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ゑぎさんのコメント: 投票数順

★3怪盗ルパン(1957/仏)見せる/見せない、ということをとても意識させる。題材からの要請(盗みの映画なのだから!)という面は勿論あるが、そういったレベルを超えているように思う。 [review][投票(1)]
★2ひとよ(2019/日)アヴァンタイトルで事件の夜から入るのはいい。このまゝ回想無しで、時系列に繋いでくれたら良いのだが、と思いながら見たが、やっぱり度々回想が用いられる。 [review][投票(1)]
★3キングダム 見えざる敵(2007/米)ラストで、これは耳打ちの映画だったのだ、という種明かしをする。「復讐の連鎖」という因果。 [review][投票(1)]
★3笛吹川(1960/日)もともと木下恵介ってスタイルの統一の無い人なのに、でもこういう実験は好き、という困った人なのだ。フィルムへの着色は殆ど何の効果も発揮していない。美醜にも影響していないのではないか。 [review][投票(1)]
★4雪国(1957/日)冒頭、汽車の窓に女の顔が浮かぶ。これが八千草薫で、本作の中でも、とびっきりのショットになっている。原作のあの有名な出だしだ。 [review][投票(1)]
★4蜂の巣の子供たち(1948/日)ロッセリーニも、デ・シーカも日本ではまだ公開されていない時期に清水宏はこれを作っていたのだ。このような映画を作ったことは、ワールドレベルで偉業だろう。 [review][投票(1)]
★3スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019/米)全編通じて、ドローンが悪の象徴として描かれるのが徹底していて良いと思う。プラハへ向かうバスでのアルプス越えの場面で、ドローンが、衛星から発射され襲ってくるクダリだとか、クライマックスのロンドンのシーケンスで博物館?の中に、ドローンが追って来る部分だとか、良く見せる。 [review][投票(1)]
★5五本の指(1952/米)なんと面白い!本作も絶好調のジョセフ・L・マンキーウィッツだ。アンカラ。晩餐会。ドイツ大使パーペンがダニエル・ダリューに話しかける場面から始まる。こゝの緩やかなカメラの前進移動で、既にうっとりする。また、このシーケンスの英国大使との入れ替わりの様子にクスリとさせられる。 [review][投票(1)]
★4ヒート(1995/米)全体にアンバランスなプロット構成だが、中盤の銀行強盗シーン後の凄まじい銃撃戦、このコンバットシューティングの演出が圧巻で、こゝだけで、映画史に残っているという感がある。 [review][投票(1)]
★5ザ・クラッカー 真夜中のアウトロー(1981/米)これぞ映画のケレン、と感じられるカットが5分置きぐらいに繰り出される(計測してませんが)。冒頭の雨の路上と、アパートの屋外非常階段を仰角からティルトダウンしたカットがもの凄いセンスの良いカットでまず吃驚。こゝも夜だが、この後も夜のシーンは全部いい。 [review][投票(1)]
★4嵐電(2019/日)本作は、井浦新安部聡子よりも、高校生たちよりも、大西礼芳金井浩人のエピソードだろう。まず、大西の関西弁のセリフが実にいい。そして、初めて読み合わせをする撮影所のシーンで、2人きりになってから、いきなり空気が変わり、真に「映画」の画面になる。 [review][投票(1)]
★3トレイン・ミッション(2018/米)本作は、ヴェラ・ファーミガの扱いが肝であり、美点。彼女は足、しかも印象的なヒールから登場する。この見せ方もいい。 [review][投票(1)]
★4女っ気なし(2011/仏)女二人のカットから始まる。母パトリシアと娘ジュリエット。主人公シルヴァンは本作では貸し家を管理している。母娘はヴァカンスだけの客。この3人の主要登場人物達の、登場カットのそっけなさがいい。しかし、全編に亘って、実に丁寧な、情愛にあふれた演出なのだ。 [review][投票(1)]
★4魂のゆくえ(2017/米=英=豪)ポール・シュレイダーらしい任侠映画。ヤクザやタクシードライバーやベトナム帰還兵と同じく、本作では聖職者がラストで殴り込みをかける。 [review][投票(1)]
★4乳房よ永遠なれ(1955/日)矢張り、田中絹代の映像感覚は面白い。のみならず、今見ても古びない驚きがある。例えば、分かりやすく驚かされる場面としては、月丘夢路が、森雅之杉葉子(夫婦)の家から、近くのバス停まで歩く、移動撮影のシーケンスショット(画面奥に川が見えている)だとか。 [review][投票(1)]
★5軽蔑(1963/仏)メタフィクショナルなカメラのカットから始まる。スタフ・キャストのクレジットは無く、ナレーションで読み上げられる。撮影者のラウール・クタールが、カメラをパンし、レンズが観客に突きつけられる、というオープニング。 [review][投票(1)]
★3小さな兵隊(1960/仏)アンナ・カリーナの部屋での写真撮影シーンが楽しい。カメラはキャノンだ。彼女の名前はヴェロニカ・ドライヤー(仏語の発音ではドライエルが近い)。カリーナがレコードを選ぶ。「バッハは朝8時。モーツアルトは夜8時。ベートーベンは夜中。今はハイドン。」という科白。ハイドンがかかる。 [review][投票(1)]
★5永遠の戦場(1936/米)ホークスらしく過去作『今日限りの命』を一部焼き直したような設定を持つ戦争映画だが、プロット展開においても、撮影においても、より深化した傑作だ。まず、本作でも、ジューン・ラングをめぐるワーナー・バクスターフレデリック・マーチの三角関係が描かれる。 [review][投票(1)]
★4バーバリー・コースト(1935/米)霧の海上を漂う船のカットから始まる。サンフランシスコを舞台とし、町を牛耳るサルーン経営者−エドワード・G・ロビンソンとその情婦でルーレットのディーラーを任されるミリアム・ホプキンス、そこに砂金で一山当てた純朴な青年、ジョエル・マクリーが加わって三角関係が描かれる。 [review][投票(1)]
★4今日限りの命(1933/米)ジョーン・クロフォードをめぐる3人の男の映画。彼女の兄がフランチョット・トーン。トーンの友人にロバート・ヤング。映画の冒頭で、ヤングはクロフォードに求婚する。そこにゲイリー・クーパーが登場し、三角関係を形成する。 [review][投票(1)]