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AONIさんの人気コメント: 更新順(3/30)

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★3博奕打ち(1967/日)この1本で若山富三郎は東映仁侠映画に欠かせない存在となった、と言っても過言ではない。そんな会心の悪役演技だ。自身の発案で身に付けたという丸縁メガネが、凄味を引き出す隠し味となっており、主役の鶴田浩二さえも完全に食ってしまっている。ジェリー, けにろん[投票(2)]
★312日の殺人(2022/仏=ベルギー)寡黙で感情を余り出さない主人公の主任刑事が、時節イラつき物にも当たる様が、事件捜査に対する焦燥感を上手いこと表現している。刑事たちの新人イジり、結婚悲観論、警察界に根強い男女差別など、描かれるエピソード、台詞がいちいちリアルだ。 [review]けにろん[投票(1)]
★3そして僕は途方に暮れる(2022/日)ダメ男主人公に対して、そのダメ親父を演じるトヨエツが「俺は頑張ったぞ」と呟くシーンが、妙に心に刺さる。そのポーカーフェイスとは裏腹に、煙草にジッポで火がなかなか付けられない仕草に、親父さんの揺れている気持ちが暗示されていて、トヨエツっていい俳優だなと実感。けにろん[投票(1)]
★3哀れなるものたち(2023/英)マッドサイエンティストと、その彼に生み出されたフランケン女性の物語。「マッドサイエンス」と「ヒューマニズムの萌芽」という相反するテーマを、絶妙なバランスでユニークに描いている。 徐々に人格を形成してゆき、自我に目覚める過程を演じるエマ・ストーンの演技は圧巻。けにろん[投票(1)]
★4天気の子(2019/日)超ド直球の青春純愛ドラマを堂々と描く新海誠という希有な映像作家が、この21世紀現在の大衆に支持されているという事実。これは決して不健全なことではないだろう。主人公の若者の独白口調は、「俺はこれでいいのだ!!」という新海誠の心の中の決意表明のようで興味深かった、(特にラスト)セント, 水那岐[投票(2)]
★3旗本退屈男 謎の大文字(1959/日)朝廷まで担ぎ出すスケールのデカい陰謀劇を企むなんて、さすがは山形勲だ。 天下御免の退屈男に対抗できるスケールのデカい悪役は、なかなかおりません。 [review]ジェリー[投票(1)]
★4眠狂四郎勝負(1964/日)哀れな遊女達が永眠する吉原の寺で生活する狂四郎。原作には無いらしいが、世の無常を超越したヒーロー像を際立たせるナイスな設定。この作品はプログラムピクチャーの良い手本。 [review]ジェリー, ゑぎ, 水那岐, 甘崎庵ほか5 名[投票(5)]
★3ボーン・アイデンティティ(2002/米)CIAの雇われ暗殺者たちを、クールに描く世界観が良い。 そんな暗殺者の中でもひと際、存在感を放つのがクライヴ・オーウェン。これがハリウッド映画の初出演作らしい。寡黙なスナイパー役ながら、隠しきれぬ濃い存在感だ。(誉め言葉です。)jollyjoker[投票(1)]
★4笑いのカイブツ(2023/日)違うだろツチヤ、やめとけよツチヤ、と、彼の言動を止めたい衝動に幾度となく襲われながら、果たして間違っているのは彼の方なのか?自分の方なのか?と激しく心を揺さぶられた。 己は失った、もしくは心の隅に追いやった、本作の主人公が持つ超ド真っ直ぐな承認欲求、そして痛々しいまでの自尊心に打ちのめされたのかもしれない。tredair, ぽんしゅう[投票(2)]
★4告発(1994/米)この作品のケヴィン・ベーコンの演技は本当に心打たれる。身を削る演技ってのは、正しくこのような演技を指すんだろう。 物語の最後、ケヴィン・ベーコンが刑務所長へ語りかけるシーンは、一生忘れないだろう。jollyjoker[投票(1)]
★4天狗飛脚(1949/日)クライマックスの追走劇における、テロップ(字幕)を活用して盛り上げる演出が実に巧い。丸根賛太郎はトーキー転換後の監督さんだが、サイレント活劇の演出技法を上手く使っている。ジェリー[投票(1)]
★3アリスとテレスのまぼろし工場(2023/日)少年・少女が、お互いの唇をこんなにも求め合うシーンを描くアニメ、他に例がないかもしれない。 ホラー映画にありがちなトリックだが・・・。 [review]ひゅうちゃん[投票(1)]
★4PERFECT DAYS(2023/日=独)クルマを運転しながら、泣いているような、笑っているような。本当にこういう人がいるのかも、と思わせてくれる役所広司の自然な演技。 「幸せの価値観」って、人それぞれだな、て改めて気付かせてくれる。 ヴィム・ヴェンダースがドキュメンタリー風で描き出す、東京の風景画もいい。印象的に映し出されるスカイツリーは、本当に東京の景色の一部として溶け込んだな、と実感。ジェリー, おーい粗茶[投票(2)]
★3ストレンジャーズ6(1949/米)米国の傀儡政権が誕生する前夜のお話。“自由の国”アメリカの介入を美化しているところが鼻に付く。 だけど、秘密警察の目を掻い潜りながらの息苦しい穴掘り作業、次第に精神に異常をきたす仲間、等々、この手の作品に欠かせない緊張感とドンデン返しが詰まっており、最後の最後まで飽きさせない。寒山拾得[投票(1)]
★4正欲(2023/日)人は誰しもレベルは違えど、周囲にはなかなか共感してもらえない欲(趣味や嗜好)を持っているもの。共感なんて得られなくとも構わないと趣味に没頭しつつも、ふと孤独さは感じるもの。「もう一人の頃には戻れないや」とツブやく登場人物の言葉はグサっと突き刺さった。 [review]けにろん[投票(1)]
★2ミスティック・リバー(2003/米)子供時代から続く、デイブのクジ運の悪さが見ちゃいられない。作品から、拳銃社会・米国の「私刑観」が伺われる。しかも、私刑について肯定もしないが否定もしない結末が、どうにも好きになれない。モノリス砥石[投票(1)]
★4ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023/米)この潔い結末!!交通ラッシュの中の銃撃格闘戦、真上の俯瞰カメラで長廻しするシューティングゲームのような戦闘はユニークで面白い。 それにしても疫病神ジョン・ウィック、「YOUは何しに大阪へ!?」 [review]ひゅうちゃん, けにろん[投票(2)]
★3首(2023/日)予想以上にマトモな北野武の歴史時代劇。 加瀬亮が演じる名古屋弁のブッ飛んだパンク信長は、個人的には歴代の織田信長演者の中で、一番イメージ通りの魔王キャラ。現代日本人から見たら、一番マトモな反応(人間)に見えるのが、(実在した)黒人サムライ弥助という皮肉!ひゅうちゃん[投票(1)]
★2太陽の季節(1956/日)頭でっかちで無理矢理感の否めない青春映画。こいつらのリッチな学生生活が半端じゃない!変に醒めた南田&長門カップルが、倦怠期を迎えたであろう実際の夫婦生活を想起させて笑える。 [review]寒山拾得, tkcrows, 直人, sawa:38[投票(4)]
★3ゴジラ-1.0(2023/日)本作のアムロ・レイこと、神木隆之介はハマり役。 いかにも昭和アナログ感のある「対ゴジラ作戦」に、こんなにもワクワク感を覚えてしまう不思議。現代の製作陣たちの、オリジナル『ゴジラ』そして「空想科学映画」への愛を感じるから、製作陣のワクワク感が観客へと伝わるんだろう。 [review]ひゅうちゃん[投票(1)]