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ゑぎさんのコメント: 投票数順

★2リービング・ラスベガス(1995/米)とっても古めかしい映画。今更どうしてこんなものを映画にするのだろうか。酒を飲み尽くして死のうとする元シナリオライターとそれに加担する売春婦なんて。 [review][投票(4)]
★4カバーガール(1944/米)コロンビアで製作されたミュージカルだが、MGMミュージカルと見紛う豪華さ。太平洋戦争中に作られた映画だとは到底思えない。前半はカバーガール応募者の面接官を演じるイヴ・アーデンが主役かと思う程シーンをかっさらう存在感。 [review][投票(4)]
★3ガキ帝国(1981/日)どうしようもない貧しいシーンが連続する中に、全く突然、息を呑むほど美しいカット、カットバック(リバースショット)が挿入されるので驚いてしまう。それがあながち偶然の産物では無いようなのだから、全編、もっとちゃんとやって貰わないと困る、という気持ちで一杯になるのだ。[投票(4)]
★5山椒大夫(1954/日)世界映画史上の至宝。冒頭の厨子王が走る後ろ姿をオーバーラップするスピーディな繋ぎにまず驚愕。それに続く父親の回想の繋ぎ方のもうこれしかないという構図、照明にしびれる。どのシーン、どのカットをとっても完璧な撮影だ。中でもススキの野を行く4人のカットと佐渡の岸壁から子どもの名を呼ぶ田中絹代のカットは絶品。[投票(4)]
★4グロリア(1980/米)グロリアが初めて発砲するシーン、唐突にそしてなんら躊躇なく銃弾を打ち込む演出には思わず目頭が熱くなるほどの感動を覚えた。このシーンの後、数分間は動悸が静まらなかった。これを見ても判る通りカサベテスはいわゆるエンターティメントの演出においても比類ない才能を持っていたのだと思う。 [review][投票(4)]
★3ジュラシック・パークIII(2001/米)やはりジョー・ジョンストンは「飛ぶこと」にこだわっている。それはこの映画のもっとも魅力的なキャラクターが翼竜・プテラノドンであることを見ても明白だ。全体としてはなんとも中途半端さの残る出来上がりだが、90分強に収めようとした野心も含めてこのジョンストンは認めたいと思う。 [review][投票(4)]
★4めぐり逢えたら(1993/米)懐古趣味的ハリウッド映画の中でも抜群の美しさをもつ。何と言ってもスベン・ニクビストのカメラ!「撮影がキレイ」とはこのような画面のことを云うのだ。こんなに美しい画面を見せてもらうと、何もケチをつけられなくなる。 [投票(4)]
★4戦場の小さな天使たち(1987/英)もう本当にこの映画が終わらなければいいと思った。だいたい、どうやって終わらせるのか見当もつかなかった。映画館の中でオロオロした。この映画の欠点も短すぎる(もっと言えば終わってしまう)、ということだ。複雑なプロット構成をこのエンディングで閉じる演出は正に離れ業![投票(4)]
★3アルマゲドン(1998/米)なかなかいいじゃないか。いい加減な話だが、そこが映画らしくていい。ロシア人宇宙飛行士としてピーター・ストーメアが登場する場面のカッティングなんかとっても良いと思う。 [review][投票(4)]
★3イヤー・オブ・ザ・ドラゴン(1985/米)矢張り、マイケル・チミノの演出にはムラがある。特に前半が乗れない。家庭描写が全くだるい。 [review][投票(4)]
★3生きものの記録(1955/日)工場が火事になった後の修羅場なんて、みんな泣き叫んで嫌なシーンだ。やっぱり黒澤らしい室内の人物の動かし方と、望遠レンズと標準レンズとのマルチ撮影によるカッティングは面白い。しかし、いつもに増して登場人物が類型的。次女(すえ)の陽性もあざといあざとい。[投票(4)]
★5緑の光線(1986/仏)このラストは矢っ張り凄い。眺める二人とのカットバック(リバースショット)のタイミングが凄い。ここに至る迄のフラストレーションを全て消し飛ばしてしまう。ロメールは凄い。[投票(4)]
★3エイリアン3(1992/米)完成された映画だけを見ると、作家的野心の空回りした失敗作、ということができる。しかし、私の好みから言えば、ヒーローものに収斂される第二作よりも、この異様な雰囲気を持った第三作の方が好きだ。 [review][投票(4)]
★4ロスト・ハイウェイ(1997/米)「画面と音を堪能すること」が映画を見る楽しみの第一義だ、という人には大いにお薦めする。ま、なにはともあれパトリシア・アークェットの裸身の迫力。 [review][投票(4)]
★3ハムナプトラ2/黄金のピラミッド(2001/米)なんと云ってもイムホテップとアナクスナムンの悪役としての造型が腰砕けなのがいただけない。ただし、今作はイヴリンとアナクスナムンとの女の闘いが救いか。 [review][投票(4)]
★3ハムナプトラ・失われた砂漠の都(1999/米)粗い粗い映画。SFXにばかり金を注ぎ込んで、人件費は使ってない。暴徒のシーンは矢っ張り数で勝負しないといけないだろう。なんて平板な画面なことか。ただし、レイチェル・ワイズは魅力的だ。 スカラベの動きも良い。 [投票(4)]
★4サブウェイ(1984/仏)しかしこの疾走感も真に映画だ。どうも訳の分からない地下鉄の中の隠れがとその住人が面白いし、クリストファー・ランバートは心底格好良いし、そして何と云ってもイザベル・アジャーニの美しさ!もうたまらない。 [投票(4)]
★4何がジェーンに起こったか?(1962/米)少し冗長ではないか。『ふるえて眠れ』も含めて、こういう企画ものの映画はアルドリッチの魅力が半減だと思う。 [review][投票(4)]
★5歌行燈(1943/日)なんと力強い画だ。また、音の使い方の見事さ。人物のキャラクタリゼーションの納得性。「死んでもひとの玩具になるな」参りました。 [review][投票(4)]
★4風と共に散る(1956/米)何よりも、ドロシー・マローンが素晴らしい。最初のバーのシーンも狂気的だが、父親の心臓発作にカットバックされる彼女の踊りがたまらなく魅力的だ。そしてタイトル・バック!続くフラッシュ・バック!あゝ、これが映画だ。[投票(4)]