★4 | 云うまでもなく傑作。退屈になりがちなフラッシュバックを小沢栄太郎の怪演で支える前半。後半は若尾文子の「本性」で一気に勝負をかける。鬼気迫るフィルム・ノワール。というか若尾のオフィス襲来シーンに至ってはほとんど怪談。若尾演技の圧倒的な説得力と照明術がそれを正当化する。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★4 | 「頭で考える」男と「心につき動かされる」女の間の深い断絶を見せられたかのようだ。若尾文子と川口浩のどちらに感情移入するかで、印象が180度変わりそうだな。[Video] [review] (Yasu) | [投票] |
★4 | 宿業とも言うべき執着の相が輝かしいオーラを放つ増村的女性の極致を見ることが出来る。しかし、登場する男にも女にもフォーカスを当てて見ることが可能な、カットされた宝石のような多面性もまたこの映画の魅力だ。 [review] (ジェリー) | [投票(3)] |
★4 | シネスコの画面左に男の顔。来たぜ!レンズを3つ付けた16ミリのシネカメラ(ボレックスみたいな)を回し始める。裁判所の前。画面右奥にもカメラを回す男がいるディープフォーカス。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | 彩子の愛をまともに受けとめられる男などこの世に存在しない。増村保造は若尾文子という稀代の憑依女優を使って魅惑のモンスターをつくりだすという荒業で愛憎の極みを描いてみせる。どんな男も彩子に憧れ魅了されるが決して近づくことはできない。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★5 | 文子ちゃん、きゅ〜〜〜〜っ! [review] (ボイス母) | [投票(17)] |
★5 | 法廷でチラチラと恋人の様子を覗き見る落ち着きの無い若尾さん。婚約者の「私達結婚するんです」発言に反応する上目使いの若尾さん。ああ若尾さん、そんな目で人を見てはいけません。 (町田) | [投票(11)] |
★4 | 男の無責任な優しさが殺意を育むのだとしたら、それが罪でなくてなんであろう。 [review] (G31) | [投票(1)] |
★4 | 夫が辱める。検察官も、弁護士も、世間も、カメラまでもが辱める。辱められて、さらに輝く若尾文子。監督、分かってらっしゃる。 [review] (くたー) | [投票(13)] |
★3 | 若尾文子を除けば琴線に触れるものはなかった。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 山なんて行くもんじゃないね。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★5 | 女はただひたすら愛に飢え、愛を与えてくれる男を一途に求める。男は違う。愛するにも理由を欲しがる。恰好をつけずには生きてゆけない。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★4 | 通常の増村映画の若尾扮する論理に立脚したクールなキャラとは正逆な女主人公なのだが、それはそれで徹底的に押しまくる増村演出は良しとしても、冒頭の肝心な山岳描写がこうも陳腐では興醒めだ。果てまで行きつく加虐的昼メロのメルクマール。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 何で若尾文子の相手役に、あんなに大根の川口浩なんだろうかと考えたが、若尾が喰われない為に調度いい位の演技力って事だろうか? [review] (直人) | [投票(2)] |
★3 | 案外、馬淵晴子が尤もなことを言う。 (kenichi) | [投票(1)] |