★4 | 「事実」を描ききった労力には敬意を表したいし、確かな演出力にも脱帽だ。エイドリアン・ブロディも確かに素晴らしい。しかし、それだけに平板な映像には「なぜ?」。撮影が良ければ恐ろしいほどの傑作に成り得たのにと残念で仕方がない。 (ナム太郎) | [投票(1)] |
★3 | あなたはポーランド人。 [review] (kazby) | [投票(1)] |
★3 | カットごとのフェード・アウト。まるで眼前の現実から逃避するために瞼を閉じるかのよう。直視できない現実がそこにあるのなら、目を閉じ眠りに落ちるしか術がないかのように。
[review] (muffler&silencer[消音装置]) | [投票(7)] |
★5 | 意外や、秀作です。ポランスキー、美術・映像・配役すべて見事。やはりドキュメントしておかなければならないものはあるんですね。その真摯な思いが伝わる。後半逃げ隠れし、擬態とまで世を忍ぶ姿はしつこく長いが、幻想ポロネーズを弾くシーンは [review] (セント) | [投票(6)] |
★4 | ホロコーストへ移送される家族との別離をも瞬く間に流して行き1歩間違えればコメディになりそうな流される主人公の流転の果てが傍観者を経ての終末的孤独というオリジナリティある作劇。前半のゲットーが圧倒的なだけにCG依存の後半は惜しまれる。 (けにろん) | [投票(4)] |
★5 | 事実を正確に映し出そうとする持続的で冷静な意志。この映画はまたとない貴重な記録であると同時に、作者のめらめらとした心熱が伝わる傑作だ。自分のまなざしが自分の意志でどうにもならなくなるという、傑作を目にした時に必ず起こる現象を久々に体感。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★3 | 理不尽な差別と有無を言わさぬ暴力から逃げ回り、身を潜め、隠れ続けることだって立派な抵抗である。ピアニストは居場所を奪われ、横暴に脅え、惨状に絶句し、ボロボロになりながらも本能のままに自由を求め続けた。可能性ではなく継続に意味があるのが抵抗なのだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 『タンスを持った男』以来のポランスキーの追っかけとしては『ナインス・ゲート』よりはよかった、という感じです。というのは、さすがのポランスキーも、その出来事を正視するのに精一杯と言う感じで。映画のなかでそれに深入りできないでいる、という印象でした。物語と距離があって温度が低い、という感じ。その距離が恐いといえば、恐いけど・・・。 (エピキュリアン) | [投票(1)] |
★5 | ピアノ曲の選曲だけで、ピアノの選び方だけで5点です。
音楽はそのときそのときの(演奏者)の気持ちを代弁する。
その(演奏)が(芸術作品)になる瞬間に魂が震える。それを見せ付けてくれる映画。
それが月光であり幻想曲であり、協奏曲であった。そんな映画。
残虐性の中の美しさは際立ちます。 (ミルテ) | [投票] |
★3 | リアリズムを前提にドキュメンタリー・タッチで綴るという自らに課した命題を、二カ所で自ら大きく裏切っている。その二カ所にポランスキーのご都合が滲み出てしまっている。
[review] (kiona) | [投票(7)] |
★4 | 戦争下ではその運だけがその人間の生き死にだけを左右する。
生きる人間はかくも浅ましく、生き意地汚く淡々と鼠の様に生き延びていく。
只それだけを見せつける戦争劇。 [review] (あき♪) | [投票(9)] |
★5 | ドイツ軍将校の前で奏でるピアノのメロディーと光の筋に見える小さな埃の数々に自分の涙が重なってしまった。不覚!かように嗚咽すうほどの感動はしばらくぶりだった。 [review] (chokobo) | [投票] |
★4 | ポランスキーが撮りたかったのはシュピルマンその人ではなく、シュピルマンの目を通して俯瞰的に捉えたワルシャワのホロコーストという歴史的事実そのものなのだろう。 [review] (よだか) | [投票(27)] |
★4 | ナチスの残虐さは既に幾つもの他の作品で描かれてきておりこの作品で特に新しい見せ場はない。随所で使用されたピアノ曲の響きが魂を揺さぶる。全体に平盤に見えるからこそ説得力が逆にあるのだろう。 (RED DANCER) | [投票(1)] |
★5 | エンドロールまで誰一人席を立つ人も無く、映画の終わりに自然と拍手が沸き起こった映画。 [review] (しゅんたろー) | [投票] |
★3 | 大変申し上げにくいが(2003/02) [review] (秦野さくら) | [投票(3)] |
★3 | 戦争にドラマを求めてしまう平和ボケの退廃。 [review] (ざいあす) | [投票(14)] |
★5 | 何事にも受け身である主人公。でも現実に彼はそうやって生き抜いたのだから、それを、とやかくは云えない。ただ生き抜くこと(食べること)がこんなにも切ないのは、今までの他の映画では感じられなかった。 (わわ) | [投票(2)] |
★5 | 戦争の惨劇と芸術の尊さを見事に描いた作品だと思う。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(1)] |
★4 | この映画で感動は、したくない
[review] (ちい星) | [投票(8)] |
★2 | こう言う観方をするのは邪道なんだろうけど、どうしても他の作品と較べてしまう… [review] (甘崎庵) | [投票(4)] |
★4 | 活劇性というのは主人公が大活躍し、自らが危機的状況を打開していく、といった展開だけではない。とてつもない恐怖から逃げまどい、ひたすら隠れることでも活劇性は維持される。 [review] (ゑぎ) | [投票(5)] |
★3 | 主人公はあのドイツ人将校を・・・ [review] (KEI) | [投票(1)] |
★3 | じつはかなりの世渡り上手? [review] (らーふる当番) | [投票] |
★2 | それであなたは誰に何をしたの? [review] (Myurakz) | [投票(28)] |
★3 | "The Pianist"と題しながら映画の大半でその指を封じられている主人公は、むしろ音に脅え続けることを余儀なくされる。憚りなく発せられるのは爆音や銃声、悲鳴や怒号ばかり。「音」と「窓」の映画。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] |
★5 | この映画の前では、わたしの言葉は力を失う。完璧な映画的ストーリーテリング。 [review] (カフカのすあま) | [投票(5)] |
★4 | 60年もの間、「被害者」としての地位を確立していたポーランドとイスラエル両国。それが崩れ去っていこうとしている今、監督が必死で記録しようとしたものと必死で守ろうとしたもの。 [review] (sawa:38) | [投票(7)] |
★5 | 芸術なんてお金持ちの庇護がなければ成立しないってことは、歴史が語っている。戦時下のような極限状態では芸術家なんてボンクラもいいとこ。きっとポランスキーもシュピルマンも60年前は非力だったに違いない。だからこそ、彼らは〈見る〉ことに徹したのだ。しかし、 [review] (Linus) | [投票(20)] |