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irodoriさんのお気に入りコメント(10/21)

女の勲章(1961/日)★3 山崎豊子原作ものはそもそもエンターテインメント度もかなり高く、面白くないわけがないのである。しかしこの作品は珍しく時代性をずしんと感じる洋裁学校を扱っているので、現代人には何のことか分からないのがみそなのであろうか、、。 [review] (セント)[投票(3)]
トリコロール/赤の愛(1994/スイス=仏=ポーランド)★3 トリコロール三部作では常に裁判所が登場し、本作では裁く側の人に焦点があてられる。これが遺作となったキェシロフスキの念頭には、人が人を裁くことへの疑問が存在したと考えるなら、三部作で描かれた三色の愛は「裁ききれないもの」もしくは「それを越えうるもの」の提示だったのかもしれない。 (グラント・リー・バッファロー)[投票(1)]
最高殊勲夫人(1959/日)★4 とても人の多い映画で、同一フレーム内に複数の人物をよく入れてくるしアクション繋ぎだから違和感をあまり持たないのだが、案外イマジナリーラインを跨いで割っている場合が多い。単純な切り返しが皆無。また、扉や曲がり角を通じてオフからオンへ、オンからオフへと行き交う無関係な人々の動き。こうしたものが映画に速度を呼び込む。或いは夜道での照明。やはり初期増村にはサークの影響があると思う。 (赤い戦車)[投票(2)]
スウィート・ヒアアフター(1997/カナダ)★4 この映画が意図的に見落としているもの。 [review] (HW)[投票(3)]
スウィート・ヒアアフター(1997/カナダ)★3 うごめく人間と人間の間に存在する何か [review] (グラント・リー・バッファロー)[投票(3)]
Wの悲劇(1984/日)★3 構造的アイドル映画をそのまま「女優の成長物語」にシフトさせ、ピッタリはめ込んでしまったパッケージと演出、カリカチュアライズの大成功。そもそも「Wの悲劇」の映画化でもなんでもないという、土台から屋根まで徹底的に作り込んでいったことが面白さに。 [review] (かける)[投票(4)]
Wの悲劇(1984/日)★5 やっぱり面白かった。 [review] (ナム太郎)[投票(4)]
奇跡の丘(1964/伊)★4 荒涼とした空気感が神秘的。イタリア語での説教演説が意外と耳に 心地いい。 [review] (マグダラの阿闍世王)[投票(1)]
奇跡の丘(1964/伊)★4 こんなに虚飾を削ぎ落とし武骨に徹した聖書の物語化はなかっただろう。パゾリーニは聖書を純粋な記録物とみなし、物語的に何も盛らない、飾らないことで、キリストをアジテーターに仕立て上げる。用いる手段は抽象的な聖性などではなく血肉のかよう“人の顔”だ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
赤線地帯(1956/日)★4 女たちの親密な雰囲気と丁々発止のやりとりが、微笑ましくも楽しい。だからこそ、その隙間から吹きつける、暗く冷たい現実の感触に戦慄する。 [review] (煽尼采)[投票(1)]
赤線地帯(1956/日)★4 音楽が気持ち悪い。沢村はいつも通り(首にシップを巻いてはいないが)オカミの役。ゆめ子とより江のケースはよくある話で、ミッキーとやすみはレアだろう。ハナエはオカミに嫌味を言われながらのお勤め。あんな女の亭主になりたいと女房の陰でこっそり呟いてみた。 (KEI)[投票(1)]
赤線地帯(1956/日)★4 セックスという仕事。たとえ奴隷として生きても、しぶとく生き残るのはいつも女性。 [review] (ボイス母)[投票(10)]
ミスター・ロンリー(2007/英=仏=アイルランド=米)★4 文学的で哲学的でクレイジー [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
ミスター・ロンリー(2007/英=仏=アイルランド=米)★4 映画的細部の豊かさ。この世を越えた自由に憧れる、物まね芸人達とシスター達。主人公が真似るマイケル・ジャクソンは、劇中にも登場する黒眼鏡と黒マスクで顔を隠し、他人の視線への敏感さを覗わせていた。彼の死は、本作の印象を幾らか変えた気がする。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
稲妻(1952/日)★4 下町も、血の複雑な兄弟関係も縁のない世界だが、いつの間にか高峰秀子浦辺粂子と同じような目線で世界を見ていることに気づく。 [review] (G31)[投票(2)]
稲妻(1952/日)★5 ドラマツルギー無視の大胆な転覆と飛躍。ドライヤー、ブレッソンと比肩する宗教映画の傑作(含原作と『祇園の姉妹』のネタバレ)。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
稲妻(1952/日)★4 これも成瀬巳喜男らしく広げたプロットを全て広げっぱなしで閉じてしまい、問題が何も解決されない映画なのだが不思議と幸福感がある。中盤からはずっとニヤケっぱなしで見てしまった。まず、高峰秀子がどのシーンもとても可愛いので嬉しくなるが、ただ、本作の肝は母親役の浦辺粂子だ。彼女があの奇跡的な稲妻のカットを導く。 [review] (ゑぎ)[投票(8)]
あなたと私の合い言葉 さようなら、今日は(1959/日)★5 電車まで登場させて小津パロを強調するものの、まるで張り合うかのように飛行機まで登場させてしまう崑ちゃんが好きです。小津安二郎好き市川崑好きには絶対オススメの1本。 [review] (づん)[投票(3)]
あなたと私の合い言葉 さようなら、今日は(1959/日)★5 たまらんな [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
兵隊やくざ(1965/日)★4 日本映画だからこそ成し得た“娯楽映画の一つの形”を体現している。この作品は、娯楽映画の代表作というより、その“一つの形”を限りなく完成形にまで近づけたところに価値がある。風呂場と炊事場、この喧嘩シーンだけでもこの作品の存在価値は高い。 (リヤン)[投票(1)]