コメンテータ
ランキング
HELP

ゑぎさんの人気コメント: 投票数順(79/111)

人気コメント投票者
★3裸の町(1948/米)開巻はマンハッタン島の空撮。製作者マーク・ヘリンジャーのナレーションで、スタフやキャストが読みあげられる。この趣向はゴダール『軽蔑』の元とも云えるだろう。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★3真昼の暴動(1947/米)雨の刑務所の外観のカットを繋げてクレジット。ミクロス・ローザらしい、物々しい音楽がかぶさる。塀上からの、所内中庭を照らすサーチライトを映しこんだ俯瞰の反復。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★3三人の狙撃者(1954/米)なかなか面白い良く出来た犯罪映画だ。ちょっとテレビ的な構図の甘い画面に感じる部分もあるが、劣化したフィルムのパッケージングだからかも知れない。屋内シーンが多いのだが、会話の切り返しも複数人物の縦構図も、きびきびと繋いで巧く見せる。 [review]jollyjoker[投票(1)]
★4去り行く男(1956/米)私も、まず第一に撮影の端正さを云いたくなる映画だが、そこはぐっと我慢して、デルマー・デイヴィスのことを誉めるべきでしょう。デイヴィスの最高作は本作かも知れません。 [review]3819695[投票(1)]
★3ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019/米)アメリカって自由というか、何でもありなのだとつくづく思う。一番瞠目させられたのは、下ネタよりも、不正よりも、ドラッグの扱い。民主党の国務長官が!この自由さ(というか無制限さというか忖度のなさというか)はある意味羨ましい。 [review]けにろん[投票(1)]
★4風の電話(2020/日)広島の呉をスタートし、岩手の大槌町へ自動車で向かう映画。にも関わらず、これが意外とロードムービーにしないのだ。例えば、大阪も名古屋も東京も全くすっ飛ばして、いきなり埼玉に到着している(048局番の電話番号が掲載された看板が見える)。 [review]けにろん[投票(1)]
★4アナタハン(1953/日)いやあ、ジョゼフ・フォン・スタンバーグという人は凄い人、かつ面白い人だと思う。こんなキワモノを日本人スタフ・キャストでミニマルに撮り上げた作品が遺作なのだ。しかも、全然手を抜いていない。力いっぱい作っていることがよく分かる。 [review]袋のうさぎ[投票(1)]
★4影なき声(1958/日)田端、大井競馬場、小平町、渋谷のトリスバー、花園の飲み屋、日劇、西銀座などを舞台とする。二谷英明が勤める毎朝新聞も有楽町あたりか。南田洋子高原駿雄の夫婦が住むアパートは、田端駅近くの高台にあり、線路が下に見える。高低の効いた良いロケーションだ。 [review]赤い戦車[投票(1)]
★4二重結婚者(1953/米)この映画、全般的に屋内よりも屋外の描写に独創性がある。サンフランシスコの路上で、エドマンド・グウェンを手前に配置して、その背景にかなり急な坂道の斜面と、さらに向こうのビルを映すカットだとか。最初に出てきた時にも目を引いたが、この構図を反復するのだから、ワザとやっているのだ。 [review]袋のうさぎ[投票(1)]
★4わたしは光をにぎっている(2019/日)湖の桟橋。松本穂香の横顔のバストショットから始まる。オフで樫山文枝の声。この後、引き過ぎと思えるほどのロングショット、フルショットが続く。特に、屋内シーンの引き具合が普通でなく、まるで『愛怨峡』の前半部分でも目指しているのかと思う。 [review]水那岐[投票(1)]
★4恋人たちは濡れた(1973/日)走る自転車の車輪のカットから始まる。乗っているのは大江徹。荷台にフィルム缶を積んでいる。海辺。海岸の道。自転車が横転して転がるフィルム缶。回転運動の連打。道に尾を引くようにフィルムが繰り出される。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★3怪盗ルパン(1957/仏)見せる/見せない、ということをとても意識させる。題材からの要請(盗みの映画なのだから!)という面は勿論あるが、そういったレベルを超えているように思う。 [review]けにろん[投票(1)]
★2ひとよ(2019/日)アヴァンタイトルで事件の夜から入るのはいい。このまゝ回想無しで、時系列に繋いでくれたら良いのだが、と思いながら見たが、やっぱり度々回想が用いられる。 [review]ペンクロフ[投票(1)]
★3キングダム 見えざる敵(2007/米)ラストで、これは耳打ちの映画だったのだ、という種明かしをする。「復讐の連鎖」という因果。 [review]disjunctive[投票(1)]
★3笛吹川(1960/日)もともと木下恵介ってスタイルの統一の無い人なのに、でもこういう実験は好き、という困った人なのだ。フィルムへの着色は殆ど何の効果も発揮していない。美醜にも影響していないのではないか。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★4雪国(1957/日)冒頭、汽車の窓に女の顔が浮かぶ。これが八千草薫で、本作の中でも、とびっきりのショットになっている。原作のあの有名な出だしだ。 [review]3819695[投票(1)]
★4蜂の巣の子供たち(1948/日)ロッセリーニも、デ・シーカも日本ではまだ公開されていない時期に清水宏はこれを作っていたのだ。このような映画を作ったことは、ワールドレベルで偉業だろう。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★3スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019/米)全編通じて、ドローンが悪の象徴として描かれるのが徹底していて良いと思う。プラハへ向かうバスでのアルプス越えの場面で、ドローンが、衛星から発射され襲ってくるクダリだとか、クライマックスのロンドンのシーケンスで博物館?の中に、ドローンが追って来る部分だとか、良く見せる。 [review]ロープブレーク[投票(1)]
★5五本の指(1952/米)なんと面白い!本作も絶好調のジョセフ・L・マンキーウィッツだ。アンカラ。晩餐会。ドイツ大使パーペンがダニエル・ダリューに話しかける場面から始まる。こゝの緩やかなカメラの前進移動で、既にうっとりする。また、このシーケンスの英国大使との入れ替わりの様子にクスリとさせられる。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★4ヒート(1995/米)全体にアンバランスなプロット構成だが、中盤の銀行強盗シーン後の凄まじい銃撃戦、このコンバットシューティングの演出が圧巻で、こゝだけで、映画史に残っているという感がある。 [review]けにろん[投票(1)]