★4 | 小屋に誰か入ってくるたび、ドアに板を釘で打ち付けなきゃいけないのが面白すぎた。反復が生み出す笑いが見事。構成はタランティーノのいつものパターンで、新鮮味はないものの楽しめる。徐々に存在感を増していくジェニファー・ジェイソン・リーが良い。 (太陽と戦慄) | [投票] |
★4 | 〇〇の正義で悪いところは、善と思って悪をなすことだ。 [review] (おーい粗茶) | [投票(2)] |
★5 | 歴史の無いアメリカでこんな時代劇ができるのに、歴史ある日本でこういう映画をいま作るのは無理だろうなって思ってしまう。 [review] (ロープブレーク) | [投票(2)] |
★4 | ジェニファーの始末に躊躇すればするほど、作劇の作為は露呈してしまう。ミステリーよりも過去の野蛮をオカズにして現代文明の肯定をやる社会小説にますます傾注しているために、作為を隠そうとする意思がない。 [review] (disjunctive) | [投票(3)] |
★4 | ブシェミとハーヴェイも出てたらなぁ。82/100 (たろ) | [投票(1)] |
★3 | 監督の醸し出す偽悪っぷりがどうにも合わない。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★4 | 劇中の現象は貧乏くさいのに画面はリッチ、時間は豊穣でレオーネ級の満腹感。セリフが多いほど光るサミュエル・L・ジャクソンは黒い丹波哲郎だ。キャラクターメーカー、タランティーノの腕の冴え。 (ペンクロフ) | [投票(4)] |
★5 | 凄いぞ、この濃密さ。観る者の心をざわめかせるタイトルバックは、映画至上最も不穏と言ってよいのでは。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |
★5 | 公式HPには"密室ミステリー"ってあったけど…個人的にはミステリーってよりも、"タランティーノ"ってカテゴリがしっくりきた。 (狸の尻尾) | [投票] |
★4 | なんだこの退屈な映画。1-4章まで半分くらい寝ちゃったよ。種明かしもあんなに詳細にやる必要あんの?と、思いつつじわじわーっともう一回見たくなってくる魅力はなんだ? (サイモン64) | [投票] |
★5 | タランテーノ健在。カンヌ映画祭のインタビューが抜群に面白かった。映画はもっとおもしろい。トランプが何で人気があるかよくわかった。 [review] (ぱーこ) | [投票(5)] |
★4 | 負のエネルギーが織りなす極上のエンターテインメント。起爆剤は、リンカーンの友人になれなかった輩ども、すなわち「正義」と「制度」の意味や秩序が理解できない者たちの、強欲と打算、偏見と侮蔑、差別と憎悪だ。
しばし、理性という面倒から解放される快感。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★4 | 実にヘイトフル。歴史に沈潜した憎悪に作用され、疑心と殺意が濃縮されゆく会話劇の「言葉の暴力」が、行くとこまで行った感があって凄まじい。白も黒も、嘘と赤い血に沈む上でしか和音を奏でることはしないという、ピアノの鍵盤と不協和音混じりの「聖しこの夜」が示唆する恐るべき「アメリカ的」帰結。文学的な前のめり感がかなり強いが、相応の旨みと凄みが出た。にしてもタラ先生の最近の荒ぶり方は一体何なのだろう。 [review] (DSCH) | [投票(5)] |
★4 | ジェニファー・ジェイソン・リーの笑い顔を夢に見そう。 [review] (もがみがわ) | [投票(2)] |
★4 | よくもまあこれだけの内容で3時間近くも退屈させないでくれるよな。 [review] (K-Flex) | [投票] |
★5 | 『キル・ビル』から殺戮のロマンティシズムを『レザボア』から土壇場のダンディズムを継承したイズムの結晶。ワンパターンなのに飽きないっす。人種と性別についての糞コードを蹂躙し遣り放題の挙句に人としての信義則を提示。それも小粋でシャレた遣り方で。 (けにろん) | [投票(1)] |
★5 | 裏『フォレスト・ガンプ』とでも言うべき“ザ・アメリカン”な映画。なんならグルっと回って『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』。めっちゃ楽しい。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(9)] |
★4 | 圧倒的な雪の西部劇。雪の質量はコルブッチの『殺しが静かにやって来る』を目指したものだろう。それは冒頭の、超遠景から始まる馬車の"待ちポジション"でも明らかだ。本作も、走る駅馬車の撮り方は俯瞰ショットも並走ショットもちょっと今まで他で見たことのない画面だし、或いは馬の扱い、馬車を御する技術への言及が心憎い。 [review] (ゑぎ) | [投票(7)] |
★3 | 4人の悪党が馬車から降りる足のカットから店に乗り込むブーツのカットへの流れなど映画を活気づかせる画面もちゃんと用意できるのに、あえてそれらを抑制しているような不可解さを覚える。店の外部を人物が行き来して出入場によるメリハリをつけたりオフスクリーンを想像させる余地が無い分、デビュー作より退化しているではないか。サスペンス醸成の手腕に関してはこれまでで最低だと思う。5,6章だけ可。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★3 | なるほど、ここまで血肉飛び散る強烈な映画では「R18+」も納得。吹雪で閉じ込められた小屋での密室殺人ミステリー西部劇みたいなくそのような前宣伝しかやりようがないのかもしれん。『レザボア・ドッグス』のタランティーノ監督かと思い起こさせる一本。 [review] (シーチキン) | [投票] |
★4 | かなり長いので、正直疲れたが、なかなか引き込まれる作品でした。そしてあいかわらずグロい。しかし、ずーっとずーっと、見ながら「気になること」が・・・ [review] (プロキオン14) | [投票(1)] |
★3 | Because we love making movies!なのはわかる。だけどタランティーノ、相当、裏切りとかしがらみにしばられて生きにくさも感じてるんだろうな〜。 [review] (jollyjoker) | [投票(2)] |
★4 | 2時間もの間続く1章〜4章の会話の数々は退屈に尽きる。これらの会話が退屈なのはそれが知的で論理的でもっともらしいがために人物の行動・暴力を抑制し続けているからである。この点は『ジャンゴ 繋がれざる者』にも見られた傾向をそのまま踏襲しており全く好きになれない。しかしそれだけに残りの5章&最終章は感動的だ。やはりクエンティン・タランティーノは文学や政治の人である前に紛れもない映画人なのだ。 [review] (Sigenoriyuki) | [投票(1)] |