶けた、アヘ。酔っ払いのわき汗がすごくクサそうなのに許せる。お腹出ててもぎゅ〜ってしてくれるカンジがうらやましい。くしゃくしゃ頭とヒゲにやられた。 [review] (jollyjoker)[投票(2)]
アンブレイカブル(2000/米)★4シックス・センス』同様の孤独な魂の対峙と相克。超絶美技だった前作を完全に裏切るズッコケ展開なのだが、無駄にパワーアップした冒頭シークェンスを筆頭に何でもかんでも痛ましいまでの哀しみに満ち溢れさせている。怖いもんなしのこの強引さは好みだ。 (けにろん)[投票(2)]
正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官(2008/米)★4 それぞれの岐路で役者たちが見せる「無表情」に痺れさせられる。悲嘆、嗚咽、失望、放心、或いはさして気に留めていないのか。一元的な感情の押し付けではなく、無表情だからこそ観客は言葉に還元されない、複雑に入り混じった感情の奔流を感じ取ることができる。ウェイン・クラマーはどうやら想像以上に広い引き出しを持っているようだ。 [review] (赤い戦車)[投票(1)]
学生ロマンス 若き日(1929/日)★3 仲のよさげな学生二人が一旦半ば仲違しかける。いじけた感じの斎藤達雄の表情と身振り手振りの如何にも中途半端ななげやりぶり。ツボは押さえていてもけっしてはじけないギャグ。スキー場の丘や斜面のカット。学生達の踊る場面のなんとも言えない長閑なリズム。 ()[投票(1)]
未知との遭遇(1977/米)★3 リチャード・ドレイファスのキャラやその家庭のヒステリックな描写には共感抱き難く居心地悪い。本来秀逸なアイデアとも思われる「山」の啓示はまさに山という形の凡庸がどうしようもない。だがそれでも(それだから?)未知の存在の不気味さは未だに残響している。光が怖い、と描写するのは、未だにこの映画と『ポルターガイスト』くらいしかないのではないか。 ()[投票(5)]
ゼロ・グラビティ(2013/米)★3 この空間モデルがヴァーチャルとリアルの二項対立を無効にする。動くキャメラでもって空間を動かして見せた溝口的時代の次の時代をこの映画は圧倒的な皮膚感覚を伴って予感させた。映画はキャメラを通過しない映像を届けることに初めて成功したかもしれない。 (ジェリー)[投票(3)]
ゼロ・グラビティ(2013/米)★5 コワルスキー役のジョージ・クルーニーにやられた〜! [review] (capricorn1)[投票(4)]
ゼロ・グラビティ(2013/米)★5 一行で済んでしまうようなプロットを映像体験だけでみせきってしまった。 [review] (おーい粗茶)[投票(7)]
ゼロ・グラビティ(2013/米)★5 ポップコーンはオススメしない。というか上映後周りを見渡すと、持ってた連中は誰一人食べきれてませんでした。これはそういう映画。 [review] (steeling)[投票(7)]
ゼロ・グラビティ(2013/米)★5 うーん、これはすごいわ。次元を超えた映画ですわい。僕自身も映像の中に、二人同様あの彼方の宇宙にほっぽり出される、、、。 [review] (セント)[投票(6)]
ゼロ・グラビティ(2013/米)★5 映画というメディアが漸く3Dというテクノロジーの幸福な活用法に辿り着いたというか。まるで舞台劇のような密室性を湛えながら、画面一杯に神秘的で広大な空間が広がっているという逆説に痺れる。 [review] (緑雨)[投票(10)]
はじまりのみち(2013/日)★4 この小さな体験を映画化したことを示す最後の抜粋集が、無口な加瀬亮の心情を突然、溢れんばかりに伝え始める。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
サイコ(1960/米)★5 お上品ポーズをかなぐり捨て、エロスと殺戮の扇情ショーに特化し心行くまでの技巧を注ぎ込む。キャリア最高のタイミングで産まれた願望の完璧な具現。モノクロ撮影や構成の断裂という逸脱までもが映画を神格化。生な情欲と不安心理が冴える前半が特に良い。 (けにろん)[投票(2)]
裸のキッス(1964/米)★4 テープ、地球儀、女の子を抱き上げる男、縄跳びなどの回転運動の反復。ベートーヴェンの「運命」と病院を訪ねてきた男が扉を叩く仕草。全ては不可逆的に運命付けられていたのか。障害児たちの歌が絶望へと変貌する一方で、乳母車に唯一の希望が託される。『最前線物語』といい、フラーのアップショットの強度は特筆に値する。そして何の説明も意味も付随させず、日常の中に闇を巣食わせるコルテスの見事な撮影。 (赤い戦車)[投票(2)]
復讐は俺に任せろ(1953/米)★4 言わば何事も“いきなり”というスタンスで一貫している。もって回った段取りもないままカットがかわり現シーンが始まると前シーンの要件はクリアされている。あるいは観客の不意を突くように何かが起こる(だが不意と言ってもなんとも言えぬ予兆が微妙に画面をかすめているのも、やはり実直に映画らしい映画)。 ()[投票(2)]
アメリカン・ビューティー(1999/米)★5 まともって何だ?(What is 'typical', 'ordinary' or 'a role model' ?) [review] (ケネス)[投票(2)]
めし(1951/日)★4 最初に見て辛うじて記憶に残っていたのは、小さな階段の段差があるその小さな路地(袋小路)だった。小津にせよ溝口にせよ成瀬にせよ、その時代の映画にあって現在の映画には決定的にない映画的な舞台は、この「路地」ではないか。原節子の表情の豊かさ、島崎雪子のコケティッシュ、上原謙の憎めなさ。 ()[投票(4)]
パシフィック・リム(2013/米)★4エヴァ』や『ガンダム』に首を突っ込んだおぼえのない観客こそ楽しめるだろう。中二病とは無縁の、プロフェッショナルな戦士たちが矢面に立つ1960〜70年代SF王道作品の匂いがする。当時の、戦闘隊員たちの肉体派・頭脳派の書き分けと均等に見せ場を用意される王道の物語の、先鋭的クリーチャー描写との幸福な合体こそがこれだ。 [review] (水那岐)[投票(4)]