★4 | 歴史に使い捨てにされる男を描けば岡本喜八は絶品である。少しだけコミカルに、そして優しく。そうでもしなきゃ歴史の波にゃあ勝てないから。だが、それでも勝てない男を描くのが喜八なのだ。 (sawa:38) | [投票(1)] |
★4 | ほとばしる才気にあふれながら、時にその才気がいやみに感じられる、喜八監督の姿そのままのような映画というべきか。しかしそういう形で自分の思う様を正直に、打算なくスクリーンに映し出そうとする喜八監督の、映画人としての純粋さは、何らかの心地よさをもたらす。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] |
★5 | 泣いた。 [review] (町田) | [投票(4)] |
★4 | 主演が三船敏郎、ヒロインが岩下志麻となると、中盤くらいまではどうしても微妙に退屈なんだが、悲劇へと向う後半にかけて加速度的に面白くなる。終盤、怒りを爆発させる三船敏郎・乙羽信子・寺田農、表情で全てを物語る望月優子の力演。「ええじゃないか」の圧倒的な迫力は、メインに描いた今村昌平の『ええじゃないか』よりもよっぽど効果も見応えもあって泣ける。['08.4.14浅草新劇場] (直人) | [投票(1)] |
★4 | 時代の一瞬を切り取る岡本喜八の手腕はさすが。それにしても大根三船と岩下の新生姜。そして間に入る大女優乙羽信子が画面をかっさらう [review] (ペペロンチーノ) | [投票(7)] |
★4 | 集団における三船の正しい役回りと言えば、「バカ大将」。それも誰もついて来ない哀しい大将である。連合艦隊司令長官などに祭り上げられた日には、部下がヒドイ目にあうのは実証済みだ。そして喜八が彼の上におく唯一無二の存在。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
★3 | 乙羽信子の痛切な「ええじゃないか」に、信用に足るものなど絶対に、上から勝手に降りてきたりしないのだという岡本喜八の体験的信念が滲む。「葵」が「菊」に代わったように、今だって「菊」が「星条旗」になっただけじゃないかと言いたかったのだろう。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★5 | すぐだまされる。すぐ忘れる。すぐ手のひら返しする。すぐ買収される。言葉を信じれない。大衆を指導しなければと言って一人逃げる知識人。抵抗とは言ってもいいところみんなで踊る程度としてしか現実しない。日本の大衆性を見事に映画化。 (pinkblue) | [投票(2)] |
★4 | 役者はそれぞれすばらしいが・・・。コメディかシリアスか、変に中途半端では。それに悪役(官軍)がステレオタイプすぎます。 (worianne) | [投票(1)] |