★4 | タチの作家性の発揮という点ではまだ若干の不満が残るが、それでも最高の映画には違いない。ボートがまっぷたつに折れてサメになるというくだりの馬鹿馬鹿しさとすっとぼけた感じは、真似しようと思ってもできるものではない。思わず笑ってしまった。 [review] (3819695) | [投票(1)] |
★2 | 残念ながら笑いのツボに合わなかった。破壊力十分のダイナマイトなのに、導火線が湿っていてほとんど使い物にならなかったかのような印象。[Video] [review] (Yasu) | [投票] |
★2 | ドリフを見カトケンのコントを見ダウンタウンのコントを見て先祖帰りでチャップリン等を見て育ちグローバル経済の潮流に流され結果をすぐに求められ心に余裕がない現代人にとっては残念ながらストレス増幅装置的映画。オリジナリティと色あせない新鮮さの無さが致命的。 (ジャイアント白田) | [投票(2)] |
★4 | 『ぼくの伯父さん』や『プレイタイム』程の透徹した映画性は無い。しかしタチの中では最も親しみやすい良作だろう。勿論そうは云ってもノイズの使い方や窓を取り込んだ画面造型等「これぞ映画」と思わせる仕掛けも随所にある。最も印象深いシーンは二つのアイスクリームを運ぶ幼児のシーン。このサスペンス醸成はただごとではありません。 (ゑぎ) | [投票(1)] |
★5 | 音遊び満載。日本語の擬音語で言うところの“ガヤガヤ”の音がすごく良い。 [review] (tomcot) | [投票(1)] |
★3 | 爆笑するとか痛いとかではなく、ぼんやり浸り続けていたいという種類の笑いですね。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | 音と空間造型、そして悠々と流れる時間の映画。コメディとしてもそれなりに良く出来てるけど、変に笑いを期待したり、無理に声を上げて笑おうとするよりは、唯、この異様な映画空間に全身を浸して、ときどきニヤッとする、それだけの方が遥かに心地良いし、俺には合ってる。 (町田) | [投票(2)] |
★3 | じめじめせずカラっとしたビーン、誰の気にも止まらない寅さんといった感じで、ふらっと来てふらっと去っていくのがいい。ギャグのヒット率は低いがBGMのように何度も繰り返されると笑ってしまう
(TOMIMORI) | [投票] |
★4 | 「タチの悪い客が増えたな」字幕までフザけてる!(06・7・25) [review] (山本美容室) | [投票(1)] |
★4 | 『ぼくの伯父さん』のようなしみじみ感がない分、笑いの純度はこっちの方が上だったような気がする。 (くたー) | [投票] |
★4 | 絶妙に緩い。その緩さは演出力不足から生じる類のものでは決してなく、むしろ圧倒的な演出力のもと周到に醸し出された緩さなのである。人物の重層的な配置とその動き、音の使い方、カメラ位置の厳格さ。小津やブレッソンにも匹敵する恐るべきシネアスト、それがジャック・タチだ。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 何と言うか、まあ『プレイタイム』もこんな感じだったので、これがタチ姿(スタイル)なのだろうと・・・。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★4 | 甘ったるくて軽妙な、あのテーマ曲がとても心地よく、そこにユロ氏の車の「バキバキッ」っていうエンジン音が重なっていくのが、妙に味がある。 [review] (緑雨) | [投票] |
★3 | このユローという受動的キャラクターが少なからずイラつく。チャップリンの模倣もあからさまでオリジナリティがない上に攻撃性に転化するまでもいかない弛緩ギャグは未だ幾何学構図の冷徹を獲得していない。バカンス風景の郷愁感だけが救い。 (けにろん) | [投票(3)] |