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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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最高殊勲夫人(1959/日)************

★3良い意味でグロテスクな艶笑喜劇。そこに妙なホームドラマのテイストも交じり合う。この時期、こんな作品があることはちょっとした奇跡だと思われる。この時代のカラー作品固有の暖色系で色数が多い画面であるが、特に赤色が至上の幸福感を醸し出す。 (ジェリー)[投票]
★4増村保造は美しい。本作もまずはその演出のスピード感に目を奪われるが、しかしフレーミングの美しさも明記したい。特に室内の男女の配置が美しい。そしてこの映画の肝は何といっても丹阿弥谷津子です。勿論、若尾文子の魅力で観客を引っ張って行くのだが、最後に連れて行かれる先は丹阿弥谷津子。この人が真の主役。 (ゑぎ)[投票]
★550年前の結婚ってこんなにドライだったんだ。キスどころか、お付き合いさえしていないのに、即プロポーズ。振られてもそれほど傷ついていなさそうだし。「婚活婚活」と躍起になっている現代男女は、これを観たらいいんじゃないのか。 [review] (青山実花)[投票(1)]
★3数年後に登場する吉永小百合の「今どき感」には、どこか男に対する媚が漂うのだが若尾文子には、それがまったくない。吉永の「今どき感」は、従来の倫理を新たな倫理で塗り替えようとするが、若尾は従来の倫理を軽やかに飛び越えてみせるからだと思う。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4ドライでライトな都会派コメディ!まるで文子タンキャサリン・ヘップバーンのようだ!! [review] (ボイス母)[投票(4)]
★3青空娘』に於ける若尾文子と川崎敬三の卓球シーンは観る者にモノ考える隙すら与えないほどに楽しくスピード感エネルギーに充ち溢れていたが、本作のキャッチボールシーンにはそれがなかった。如何にもとって付けた様。 [review] (町田)[投票]
★4とても人の多い映画で、同一フレーム内に複数の人物をよく入れてくるしアクション繋ぎだから違和感をあまり持たないのだが、案外イマジナリーラインを跨いで割っている場合が多い。単純な切り返しが皆無。また、扉や曲がり角を通じてオフからオンへ、オンからオフへと行き交う無関係な人々の動き。こうしたものが映画に速度を呼び込む。或いは夜道での照明。やはり初期増村にはサークの影響があると思う。 (赤い戦車)[投票(2)]
★4バブル期のトレンディードラマを30年先取りし、さらにその上を行っている。これはビックリ。可愛がられてスクスク育ったお嬢さんって感じがよく出てて微笑ましい。 (緑雨)[投票(1)]
★4高度成長を背景に我が世の春を謳歌する男女は皆とことん前向き。求愛し振られメゲず2股3股当たり前で競争大好き陰々滅々としたとここれっぽっちもナッシング。シャレにならぬ下世話な内容だが引っ張りまくって最後の最後に結局それ?な一点突破の作劇強度。 (けにろん)[投票(3)]
★4軽いタッチなのにスピーディー。若尾文子はかなりカワイイ!丹阿弥谷津子 も名バイプレーヤー振りを発揮している。 (直人)[投票]
★2白坂の皮肉とはいつも通り反りが合わない。個人的な見処は美術とロケで、聖橋の下で市電と丸の内線が交差するなんて画はとてもいい。 [review] (寒山拾得)[投票]