★5 | ちょっとマシなゴム人形でしかない女が暮らすのは、虚飾を一切排した世界。裸なのは女だけではない。この街もまた裸なのだ。[中野武蔵野ホール] (Yasu) | [投票(4)] |
★3 | 通天閣と、トルコ温泉ニュー世界の看板。ズームアウトすると、金網(フェンス)の後ろから撮っていたことがわかる。ちょっと右下へパンとティルトし、ズームインして二人の女。芹明香と絵沢萠子。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★5 | 芹明香は、この作品を観たその日から私の聖母となった。やり場のない不透明な怒りとくすんだ悲しみが、フィルムに焼き付けられた傑作。 (動物園のクマ) | [投票(3)] |
★5 | 幻影でしかないが確かに存在するはずの父を、手配写真の殺人犯に重ねてトメ(芹明香)の欠落感が浮遊する。「ゴム人形」と「ニワトリ」の交わりは、人であることの確認行為でもあり放棄でもあるのだ。ニワトリとともに飛翔を挑むサネオの通天閣シーンは圧巻。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | ポルノとして観れば☆=2、一般映画として観れば☆=4 [review] (ボイス母) | [投票(9)] |
★5 | なんてリアルな失望感・無気力感!(当時の)アメリカン・ニュー・シネマなんて比じゃない!これはもうチャールズ・ブコウスキーの詩世界にも匹敵する。 (町田) | [投票(2)] |
★3 | 彼女の脱力感を意志のなさと勘違いしてみるハメとなったが、不思議と作品に一貫したエモーションを感じた。今更そうでないと言われても組み替えようがない。 [review] (G31) | [投票] |
★4 | とんでもなく重たいのかと思いきやけっこう笑える。行くとこまで行っちゃうと、人はもう笑うしかないしね。 [review] (tredair) | [投票(5)] |
★5 | 意外とコミカルな描写が多くて笑える。安藤庄平の冷やかな撮影と芹明香のバイタリティが見事。この映画で舞台になってる釜ヶ崎・新世界周辺は、今でも一人で行くのがちょっと躊躇われる地域です。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 展開が読めず、かなり難解に感じた。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★5 | 母娘の確執という閉じた世界は、破綻して爆死する者たちと並置されて浪花ど根性的な生の讃歌へ反転する。舞台の釜ヶ崎・安藤のモノクローム・芹の虚無と台詞廻しの3者が密接不可分な領域で変容・獲得した俯瞰の視座。リアリズムと寓話の奇跡的融合。 (けにろん) | [投票(1)] |