DSCHさんのお気に入りコメント(3/144)
アンブレイカブル(2000/米) | review] (緑雨) | テーマやオチのくだらなさなんて最早眼中になく、片や不死身の男、此方生まれる前から骨折していた男、その対比が面白いじゃん、というモチーフだけで100分の尺の映画をケレン味たっぷりに撮ってしまう野心に感動する。 [[投票(3)] |
アンブレイカブル(2000/米) | シャマランの方法論が誰の目にも明らかになった作だが、わざわざエドゥアルド・セラまで招いてくるのだからその「格調高い画面」へのこだわりは並ではない。「列車」「階段」「自動車」「駅」等の装置活用はヒッチコックの子供たる自覚の表明だろう。 [review] (3819695) | 馬鹿話を過剰な緊張感と格調高い画面で大真面目に語る、という[投票(7)] |
ロブスター(2015/アイルランド=英=ギリシャ=仏=オランダ=米) | review] (jollyjoker) | 社会の、いや、人間の不条理を考えさせられるシュールな作品。このちょっとグロくてヘンな作品が好きな自分が好きだったりして。可笑しくて切なくて、もう一回見たい。 [[投票(2)] |
ロブスター(2015/アイルランド=英=ギリシャ=仏=オランダ=米) | review] (シーチキン) | 独特な、ユーモラスのある画づくりは見ていてそこそこ楽しい。本作は、様々な立場の人が、様々な立場に対して持っているような、固定観念、先入観みたいなものを笑っているのかなと思う。 [[投票(2)] |
ロブスター(2015/アイルランド=英=ギリシャ=仏=オランダ=米) | ぽんしゅう) | 黙って管理される側(独身者たち)の無抵抗が滑稽で不気味なのだが、現実社会で暗黙の圧力に耐えている人々もこう見えるのかもしれない。そして、それは自分なのかもしれない。だから随所に仕掛けられた「笑い」を、素直に笑ってしまうと気まずい気がするのだろう。 ([投票(2)] |
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017/英=アイルランド) | ジェリー) | エピソード間に解説的な因果を含ませず、自由な解釈を進んで受け入れる構造。この多義的なアイコンを巡って様々な解釈遊びが飛び交うことを期待する。私的には、米国エスタブリッシュメントに対する、下流白人からのルサンチマンの図象化と見た。体幹を腐らせた大国がいつか足萎えになる日をこの映画は暗示する。 ([投票(1)] |
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017/英=アイルランド) | review] (はしぼそがらす) | お父ちゃんよ、「テレビ禁止」の次が「髪を刈り取って食わせる」って、罰のグレードいきなり上がりすぎでは… [[投票(1)] |
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017/英=アイルランド) | けにろん) | シンプル過ぎるまでにB級オカルトの梗概なのに凄まじい抑圧を科した空気の密度と抑制された台詞・演技の空隙によりギリシャ悲劇めいた格調に至る。とんだハッタリの三百代言だが突き抜ける終局の帰結はシャレじゃないレベル。そして夢に出そうなパスタ喰い。 ([投票(3)] |
ワイルド・アット・ハート(1990/米) | イザベラとデフォーの変態的存在感。マッチの炎とバダラメンティの音楽。そのイカした除法。 (けにろん) | 極楽恋愛道を往く2人の地獄巡りは「ラブ・ミー・テンダー」で強引に帳尻を合わせたが屹立してるのは地獄の方であった。怖いヤーさんが退いた後を締める[投票(2)] |
THE BATMAN ザ・バットマン(2022/米) | review] (週一本) | 「バットマンやれるチャンスなんて誰もが手にできるワケじゃねーからな!!」って制作サイドがゴリゴリに力入りまくってるのが、そういうのがガンガンに伝わってくるのが素晴らしいんだよね! [[投票(2)] |
枯れ葉(2023/フィンランド=独) | review] (淑) | カウリスマキは勝てそうにない側に賭ける奴で、戦争がおきようが失職しようが、ロマンの方に張るという意思は強固だ。そのダンディズムが古くさいすれ違いメロドラマに息を吹きこむ。今どきタバコをバカスカと吸う映画を撮る非順応主義的態度も称賛に値する。 [[投票(4)] |
サイコ・ゴアマン(2020/カナダ) | ひゅうちゃん) | これはなかなかの拾い物。起承転結しっかり?していて、映画の基本を無難に押さえた作品。とはいえ、タイトルどおり、ゴアシーンもふんだんなので、ご注意を。 ([投票(1)] |
マーターズ(2008/仏=カナダ) | フランク・ヘネンロッター(映画監督『バスケット・ケース』)」との宣伝文。知的であるはずがない。それにしても、ホラーはどうしてこんなにつまらなくなってしまったのか。「拷問ポルノ」というホラーの墓場。(2011.8.8) [review] (HW) | 「“真に知的な作品。”――[投票(2)] |
首(2023/日) | アウトレイジ』かと思ったら「風雲たけし城」だった。不謹慎を笑う映画。 [review] (ペペロンチーノ) | 『[投票(8)] |
クー!キン・ザ・ザ(2013/露) | ペンクロフ) | オリジナルを100とすると13くらいの映画。なぜリメイクしたのか、なぜアニメなのか、監督の意図が知りたい。故人だけど。 ([投票(1)] |
ゴジラ-1.0(2023/日) | イリューダ) | アメリカ不在の戦後日本など戦後日本と言えるのか?徹底的に旧日本兵の慰撫と憐憫のために暴れてくれるゴジラはGMKからもシン・ゴジラからも思想的に大きく後退している。 ([投票(3)] |
アメリカン・スナイパー(2014/米) | イーストウッド版『グリーンベレー』とまでは言わぬが矢張り9・11を起点とした報復論理で捉えた戦争は自国民の犠牲という帰結への詠嘆では事足りぬ。砦からの脱出ばりのクライマックスも陳腐。イラク側スナイパーの更なるフィーチャーこそ要件だった。 (けにろん) | [投票(3)] |
M3GAN/ミーガン(2022/米) | Soul Driver) | 「いや、チャイルドプレイやん。」と思いつつも、興味深い映画だ。この映画から1年、誰よりも真摯にChatGPTは私の問いに答えてくれる。家族や友人に聞きづらい質問をGoogleに打ち込んだことの無い人は居ないだろう。そういう意味では、日々ネットワークに蓄積される「知」は既に神そのものなのだ。 ([投票(1)] |
カンダハル 突破せよ(2022/英) | バトラーのマッチョな活劇としての迎合側面はあるにしても、追う側のイスラム原理主義勢力を単なる妄信的な「悪」としてではなく血の通った人格として描こうとする試みが拝金主義な独立部族などと綾為して中東の混沌を表出する。意外なまでの平衡感覚。 (けにろん) | [投票(1)] |
牛久(2021/日) | review] (ペンクロフ) | 良心的納税拒否をしたくなる/追記あり [[投票(2)] |