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ハタリ!(1962/米) | review] (ゑぎ) | 「現実らしさ」を飛び越えた「映画的な現実」 [[投票(5)] |
娘・妻・母(1960/日) | 成瀬巳喜男にしかない視線の中でさらけ出される。ほんの脇役で笠置衆が出てくるが、この素ともとられかねない演出が成瀬リアリズムの真骨頂。 (ジェリー) | 実に豪華な顔ぶれだが、中身はややすかすか気味。それでも、金をめぐる家族の離合集散振りが[投票(1)] |
娘・妻・母(1960/日) | review] (淑) | 成瀬の非情の描写が冴える。日常のあれこれを淡々と写しながら、身の置き所の無い人々の生き辛さを浮かび上がらせる。台詞の端々にチラつく残酷さに唖然、そして痺れた。 [[投票(5)] |
東海道四谷怪談(1959/日) | 天知茂万歳! 男はとことん悪どく、女はとことん怖い映画。 [review] (AONI) | 不世出の「色悪」スター[投票(6)] |
東海道四谷怪談(1959/日) | 四谷怪談』中、怖さに於いてはこれがピカ一。天知茂演じる伊右衛門の極悪ぶりには一種の痛快ささえ憶える。 (町田) | 大遊園地のゴンドラで巡るお化け屋敷的興奮に充ちた序盤のレール撮影から薫る名作の風格。数多く撮られた『[投票(1)] |
東海道四谷怪談(1959/日) | 中川信夫のケレンたっぷりの演出が映える、クラシックのイメージを損なわずこちらの想像を上回るその演出力に身震いする。真の仕事が施された怪談映画。 [review] (t3b) | [投票(2)] |
落下の王国(2006/インド=米=英) | review] (づん) | 贅を尽くした、耽美で、残酷で、愛に満ちた作品。 [[投票(3)] |
イースタン・プロミス(2007/英=カナダ=米) | review] (緑雨) | 冒頭の床屋でのシーンから一気に映画の世界に引き込まれる。モーテンセンとカッセルはそれぞれ異なる種類のセクシーさを魅せる。そしてスタールの静かなる凄味。スタールとワッツが対峙する場面のぞくぞくするような緊張感。 [[投票(5)] |
名もなく貧しく美しく(1961/日) | 林光による静かな音楽という、ともすれば地味で眠くなるような演出だし、戦後を舞台にした猥雑な風景の映像なのに、まるでフランス映画のような美しさ。もちろん、高峰秀子と、一言もセリフの無い小林桂樹の人並み外れた精緻な演技力も、一助となっている。['07.11.24新文芸坐] [review] (直人) | 思ったより泣けなかったが、二人の生活を実に丁寧に細やかに描いている。二人が手話で会話するシーンは、字幕と[投票(1)] |
名もなく貧しく美しく(1961/日) | review] (ぽんしゅう) | 忘れられた人びとの話である。戦前、戦中において聾唖であるということは、神の兵士として戦うことのできない男であり、神の民たる子を生むことのできない女だ。おそらく社会から無視された存在だったであろう。しかし、それでも彼らは生きていかねばならいのだ。 [[投票(1)] |
稲妻(1952/日) | review] (町田) | 浦辺粂子の愚痴最高。小沢榮の厭らしさ絶頂。香川京子のかわいさ絶品。私は打たれた。 [[投票(4)] |
稲妻(1952/日) | review] (ジャイアント白田) | 「すぎわいは草の種」とはよく言ったもので、どうしょうもない人間が、次々にどうしょうもない人間じゃない人を仲間に引きずり込むパターンの多さを視覚的にコミカルに描いていて好感度大。適度に配置されたヒーリング効果のある言葉が、どうしょうもない人間の価値を谷底に落とさない効果を果たす。これぞ成瀬マジック。 [[投票(4)] |
皇帝円舞曲(1948/米) | review] (shiono) | クレーンとパンで受付から客室まで見渡せる”フィドル・イン”のセットなどはいいと思うが、全体的にどうもハジけてない。イケてない。 [[投票(1)] |
マリア(2006/米) | けにろん) | 今更の題材だが、相互信頼を醸成する道行きとして、又運命に導かれる三賢人との従容たる邂逅として構成し、ロケ選定の的確な効果を含め確信に充ち物語に正対している。その強度を買う。役者も皆慎ましやかで良い。 ([投票(1)] |
栄光への挑戦(1966/日) | 垂水悟郎の不気味さ。生き様が交錯する二人の刑事(小林桂樹・北村和夫)。男達を不安げに見つめ続ける浅丘ルリ子。和製ハードボイルドとしては最高レベル。 (ぽんしゅう) | 叙情を醸す湿った艶っぽい色調。スピード感溢れるアクション。裕次郎の都会性に拮抗する[投票(1)] |
タバコ・ロード(1941/米) | ジョン・フォードのFOX時代の文芸映画の系譜ととらえることもでき、確かに緩やかな文芸映画らしい時間演出を試みられている部分もあるのだが、しかし一方でどんなフォード映画とも似ていない圧倒的な破壊の映画である。いや映画史上で、このような破壊的な自動車の使われ方をした例が他にあるだろうか。 [review] (ゑぎ) | 本作は[投票(5)] |
雁の寺(1962/日) | 川島雄三は時に馬鹿馬鹿しささえ感じさせる突飛なカメラ視点から追求、代弁する。便所と墓場のシーンは圧巻。 [review] (町田) | けして取り戻せぬ母性に、けして羽ばたけぬ空に、少年僧慈念が抱いた両義的な感情を、[投票(3)] |
雁の寺(1962/日) | review] (ちわわ) | 戦前の禅寺を舞台に、さまざまな情念が湧き出る。 この切り口の鋭さ。やはり川島はただものではない。 [[投票(3)] |
トウキョウソナタ(2008/日=オランダ=香港) | review] (ぽんしゅう) | まずは、持ち前の不穏さを半透明のオブラートに包み込み、ことあるごとにちらつかせつつ、静かに揺さぶり続ける黒沢演出の繊細さに魅了された。線路ぎわの家から街へと彷徨う父や次男の不規則かつ自然な「導線」が、どうしてこんなに面白いのだろうと関心する。 [[投票(8)] |
ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007/英=仏) | review] (Myurakz) | 安心して楽しみ、安心して気持ち良くなることのできる映画だった。作り手の用意したステージを間違えずにしっかり乗れば、そのままあちこちへ連れ回してくれ、最後には息のつけるゴールへと導いてくれる。こういう映画のことを“良作”っていうんだと思う。 [[投票(5)] |