★3 | 「ええじゃないか」と民衆が乱舞しても、斬り合いが起こっても、男と女がまぐわっても、田村正毅の切り取る画面は常にひんやりとした冷たい質感を保っており、原田芳雄らの熱演はそれと危ういバランスをかたちづくる。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★3 | 浅い被写界深度で、粒子が荒れ、暗部と明部のグラデーションが乏しいフィルムの古色にこの映画の命がかかっている。「竜馬のドラマ」ではなく「ある日の竜馬」がここにある。何でも写す神の目としてではなく、たまたまそこにあった1台の機械としてキャメラが機能することの正しさに立ち戻った映画。 (ジェリー) | [投票(7)] |
★4 | 今から見ると時代性を垣間見てしまうが、石橋と原田のラストの語らいは愛と言ってもいいんでしょう。ちょっと驚いた(竜馬も驚いていたけれども)。映像が粒子が粗く、クローズアップの連続。グロさの方が目立つがこれも青春だなあ。 (セント) | [投票(1)] |
★3 | 若き日、青春。そんな彼ら出演者のエネルギーと『ええじゃないか』。革命ってこんな状態なんでしょうね。(2011/04/02) [review] (chokobo) | [投票] |
★5 | 石橋蓮司の顔の狂気。みんな狂気です。いいですこれ。かっこいいです。 (pinkblue) | [投票] |
★5 | クールさを取り払った役者たちの気迫の芝居。気合の入れまくった青春群像映画。 (ALPACA) | [投票] |
★4 | 80年代に大学生になった私には、ただただ60年代、70年代に青春を迎えた方々がうらやましく感じられた。けだるさとやるせなさにふわふわしながら、重たいものにひきづられて立つこともできない3人。 (動物園のクマ) | [投票(2)] |
★4 | モノクロームの中に充満する男(原田)と女(中川)の、そして男(原田)と男(石橋)のエロティシズム。それは、死と隣り合わせでいながら生きることを強いられる若者たちが必然的に放つ体臭だ。だから右太(松田)は、同じ臭いの前で犬のようにたじろぐのだ。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★5 | まず田村正毅の撮影がすばらしい。それに加えて原田芳雄と石橋蓮司、松田優作の絡みの面白さ。更に松村禎三の音楽も映像に合っていて良い。全くもって傑作。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | 豪雨が吹き荒れるメインストリームから一旦脇に逸れ、束の間の緩い陽だまりに身を委ねる。それは泥濘の中の山椒魚みたいな体たらくだが心根は据わっている。ブロウアップされた16モノクロの粗いわだかまりの連鎖の中で真珠のように煌めく青春の輝き。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | 良い意味でATGらしい作品。原田芳雄、石橋蓮司、松田優作の男前な事と言ったら!中川梨絵の卑猥さも良い。['03.12.19京都文化博物館] (直人) | [投票] |