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[コメント] 細雪(1983/日)
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★5「うち、京都より東へ出たことあらしまへん。」・・・とか言ってみたい。大阪弁はヨシモトの汚い言葉ばっかりじゃないんですね。 しかし、三女の吉永小百合は、どうしても関西人に見れなかった。 (きわ)[投票(3)]
★5関西の女性は、受け答えに使う「ふん」という言葉の発声を微妙に変化させて、心情のニュアンスを伝える。四人の女優がこれを的確に使い分け、それぞれの置かれた状況と心の動きを表現し、ともすると単調な会話劇に陥りそうなこの作品に深みを与えている。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★5佐久間良子の自然な演技が作品を締めてました。 (kenichi)[投票(2)]
★5真剣な会話にも底辺にユーモアが漂っているのがよい。そこに市川崑ならではのリズミカルな編集が相まって、そこそこの長尺ながら時を気にせず昭和13年の世界に入っていける。四姉妹全てに性格が見られるのもさすが。大音量シンセには辟易も、これも愛嬌。 [review] (ナム太郎)[投票(1)]
★5船場の名家の崩れ落ちかけた栄華、腐りきる直前のえもいわれぬ美しさ。それはトウの立ち始めた3人の姉と末妹との対比に描かれる蒔岡の絵巻物である。 (入江たか男)[投票(1)]
★5原作をいろいろ変えて随分と印象の違ったものになったが、映画としてよく出来ている。傑作だ。役者は皆んな上手かったが特には佐久間。音楽がパッヘルベルのカノン変奏曲風で思い切った起用だが、古色の中にバロックの明るさと優しさを出したかったと思えば、これも良しか。 (KEI)[投票]
★5未婚の娘が従順の名の下に君臨する「甘えの帝国」。外ではもう一つの帝国(日本)が進撃を続ける。来たるべき崩壊は描かれず、この映画は「美しき倒錯による統治」として完結した。 ()[投票]
★5これは名家・時代の崩壊の物語ではなく、転生の物語。だからこそ市川崑は作品を絢爛豪華な桜と着物で彩った。 (パグのしっぽ)[投票]
★5徹底的に当時の着物に拘った作品。戦前の穏やかで豊かな生活が美しく描かれている。 (ルクレ)[投票]
★5季節が移ろい、時代が変わり、蒔岡家も変わりゆく。 無常観を据え、家族間の対立、結びつきを、ユーモアとアイロニーで描いた市川崑の傑作。 (檸檬)[投票]
★570年代後半から再度息を吹き返した市川監督の集大成。失われた世界への憧憬が込められた作品。 (3WA.C)[投票]
★5I love the player of the eldest sister most. (bozo)[投票]
★4古い日本が、明確に階級社会であることをわからせてくれる。旧支配階級のおばさまと仲人の婦人と古い女中の、顔と立ち居振る舞いがなんて違うこと。女優の美しさだけでも見る価値はある。特に吉永小百合は出色の出来。 [review] (イライザー7)[投票(3)]
★4老舗や伝統のある先代から受け継がれた価値が絶対と感じる時代に若干遅れた人と時代が生み出した正常な人との「価値観の融和」が美しき女優陣による艶やかな演技によって映画に昇華した素晴らしい作品。 [review] (ジャイアント白田)[投票(3)]
★4吉永小百合、受けに回った艶かしい演技。初めてです。吉永としてはベストに近いのでは。作品としては水準。あれだけ映像向きの材料がふんだんにあるのに画面きれいでないよね。プリントの方法が外国と違うんでしょうか。、、、。 (セント)[投票(3)]
★4谷崎のようで谷崎でない(ベンベン♪) [review] (Aさの)[投票(1)]
★4女優共演に関しては演技力というより市川監督の演出の付け方の方が凄いんだと思う。他の映画だと出せない味が出てましたけど、彼女達本人が理解出来てるかどうか・・・・・職人技でなんでも美味しい料理に。 [review] (t3b)[投票(1)]
★4原作に恥じない気品と倦怠をもって描かれた秀作。豪華すぎるスタッフロールも圧巻。 [review] (terracotta)[投票(1)]
★4平坦で冗長になりがちなシーンをまるでサスペンスドラマでも撮っているかのようなカッティングで切り取り、画面に収まりきらない程の表情のアップで緊張感を醸し出した。そして衣擦れの「音」。これが監督市川崑の仕事だ。 (sawa:38)[投票]
★4立てば佐久間座れば惠子歩く姿は小百合さん(←なんじゃそりゃ。ユッコちゃんおらへんし) (TOMIMORI)[投票]
★4映像の華やかさに比べて音楽が安っぽく聞こえるのだけれど。オーケストラにしたら良かったのでは。金持ちの息子役の桂小米朝が憎たらしい(ということは好演)。 (ユージ)[投票]
★4襖を少し開けると向こう側に満開の桜が散る行くシーンがあるでしょう。あれで4点。キャスティングも良いと思います。 (chokobo)[投票]
★4撮影現場をずっと見てたから4点。しめやかでよろしい。 (あくあ)[投票]
★3芦屋の情景がなければこの作品、魅力半減どころか当社比20% [review] (torinoshield)[投票(2)]
★3これじゃ石坂浩二はマスオさんだ [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
★310年位前に観た時よりも関西の知識がある分、楽しめた。原作は1/5位で雪子のキャラにイライラして挫折したが、映画では吉永小百合な分、原作ほどイライラしなかったし、市川崑特有の不気味なユーモアで笑えた。と言うか、現代人から見ると登場人物のほぼ全員、気違いじみて見えるが、これも演出のせい?佐久間良子がかなり上手いが、音楽がうるさい。['04.10.9高槻松竹セントラル] (直人)[投票(1)]
★34大女優が寄せ集めの感が拭えず、矢張り何度も企画に上っていた山本富士子を長女のアンサンブルが見たかった。見合いを軸に構成したのが定型的で安易。石坂の心情描写も唐突で心に沁みない。であるから矢鱈グラフィックな画面がうるさく思える。 (けにろん)[投票(1)]
★3原作は繰り返し読んだが、映像は繰り返し見る気にはならない。でも、旧作よりはマシな出来だ。 (りかちゅ)[投票(1)]
★3印象としては非常に美しいと思われるが、谷崎の世界はそれだけではない。 (jun5kano)[投票(1)]
★3脚本を山崎豊子さんにお願いしたら恐ろしい程の作品になっていたかも? (カレルレン)[投票]
★3この4人の女優(男はどうでもいい)競演というだけでそれなりに価値がある。彼女たちが出ていればストーリーもどうでもいい。[Video] (Yasu)[投票]
★3少しダラダラとしたリズムが気になりますが、それは仕方の無いことなのでしょう。関西(京都)の風物詩が関東出身の僕には新鮮でした。確か元阪神投手の江本が吉永小百合の旦那役で出ていた筈です。・・・ [review] (ガンダルフ)[投票]
★2平安神宮の桜の薀蓄を語りたがるスノッブなご婦人方を、東宝が映画館に呼び戻そうとした作品と云う外ない(含原作、阿部豊作品(50)のネタバレ)。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★2何度でも言います。吉永さんが出演する映画って、なんでこんなに薄っぺらいのだろう。それに市川崑監督が絡むと更にパワーアップ。室内窓の逆光を利用したソフトフォーカスタッチの画調もいい加減に飽きた。“逃げ”の映像に感じる上、そもそも効果的でない。 (リヤン)[投票(1)]