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ハイ・シェラ(1941/米) | アイダ・ルピノの泪だけが残った。しみじみ秀作。 [review] (寒山拾得) | そして[投票(3)] |
三十三間堂通し矢物語(1945/日) | review] (寒山拾得) | 講談ものにナルセらしい屈託が持ち込まれ、撃ちてし止まぬじゃなくていいのだろうか、複雑な後味がある。 [[投票(1)] |
田舎司祭の日記(1951/仏) | けにろん) | 出口見えない暗渠のような世界の閉塞は日々の出来事を日記に叙述しフェードアウトで結ぶの反復リズムが緩衝する。無関心と悪意に苛まれた彼の半生は、それでも夫人の手紙が全肯定するだろう。泥濘に鞄を投げる小悪魔少女や帰還兵とのバイク相乗りなどが鮮烈。 ([投票(3)] |
十年(2015/香港) | review] (ぽんしゅう) | 五つの短編からなるオムニバスだが、どれも総じて“青臭い”なという印象。青臭さとは剥き出しの真剣さのことであり、今、撮るべき課題が眼前にあるということは、それが国家や社会に対する負の素材だとしても、若い映画作家たちにとっては幸運なことでもある。 [[投票(2)] |
女の中にいる他人(1966/日) | 新珠。家庭の幸福は諸悪の根源、を見事に語り切っている。 [review] (寒山拾得) | 能面のような[投票(3)] |
カメラを止めるな!(2017/日) | review] (寒山拾得) | すでに2018年を代表する作品な訳で、幾らかでも尖った内容ならいいナと勝手に希望して観たのだが、残念ながら希望は充たされなかった。 [[投票(6)] |
東京暮色(1957/日) | 有馬稲子、延々と髪にブラシをかけながら、視線を合わせず原節子と殺伐とした会話を交わす姿の厳しさ。 [review] (緑雨) | 最初から最後まで愛想笑い一つ浮かべない[投票(4)] |
真夜中の虹(1988/フィンランド) | review] (寒山拾得) | アイディアが量質ともイマイチ冴えず、突き抜けずに定型に収まり残念。銀行強盗の件は明らかに映画史上最強(最低)の出来で、こういうのをもっとブッ込んでほしかった。贅沢ですが。優しいタッチは好感度大。 [[投票(1)] |
ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987/フィンランド) | ピルッカ・ペッカ・ペテリウスは三島雅夫を彷彿とさせ、真面目に演れば演るほどハムレットは間抜けになる。 [review] (寒山拾得) | 二重顎の[投票(1)] |
カラマリ・ユニオン(1985/フィンランド) | review] (寒山拾得) | 60年代以降世界で無数に撮られただろう「ゴダールベースの微笑ましい学生映画」の頂点であり、愛さずにいられないし、叩き込まれた才能溢るるアイディアの連鎖は素人には到底手の届かぬもので、嫉妬せずにいられない。 [[投票(1)] |
コントラクト・キラー(1990/フィンランド=スウェーデン) | ハード・ラック』から始めて話は脱線を繰り返し最後に元に戻る(含『ハード・ラック』のネタバレ)。 [review] (寒山拾得) | キートン『[投票(3)] |
白い花びら(1999/フィンランド) | サンライズ』に勝負をかけた具合であり、そして全ての面において負けている。まるで勝つ気なんかなさそうな素振りがらしいのではあるが。 (寒山拾得) | サイレントで都会と田舎を描いて『[投票(1)] |
ふたりの旅路(2016/ラトビア=日) | かおり語りながら役をものにして吐き出すそれは濾過された透明感に充ちている。 (けにろん) | 喪失による孤独に耐えてきた彼女が異郷の地で喧噪に見舞われるが筆致は飽くまで内省的で静謐。そして、映画は真摯に寄り添い共振する。そうするしかないんだよ…と。いつもの[投票(1)] |
お茶漬の味(1952/日) | review] (KEI) | スウェーデン大使(?)の娘(上流)と長野県出身の男。見合い結婚した夫婦の物語。よくある話だが、微に入り細に描き込んで説得力があり、そんな話の代表作と言える。下記、音楽、歌曲について触れる。 [[投票(3)] |
フランケンシュタイン(1931/米) | ペンクロフ) | 「高所で命を得る怪物」「水面に浮かぶ花」「水に沈む少女」「水平に運ばれる少女の亡骸」「高所へ逃げる怪物」 映像で示される高低の設計。世界の頂上で鏡あわせに向かい合う、博士と怪物、造物主と被造物、神と人間。美しい。 ([投票(3)] |
愛しのタチアナ(1994/フィンランド=独) | 希望のかなた』を予告している。 [review] (寒山拾得) | フィンランド横断、ヘルシンキからタリンへの渡航という地理の詳述に優れており、異邦人との交流は『[投票(2)] |
ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987/フィンランド) | review] (disjunctive) | ピルッカ=ペッカ・ペテリウスの胎児状の容貌がオウティネンの母性と反響するのはよいとしても、強運の限度に挑戦する属性の浪費が子宮に内包されるような手ごたえのなさとなってしまい、水子供養のような遣り切れなさが残る。 [[投票(1)] |
浮草(1959/日) | マチ子視線の熱量は小津のワンショットへの入魂を顕すし宮川の遠近を効かせた画が立体的な編集と相俟りパノラミックでさえある。天才同士の一期一会のコラボは理想的な結実となった。シュミーズ賀原夏子バストショットこそ衝撃。 (けにろん) | 舞台袖からの[投票(3)] |
冬冬の夏休み(1984/台湾) | review] (寒山拾得) | 冬冬の折り重なる目撃が大人の事情を垣間見た混乱の冗談である一方、妹の婷婷の寒子目撃は直截に心のなかに飛び込んでくる。この非対称性の巧みさ。 [[投票(3)] |
幕末太陽傳(1957/日) | review] (寒山拾得) | このフランキーの昏さ、いつご陽気さを失うか判らぬ喜劇俳優の危うさ。 [[投票(2)] |