DSCHさんの人気コメント: 投票数順(22/23)
人気コメント | 投票者 | |||
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フィフス・エレメント(1997/米=仏) | オールドマン、ホルムのちょこまかしみじみ可愛らしい働きに心が疼く。ブライオン・ジェームズのフィーチャーも泣ける。ウィリスはいつもの愛嬌たっぷりの強いおじさん(××××)で、私にとってこれは「愉しいおじさん映画(お座敷遊び系)」。人選とイジリの趣味がいい(個人的感覚)。更にベッソンが真性のB野郎であることを告白してくれたら和解するしかない(結局コレもフェイクなら私は泣きますが)。 [review] | けにろん | [投票(1)] | |
鉄男 THE BULLET MAN(2009/日) | 『鉄男』と『AKIRA』を足して2で割り、世紀末を経た21世紀初頭という今、実写版で(あわてて)リメイク・・・した感じ。 [review] | けにろん | [投票(1)] | |
ワイルドバンチ(1969/米) | 正義も悪もなく埃と血と脂に塗れてのたうち回る無意味が今日的意味を失わず、むしろ輝いていることは言うまでもない。また、蠍と蟻の咬み合いの開幕に漂う只ならぬ禍々しさ、馬の転倒のスロー描写には涎が出るが、モノクロ静止カットの挿入のタイミングがグダグダになっていくのが象徴するように、演出も意外なほど失速している。「破滅の美学」に感心しない私には演出の焦点の定まらない様相は致命的。 [review] | Sigenoriyuki | [投票(1)] | |
AKIRA(1988/日) | キーマンの「動機」や立ち位置が不明確で、宇宙だ記憶だのとモチーフをちらつかせられても理解の快感に直結せず、終盤の腰砕けと停滞で大友の脚本力・説得力欠如を致命的に露呈。しかし脚本の貧困諸共「ぶっ壊す」というアナーキズム偏向の自爆的破壊描写が映え、四の五の言ってんじゃねえよとでも言いたげな金田と鉄雄の咆哮に苦笑しつつ握り拳を固めてしまうのもまた事実。強引かつ浅く、なればこそ熱い。評価が難しい。 | モノリス砥石 | [投票(1)] | |
ウォレスとグルミット チーズ・ホリデー(1989/英) | よちよちまったりでシュールなスピード感。「面倒くさくてもとにかく手作り」という意地に「無意味の意味」が滲み、「愛せ、愛せよ」と私のこころが叫ぶ・・・チョチョイっと潤沢予算とCGで仕上げちゃうのとはお話の次元が違うのだ。筋からして丸きり「無駄手間」である。でも他愛なくかわいらしい無駄手間って、本当に素敵だよね。監督はきっとそれが「映画」だと言っているのだ。人生には無駄が必要なのだ。無駄を愉しめ。 [review] | 緑雨 | [投票(1)] | |
フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996/米) | 「お前ら一体何を大騒ぎしてたんだ!」素晴らしきメタなボケツッコミ。 [review] | けにろん | [投票(1)] | |
人狼 JIN-ROH(1999/日) | 無為な内輪もめと策謀と自己陶酔に包囲され閉塞する心。低く昏い空。虚ろな時代の暗黒の迷宮=地下水道で「赤ずきん」が流す「それでも、だからこそ愛しか寄る辺はないのに」というやるせなく苦い涙。このウエットな演出と独特の台詞回しには心の予期しない部分を突かれた。押井脚本の能書の空虚さ(本作については敢えてこの表現を使おう)はかえってベタな情感の反作用としててきめんに効を奏したと評価したい。 [review] | uyo | [投票(1)] | |
バーン・アフター・リーディング(2008/米=英=仏) | レビューする中身がない、と高評価するのが正解・・・と書くだけのつもりだったにも関わらず、やっぱりダラダラ書いちゃった。 [review] | けにろん | [投票(1)] | |
スター・ウォーズ 帝国の逆襲(1980/米) | R2を狙えば銀河は征服出来る、というお話はさておき、人の生死に「痛み」と「血のにおい」を感じるのは以降エピソード3を待たなければならない。この一方でロボット漫才にシリーズ中最もキレがあり、アクションシーンも適度なスピード、質量感。ハリウッドらしい娯楽精神と適度な真摯さが同居して、嫌みなく安心して観ることができる。ヨーダ愛爆発。 [review] | けにろん | [投票(1)] | |
好きだ、(2005/日) | もどかしい想いが空に、風に、水に、夜に、吸い込まれる。それでも吸い込まれまいとするささやかな抗いがどうしようもなく優しくも切ない空気を生む。その「空気」が主役の映画。拡散する想いを一手に集めるろうそくの灯りが美しい。空気を醸し、捉える制作陣と役者に拍手。宮崎↔永作の必殺タッグに鼻血・・・ [review] | 水那岐 | [投票(1)] | |
レッドクリフ PartI(2008/中国=香港=日=韓国=台湾) | 三國演義は魅力的な嘘臭さと単位の水増し感が肝なので、ワイヤーアクションなどのトンデモアクションとヒーロー乱舞は否定しない。しかし中華版スターウォーズとも呼ぶべき勧善懲悪と簡略に堕としたことで「正義」を相対化する今日的価値を喪失した。さらにエンタメの癖に曹魏陣営に魅力ゼロという不可解な凡ミスが重なる。さらに頭に来るのは・・・ [review] | Orpheus | [投票(1)] | |
雪の女王(1957/露) | 「女性」ゲルダによる凍りついた心の「無血開城」とカイのだらしない「男性」描写が宮崎御大のルーツには違いない。一方で最も哀れを誘うのは、孤独と高潔の鎧で身を固めた「雪の女王」の「氷解」と山賊の少女の「強がり」。二人ともさぞ苦しかったことだろう。こちらに思いを馳せてしまう分、アンデルセン的残酷と悲哀が際立つ。画の美しさは特筆。 | KEI | [投票(1)] | |
トロピック・サンダー 史上最低の作戦(2008/米=独) | 「イメージ」(類型化)=レッテル貼り=俳優差別=人種差別。呪符とも言うべき「レッテル」からの脱却を求めてもがくドタバタに託し、差別の仕組みを嫌味なく遠回しに愉しく解説したコメディの快作。ぱっと見そうは見えないという知性派。所詮A級とは言い得て妙だが、まあいいじゃないか。 [review] | 3819695 | [投票(1)] | |
田園に死す(1974/日) | 挿入される短歌が寺山の自意識過剰を無闇にPRしてその度に感興を削がれる。嫌悪すべき母の描写が中途半端なため、母へのトラウマに苦しむ様は「へえ大変ね。俺は母ちゃん大好き」レベルの他人事。恐山の異次元的イメージは映画的に創られたものではなく有りの儘だからスクリーン上では驚く事もない。色彩感も一辺倒。同時代的に目の当たりにした方の驚きは分かる気もするが、この「田園」で死ぬ気にはならない。 | ina | [投票(1)] | |
ベルヴィル・ランデブー(2002/仏=ベルギー=カナダ=英) | アニメーションの新古典主義宣言。 [review] | ina | [投票(1)] | |
モンティ・パイソン 人生狂想曲(1983/英) | エロ・グロ・クレイジー・バイオレントなバカ騒ぎを無作為に散りばめながらも、根底に冷たく透徹した視線をひしひし感じる「人生惨歌」。 [review] | ゑぎ | [投票(1)] | |
王手(1991/日) | 大阪新世界も将棋も日本海も全てがワンダーランドである私の目には、新世界の陽気な猥雑、喧嘩、将棋の「静」も「動」も等しくファンタジックなアクションに映る。「脳内格闘技」としての将棋を提示するアクション映画監督阪本順治に将棋のあの手この手は問題ではなく、道場はリングと等価。キャラ立ち合戦も丁度よい塩梅。國村隼が可愛いです。 | ぽんしゅう | [投票(1)] | |
顔(1999/日) | 「白馬の王子様」は現れない。 [review] | 赤い戦車 | [投票(1)] | |
スカイ・クロラ(2008/日) | 「閉ざされた空」との決別。 [review] | けにろん | [投票(1)] | |
イーストウィックの魔女たち(1987/米) | 人を苛めるジャック・ニコルソン もいいが、人に苛められるジャック・ニコルソン もキュート。と思える人じゃない限り観てはいけない。その点で『バットマン』と双璧をなす「ニコルソン映画」。 [review] | Myurakz | [投票(1)] |